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公開番号
2025081102
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194635
出願日
2023-11-15
発明の名称
定着装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250520BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】定着処理の高速化と加熱ユニットの長寿命化との両立を図る。
【解決手段】シートを加熱する加熱ユニットと、加熱ユニットに対向し加熱ユニットと共に定着ニップを形成する対向ローラ61と、を備える定着装置において、定着装置に搬送されるシートのシート搬送方向に交差する幅方向Wにおける一端部は、シートのサイズに依らず、定着ニップの幅方向Wにおける所定位置を通過し、対向ローラ61は、基部261と、基部261の周囲に設けられた弾性を有する弾性層262と、を含むローラ部26を有する。ローラ部26は、幅方向Wにおいて、第1側W1の端部である第1端部26aと、第2側W2の端部である第2端部26bと、を有し、第2端部26bにおける弾性層262の厚みd2は、第1端部26aにおける弾性層262の厚みd1よりも薄い。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットに対向し前記加熱ユニットと共に定着ニップを形成する対向ローラと、を備え、前記定着ニップにおいて熱及び圧力を付加することでシートに担持されたトナー像をシートに定着させる定着装置において、
前記定着装置に搬送されるシートのシート搬送方向に交差する幅方向における一端部は、シートのサイズに依らず、前記定着ニップの前記幅方向における所定位置を通過し、
前記対向ローラは、基部と、前記基部の周囲に設けられた弾性を有する弾性層と、を含むローラ部を有し、
前記幅方向に関して前記ローラ部の中央部に対して前記所定位置がある側を第1側、前記第1側とは反対側を第2側とした場合、前記ローラ部は、前記幅方向において、前記第1側の端部である第1端部と、前記第2側の端部である第2端部と、を有し、
前記第2端部における前記弾性層の厚みは、前記第1端部における前記弾性層の厚みよりも薄い、
ことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第2端部における前記基部の最大外径は、前記第1端部における前記基部の最大外径よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記ローラ部の前記中央部の外径は、前記第1端部の最大外径及び前記第2端部の最大外径よりも小さい、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記ローラ部の前記第2端部の最大外径は、前記第1端部の最大外径よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記第2端部の前記最大外径は、前記第1端部の前記最大外径に対して101%以上、かつ、103%以下の大きさである、
ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
【請求項6】
前記第2端部における前記弾性層の厚さは、前記第1端部における前記弾性層の厚さに対して65%以上、かつ、75%以下の大きさである、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項7】
前記ローラ部は、前記弾性層の周囲に設けられた離型層を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項8】
シートを加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットに対向し前記加熱ユニットと共に定着ニップを形成する対向ローラと、前記加熱ユニット及び前記対向ローラのいずれか一方を前記加熱ユニット及び前記対向ローラのいずれか他方に向けて付勢する付勢ユニットと、を備え、前記定着ニップにおいて熱及び圧力を付加することでシートに担持されたトナー像をシートに定着させる定着装置において、
前記定着装置に搬送されるシートのシート搬送方向に交差する幅方向における一端部は、シートのサイズに依らず、前記定着ニップの前記幅方向における所定位置を通過し、
前記対向ローラは、基部と、前記基部の周囲に設けられた弾性を有する弾性層と、を含むローラ部を有し、
前記幅方向に関して前記ローラ部の中央部に対して前記所定位置がある側を第1側、前記第1側とは反対側を第2側とした場合、前記ローラ部は、前記幅方向において、前記第1側の端部である第1端部と、前記第2側の端部である第2端部と、を有し、
前記付勢ユニットは、前記第1端部における付勢力が前記第2端部における付勢力よりも大きくなるように構成され、
前記弾性層は、前記第1側に設けられ、前記中央部における前記弾性層よりも硬度が高い高硬度領域を有する、
ことを特徴とする定着装置。
【請求項9】
前記高硬度領域の少なくとも一部は、前記シート搬送方向及び前記幅方向に交差する交差方向から視て、搬送される最小サイズのシートの搬送領域に重なる、
ことを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
【請求項10】
前記弾性層は、前記第2側に設けられ、前記中央部における前記弾性層よりも硬度が低い低硬度領域を有する、
