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公開番号
2025076818
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188708
出願日
2023-11-02
発明の名称
水処理システム
出願人
栗田工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
31/00 20060101AFI20250509BHJP(測定;試験)
要約
【課題】被処理水の有機物濃度を求めると共に有機物の特性を分析することができる有機物分析システム、及び分析結果に基づいて水処理設備の制御を行う水処理システムを提供する。
【解決手段】有機物分析システムは、試料に酸化剤を添加し、有機物を化学的酸化により分解して二酸化炭素を生成させ、前記二酸化炭素を検出する測定装置と、前記測定装置の検出結果を取得し、前記検出結果を用いて前記試料の全有機体炭素濃度を算出する分析装置1と、を備える。分析装置1は、酸化剤の添加の有無、又は添加した酸化剤の種類が異なる場合に算出される全有機体炭素濃度の差に基づいて、前記有機物の特性の情報を取得する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
試料に酸化剤を添加し、有機物を化学的酸化により分解して二酸化炭素を生成させ、前記二酸化炭素を検出する測定装置と、
前記測定装置の検出結果を取得し、前記検出結果を用いて前記試料の全有機体炭素濃度を算出する分析装置と、
を備え、
前記分析装置は、酸化剤の添加の有無、又は添加した酸化剤の種類が異なる場合に算出される全有機体炭素濃度の差に基づいて、前記有機物の特性の情報を取得する、有機物分析システム。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記有機物の特性は、分子量、構造、官能基、構成元素、溶解度及び粒子サイズの少なくともいずれか1つを含む、請求項1に記載の有機物分析システム。
【請求項3】
水処理設備と、
請求項1に記載の分析システムと、
を備え、
前記試料は、前記水処理設備に供給される被処理水であり、
前記分析装置は、取得した前記有機物の特性の情報に基づいて、前記水処理設備の運転条件を制御する、水処理システム。
【請求項4】
試料に酸化剤を添加し、試料中の有機物を化学的酸化により分解して二酸化炭素を生成させ、生成させた二酸化炭素を検出する第1測定装置と、
試料を燃焼管に注入し、試料中の有機物を燃焼して二酸化炭素を生成させ、生成させた二酸化炭素を検出する第2測定装置と、
前記第1測定装置の検出結果を用いて前記試料の第1全有機体炭素濃度を算出し、前記第2測定装置の検出結果を用いて前記試料の第2全有機体炭素濃度を算出し、前記第1全有機体炭素濃度と前記第2全有機体炭素濃度との差に基づいて、前記有機物の特性の情報を取得する分析装置と、
を備える有機物分析システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被処理水の有機物濃度を測定して有機物の特性を分析する有機物分析システム及び分析結果に基づいて水処理設備の制御を行う水処理システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
全有機体炭素濃度(TOC:Total Organic Carbon)は、水中に存在する有機物の総量を有機物中に含まれる炭素量で表した、水質分析の基本となる指標の1つであり、水処理における有機物の管理項目として、広く用いられている。
【0003】
TOC測定対象の試料に含まれる有機物を酸化分解すると二酸化炭素が発生する。発生する二酸化炭素の量は酸化分解された試料中の有機物中に含まれる炭素の量に比例するので、発生した二酸化炭素の量を測定し、既知濃度の溶液(標準物質)を測定した時の結果と比較することで、試料の有機体炭素濃度を算出することができる。
【0004】
有機物の酸化方法として、燃焼酸化方式と湿式酸化方式の2種類の方式が知られている。燃焼酸化方式は、高温の燃焼炉に試料を注入し、試料中の有機物を燃焼させて二酸化炭素を生成させる。湿式酸化方式は、試料に酸化剤を添加し、試料中の有機物を化学的に酸化分解して二酸化炭素を生成させる。従来のTOC計(全有機体炭素計)は、いずれの方式であっても、試料中の有機物量に対応する有機体炭素濃度を測定するのみであり、有機物の特性(分子量、構造、溶解度等)に関する情報は得られなかった。
【0005】
特許文献1には、酸化分解力の異なる2つのTOC計を設置し、これらの測定値の差から難分解性TOC濃度を求め、この難分解性TOC濃度が所定値以上となった場合に、紫外線照射量を減少させたり、被処理水に対して難分解性TOC成分の分解/除去処理を行ったりする超純水製造装置が記載されている。
【0006】
特許文献1に記載の装置は、有機物濃度が低い超純水を対象としているため、有機物濃度によっては十分に分解できず、正しい測定結果が得られなかった。また、排水や環境水など有機成分の種類が多い水を対象とすることは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-5829号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記従来の実状を鑑みてなされたものであり、被処理水の有機物濃度を求めると共に有機物の特性を分析することができる有機物分析システム、及び分析結果に基づいて水処理設備の制御を行う水処理システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
[1] 試料に酸化剤を添加し、有機物を化学的酸化により分解して二酸化炭素を生成させ、前記二酸化炭素を検出する測定装置と、
前記測定装置の検出結果を取得し、前記検出結果を用いて前記試料の全有機体炭素濃度を算出する分析装置と、
を備え、
前記分析装置は、酸化剤の添加の有無、又は添加した酸化剤の種類が異なる場合に算出される全有機体炭素濃度の差に基づいて、前記有機物の特性の情報を取得する、有機物分析システム。
【0010】
[2] 前記有機物の特性は、分子量、構造、官能基、構成元素、溶解度及び粒子サイズの少なくともいずれか1つを含む、[1]に記載の有機物分析システム。
(【0011】以降は省略されています)
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