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公開番号2025080944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194356
出願日2023-11-15
発明の名称断熱工事用の検査治具
出願人株式会社日本アクア
代理人個人,個人,個人
主分類G01B 5/06 20060101AFI20250520BHJP(測定;試験)
要約【課題】現場吹付施工によるウレタンフォーム製の断熱層の検査に用いる検査治具を提供する。
【解決手段】現場吹付施工によるウレタンフォーム製の断熱層Bの検査に用いる検査治具Aであって、長尺状を呈する串部10と、串部10を挿通しつつ串部10の長尺方向に移動自在な移動部20と、を少なくとも具備する。本検査治具Aを断熱層Bに差し込み、串部10先端から移動部20までの離隔長を断熱層Bの厚さとして計測することができる。また、移動部20を構成する接触部30および対向部40の間の隙間に厚み確認ピンDを取り付けて、断熱層Bへの厚み確認ピンDの設置作業を行うこともできる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
現場吹付施工によるウレタンフォーム製の断熱層の検査に用いる、検査治具であって、
長尺状を呈する、串部と、
前記串部を挿通可能に構成し、当該串部の長尺方向に移動自在な、移動部と、
を少なくとも具備することを特徴とする、
断熱工事用の検査治具。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記移動部が、前記串部によって串刺し状に挿通可能な、接触部および対向部を少なくとも有し、
前記接触部は、前記串部を前記断熱層に差し込んだ際に当該断熱層の表面と当接して移動可能であり、
前記対向部は、前記接触部よりも前記串部の後方に位置して前記接触部とともに相対移動し、
前記接触部と前記対向部との間の隙間に、厚み確認ピンを取付可能に構成したことを特徴とする、
請求項1に記載の断熱工事用の検査治具。
【請求項3】
前記接触部と前記対向部を連絡する、連絡部を更に有し、
前記連絡部が、
前記対向部よりも後方に位置し、前記接触部および前記対向部とともに、前記串部によって串刺し状に挿通可能な、支持部と、
前記支持部の一端と前記接触部とを接続する、第1の接続部と、
前記支持部の他端と前記対向部とを接続する、第2の接続部と、
を有することを特徴とする、
請求項2に記載の断熱工事用の検査治具。
【請求項4】
前記第2の接続部を前記第1の接続部へと近づけるように押し込むことで、前記接触部に設けた挿通孔と、前記対向部に設けた挿通孔と、前記支持部に設けた挿通孔とが平面視上連通することを特徴とする、
請求項3に記載の断熱工事用の検査治具。
【請求項5】
前記串部に、当該串部の先端からの長さを示す目盛りを設けてあることを特徴とする、
請求項1に記載の断熱工事用の検査治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現場でのウレタンフォームの注入や吹き付けによって形成する断熱層に対し、当該断熱層が適切に形成されたか否かを検査するための検査治具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
断熱工事が適切に実施されたことを確認するための検査の中には、断熱層の厚みを非特許文献1に記載のようなウレタン厚み測定器で計測し、計測した断熱層の厚みにあわせて、特許文献1,2に記載の厚み確認ピンを、断熱層に差し込んで設置する作業がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-197073号公報
実用新案登録第3073534号公報
【非特許文献】
【0004】
日本ウレタンエンジニアリング株式会社「ウレタン厚み測定機」http://www.nue.co.jp/products/gauge/NUE674-T.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した従来の手法で、天井側の断熱層などの作業員の手が届きにくい箇所に設けた断熱層の検査を行う際には、作業員が脚立などの足場を用いて、断熱層に近づいて、厚みの計測作業や厚み確認ピンの設置作業を行う必要があった。
【0006】
よって、本発明は、より利便性に優れる断熱工事用の検査治具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべくなされた本願発明は、現場吹付施工によるウレタンフォーム製の断熱層の検査に用いる、検査治具であって、長尺状を呈する、串部と、前記串部を挿通可能に構成し、当該串部の長尺方向に移動自在な、移動部と、を少なくとも具備することを特徴とする。
また、本願発明は、前記移動部が、前記串部によって串刺し状に挿通可能な、接触部および対向部を少なくとも有し、前記接触部は、前記串部を前記断熱層に差し込んだ際に当該断熱層の表面と当接して移動可能であり、前記対向部は、前記接触部よりも前記串部の後方に位置して前記接触部とともに相対移動し、前記接触部と前記対向部との間の隙間に、厚み確認ピンを取付可能に構成してもよい。
また、本願発明は、前記接触部と前記対向部を連絡する、連絡部を更に有し、前記連絡部が、前記対向部よりも後方に位置し、前記接触部および前記対向部とともに、前記串部によって串刺し状に挿通可能な、支持部と、前記支持部の一端と前記接触部とを接続する、第1の接続部と、前記支持部の他端と前記対向部とを接続する、第2の接続部と、を有するよう構成してもよい。
また、本願発明は、前記第2の接続部を前記第1の接続部へと近づけるように押し込むことで、前記接触部に設けた挿通孔と、前記対向部に設けた挿通孔と、前記支持部に設けた挿通孔とが平面視上連通するよう構成してもよい。
また、本願発明は、前記串部に、当該串部の先端からの長さを示す目盛りを設けて構成してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、以下に記載する効果を有する。
(1)串部先端からの移動部までの離隔長を計測することで、断熱層の厚さを計測することができる。したがって、天井側の断熱層などの作業員の手が届きにくい箇所に設けた断熱層の厚さを計測する際にも、本発明に係る検査治具を用いた遠隔での計測作業が可能となる。
(2)天井側の断熱層などの作業員の手が届きにくい箇所であっても、本発明に係る検査治具を用いることで、厚み確認ピンの設置作業を遠隔で実施することができる。
(3)串部の先端を接触部側に押し込むことで厚み確認ピンを保持して検査治具に取り付けることができ、また断熱層に差し込んで設置した厚み確認ピンから検査治具を取り外す際にも、串部による確認ピンの押し込み動作を解除する作業を行うだけでよく、利便性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る検査治具の全体構成を示す概略図。
本発明に係る検査治具の使用状態(1)を示す概略図。
本発明に係る検査治具の使用状態(2)を示す概略図。
変形例1に係る検査治具を示す概略図。
変形例2に係る検査治具を示す概略図。
変形例3に係る検査治具を示す概略図。
変形例4に係る検査治具を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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