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公開番号
2025089224
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2024060768
出願日
2024-04-04
発明の名称
解重合性共重合ポリマー
出願人
栗田工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08F
220/18 20060101AFI20250605BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 熱や光によって重合体(ポリマー)が単量体(モノマー)に分解する解重合性を有し、再利用することが容易な共重合ポリマーを提供する。
【解決手段】 解重合性ホモポリマーは、加熱や光などでモノマーに分解する解重合性ホモポリマーを構成する第一のモノマーと、この第一のモノマーと異なる第二のモノマーとを共重合させた、解重合性共重合ポリマーであって、前記第一のモノマーがメタクリル酸メチル(MMA)であり、前記第二のモノマーがスチレン(St)である。解重合性共重合ポリマーは、MMA:Stが90:10~10:90(モル比)であることが好ましい。解重合性共重合ポリマーの重量平均分子量(Mw)は、5,000~1,000,000(Mw)であればよい。さらに、解重合性共重合ポリマーの熱分解温度は、280℃~500℃であればよい。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
加熱や光などでモノマーに分解する解重合性ホモポリマーを構成する第一のモノマーと、前記第一のモノマーと異なる第二のモノマーとを共重合させた、解重合性共重合ポリマーであって、前記第一のモノマーがメタクリル酸メチル(MMA)であり、前記第二のモノマーがスチレン(St)である、解重合性共重合ポリマー。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記解重合性共重合ポリマーにおけるメタクリル酸メチルとスチレンとのモル比が、10:90~90:10である請求項1に記載の解重合性共重合ポリマー。
【請求項3】
前記解重合性共重合ポリマーの重量平均分子量(Mw)が、5,000~1,000,000である請求項1に記載の解重合性共重合ポリマー。
【請求項4】
前記解重合性共重合ポリマーの熱分解温度が、280~500℃である請求項1~3のいずれか1項に記載の解重合性共重合ポリマー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱や光によって重合体(ポリマー)が単量体(モノマー)に分解する解重合性を有する共重合ポリマーに関し、特に熱により解重合した際に残渣が残りにくい解重合性を有する共重合ポリマーに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
プラスチック(ポリマー)は耐久性や耐熱性に優れる素材としての技術開発が進み、様々な素材が市場で使用されている。一方、これらプラスチック材料は環境では自然分解されない。このため、環境への影響が指摘されているが、現状では、十分なリサイクル技術は確立されていないために、その多くが廃棄されている。特に、金属とプラスチックが複合化された複合材料にあっては、それぞれの材料を分離回収することが難しいために、その多くは埋め立て処分されているのが現状である。
【0003】
近年、SDGsへの関心の高まりに応じて、生分解性ポリマーなどプラスチックを分解する技術や、プラスチックを回収して再利用する様々な取り組みが進められている。
【0004】
しかしながら、生分解性ポリマーは、生分解途中の物質の環境における安全性や、分解途中の物質がマイクロプラスチックとなり、これらを環境生物・海洋生物が摂取した場合の影響などが明確になっていない。さらに、生分解性ポリマーは、廃棄物削減に対しては一定の効果があるものの、再利用という課題に関しては、リサイクル品の物性の低さなどの問題もあり、根本的な課題解決には至っていない。さらに、廃棄物削減の観点においても、分解までの時間が長く、著しい場合は数カ月以上かかる場合もあるという問題点がある。
【0005】
また、ペットボトルなどはリサイクルして再利用することが行われているが、従来のメカニカルリサイクルでは、繰り返し使用すると着色するため、一定量のバージンポリマーを添加する必要がある。また、ケミカルリサイクルするためには特殊な化学薬品などを使用してモノマーにまで分解する必要があり、多大な手間とエネルギーを必要とするという問題点がある。さらにリサイクル品の用途も限定されるという問題点もある。
【0006】
そこで、熱や光などの簡単な方法でプラスチックをモノマーに分解し、再利用できる素材や方法が求められている。例えば、ポリメタクル酸メチル、ポリスチレンといったホモポリマーについて、熱や光などの簡単な方法でモノマーに分解する技術が検討されている(例えば、特許文献1、特許文献2、非特許文献1)。
【0007】
しかしながら、この場合においても、より低温で熱分解できることが望まれている。また、ポリスチレンについては、熱分解ではモノマー回収率が60~70%と低いため、モノマー回収率を高めることが望まれている(非特許文献1、非特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
米国特許第9650313号公報
特表2006-526582号公報
【非特許文献】
【0009】
大谷肇ら、「高分子の熱分解特性」高分子,高分子学会,46-6,394(1997)
有井忠、「同時示差熱天秤-質量分析(TG-MS)法によるポリスチレンの熱分解」J.Mass Spectron.Soc.Jpn.、Vol.51,No.1,235(2003)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、熱や光によって重合体(ポリマー)が単量体(モノマー)に分解する解重合性を有し、再利用することが容易な共重合ポリマーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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