TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025080047
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193021
出願日
2023-11-13
発明の名称
非水電解液用添加剤、非水電解液、及びリチウムイオン二次電池
出願人
第一工業製薬株式会社
代理人
弁理士法人蔦田特許事務所
主分類
H01M
10/0567 20100101AFI20250516BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】非水電解液を含むリチウムイオン二次電池のサイクル特性を向上する。
【解決手段】実施形態に係る非水電解液用添加剤は、正極と負極と非水電解液とを含むリチウムイオン二次電池において非水電解液に添加される添加剤である。該添加剤は、オキセタン環を末端に持ちかつウレタン結合を有する化合物を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
正極と負極と非水電解液とを含むリチウムイオン二次電池における非水電解液用添加剤であって、オキセタン環を末端に持ちかつウレタン結合を有する化合物を含む、非水電解液用添加剤。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記化合物がポリカーボネートポリオール由来の構造を有する、請求項1に記載の非水電解液用添加剤。
【請求項3】
前記化合物は1分子当たりのオキセタン環の数が平均値で2.0~100個である、請求項1に記載の非水電解液用添加剤。
【請求項4】
前記化合物の重量平均分子量が2,500~200,000である、請求項1に記載の非水電解液用添加剤。
【請求項5】
正極と負極と非水電解液とを含むリチウムイオン二次電池のための非水電解液であって、支持塩、非プロトン性溶媒、及び、オキセタン環を末端に持ちかつウレタン結合を有する化合物を含む、非水電解液。
【請求項6】
炭酸ビニレン及び/又は炭酸フルオロエチレンを更に含む、請求項5に記載の非水電解液。
【請求項7】
正極と、負極と、請求項5又は6に記載の非水電解液と、を含むリチウムイオン二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、非水電解液用添加剤、非水電解液、及びリチウムイオン二次電池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池は、正極と負極と非水電解質とを備えて構成されており、サイクル特性などの電池特性を向上することが求められている。サイクル特性を向上するため、例えば、特許文献1には、非水電解質にメタクリル酸メチルと(3-エチルオキセタン-3-イル)メチルメタクリレートとの共重合体を配合すること、及び、該共重合体とともにビニレンカーボネートを配合することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-88767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リチウムイオン二次電池の非水電解質としては、液状の非水電解液と、ゲル状の固体電解質がある。一般に、非水電解液に重合体を添加すると電導度が低下するが、本発明者は、ある特定の重合体を非水電解液に添加すると、リチウムイオン二次電池のサイクル特性が向上することを見出した。
【0005】
本発明の実施形態は、非水電解液を含むリチウムイオン二次電池のサイクル特性を向上することができる、非水電解液用添加剤、並びにそれを用いた非水電解液及びリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下に示される実施形態を含む。
[1] 正極と負極と非水電解液とを含むリチウムイオン二次電池における非水電解液用添加剤であって、オキセタン環を末端に持ちかつウレタン結合を有する化合物を含む、非水電解液用添加剤。
[2] 前記化合物がポリカーボネートポリオール由来の構造を有する、[1]に記載の非水電解液用添加剤。
[3] 前記化合物は1分子当たりのオキセタン環の数が平均値で2.0~100個である、[1]又は[2]に記載の非水電解液用添加剤。
[4] 前記化合物の重量平均分子量が2,500~200,000である、[1]~[3]のいずれか1項に記載の非水電解液用添加剤。
【0007】
[5] 正極と負極と非水電解液とを含むリチウムイオン二次電池のための非水電解液であって、支持塩、非プロトン性溶媒、及び、オキセタン環を末端に持ちかつウレタン結合を有する化合物を含む、非水電解液。
[6] 炭酸ビニレン及び/又は炭酸フルオロエチレンを更に含む、[5]に記載の非水電解液。
[7] 正極と、負極と、[5]又は[6]に記載の非水電解液と、を含むリチウムイオン二次電池。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によれば、非水電解液を含むリチウムイオン二次電池のサイクル特性を向上することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態に係る非水電解液用添加剤は、正極と負極と非水電解液とを含むリチウムイオン二次電池において該非水電解液に添加される添加剤であって、オキセタン環を末端に持ちかつウレタン結合を有する化合物(以下、オキセタン環含有化合物ともいう。)を含む。かかるオキセタン環含有化合物を非水電解液に添加することにより、リチウムイオン二次電池のサイクル特性を向上することができる。
【0010】
該オキセタン環含有化合物は、分子内にウレタン構造を有するとともに、オキセタン環を末端に有する化合物であり、好ましくは、ポリウレタンをベースとして、その末端にオキセタン環を有する重合体である。そのため、一実施形態に係るオキセタン環含有化合物は、ポリオールとポリイソシアネートを反応させてなるポリウレタンと、該ポリウレタンの分子末端に付加されたオキセタン環とを含むものであり、ポリオール由来の構造とポリイソシアネート由来の構造を有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
APB株式会社
二次電池
1か月前
APB株式会社
二次電池
3日前
株式会社電知
組電池の製造方法
10日前
株式会社東光高岳
変圧器
24日前
株式会社東光高岳
変圧器
24日前
ローム株式会社
半導体装置
4日前
ローム株式会社
チップ部品
27日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
4日前
株式会社高田製作所
電源切替器
4日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
5日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
16日前
CKD株式会社
倣い装置
20日前
株式会社村田製作所
電池
4日前
株式会社不二越
ソレノイド
9日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
株式会社不二越
ソレノイド
19日前
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
18日前
株式会社ダイヘン
ヒューズ
13日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
16日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
25日前
株式会社ニフコ
構造体
3日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
26日前
SMK株式会社
コネクタの取付構造
20日前
新電元工業株式会社
磁性部品
27日前
富士電機株式会社
半導体装置
20日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
10日前
CKD株式会社
傾き調整装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
電池昇温装置
20日前
新電元工業株式会社
磁性部品
27日前
TDK株式会社
電子部品
4日前
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
9日前
日本板硝子株式会社
車両用のガラス体
10日前
TDK株式会社
電子部品
4日前
続きを見る
他の特許を見る