ことを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた画像形成装置において用いられる定着装置と、これを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式の画像形成装置において、シートに形成された未定着のトナー像をシートに定着させる定着装置が用いられており、定着装置としては、例えば、フィルム加熱方式のものが普及している(特許文献1参照)。フィルム加熱方式の定着装置は、シートを加熱する加熱ユニットと、加熱ユニットに対向し加熱ユニットと共に定着ニップを形成する対向ローラと、を有している。加熱ユニットには、高耐熱性で可撓性を有する筒状のフィルム(以下、定着フィルムという)と、定着フィルムの内部空間に設けられたセラミックヒータ(以下、ヒータという)と、が設けられている。
【0003】
また、画像形成装置としては、シートの幅方向の位置基準が幅方向中央ではなく、片側端に設けられている片側基準の搬送方法を採用するものが知られている(特許文献2参照)。このような片側基準の画像形成装置は、例えば、記録材搬送時に基準側の壁面に突き当てて搬送するような搬送部の構成を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平04-044075号公報
特開2019-23681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された定着装置に特許文献2に記載された片側基準の搬送方法を適用した場合、非通紙部が通紙部よりも昇温することから、定着フィルムをシートの幅方向に寄せる力(以下、寄り力という)が発生する可能性がある。定着フィルムは寄り力を受けた場合に、寄り力の加圧方向の端面が規制部材に押圧されながら回転することで摩耗や損傷などを発生して、加熱ユニットの長寿命化が妨げられる虞がある。一方、長寿命化を図るために定着フィルムの厚みを厚くすると、定着フィルムの熱伝導性が低下して定着処理の低速化を招く虞がある。
【0006】
本発明は、定着処理の高速化と加熱ユニットの長寿命化との両立を図る定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、シートを加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットに対向し前記加熱ユニットと共に定着ニップを形成する対向ローラと、を備え、前記定着ニップにおいて熱及び圧力を付加することでシートに担持されたトナー像をシートに定着させる定着装置において、前記定着装置に搬送されるシートのシート搬送方向に交差する幅方向における一端部は、シートのサイズに依らず、前記定着ニップの前記幅方向における所定位置を通過し、前記対向ローラは、基部と、前記基部の周囲に設けられた弾性を有する弾性層と、を含むローラ部を有し、前記幅方向に関して前記ローラ部の中央部に対して前記所定位置がある側を第1側、前記第1側とは反対側を第2側とした場合、前記ローラ部は、前記幅方向において、前記第1側の端部である第1端部と、前記第2側の端部である第2端部と、を有し、前記第2端部における前記弾性層の厚みは、前記第1端部における前記弾性層の厚みよりも薄いことを特徴とする定着装置である。
【0008】
本発明の第2の態様は、シートを加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットに対向し前記加熱ユニットと共に定着ニップを形成する対向ローラと、前記加熱ユニット及び前記対向ローラのいずれか一方を前記加熱ユニット及び前記対向ローラのいずれか他方に向けて付勢する付勢ユニットと、を備え、前記定着ニップにおいて熱及び圧力を付加することでシートに担持されたトナー像をシートに定着させる定着装置において、前記定着装置に搬送されるシートのシート搬送方向に交差する幅方向における一端部は、シートのサイズに依らず、前記定着ニップの前記幅方向における所定位置を通過し、前記対向ローラは、基部と、前記基部の周囲に設けられた弾性を有する弾性層と、を含むローラ部を有し、前記幅方向に関して前記ローラ部の中央部に対して前記所定位置がある側を第1側、前記第1側とは反対側を第2側とした場合、前記ローラ部は、前記幅方向において、前記第1側の端部である第1端部と、前記第2側の端部である第2端部と、を有し、前記付勢ユニットは、前記第1端部における付勢力が前記第2端部における付勢力よりも大きくなるように構成され、前記弾性層は、前記第1側に設けられ、前記中央部における前記弾性層よりも硬度が高い高硬度領域を有することを特徴とする定着装置である。
【0009】
本発明の第3の態様は、シートを加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットに対向し前記加熱ユニットと共に定着ニップを形成する対向ローラと、を備え、前記定着ニップにおいて熱及び圧力を付加することでシートに担持されたトナー像をシートに定着させる定着装置において、前記定着装置に搬送されるシートのシート搬送方向に交差する幅方向における一端部は、シートのサイズに依らず、前記定着ニップの前記幅方向における所定位置を通過し、前記加熱ユニットは、回転可能な可撓性を有する無端状の回転体と、前記回転体の内部空間に配置され、前記回転体を加熱するヒータと、規制部材と、を有し、前記対向ローラは、基部と、前記基部の周囲に設けられた弾性を有する弾性層と、を含むローラ部を有し、前記幅方向に関して前記ローラ部の中央部に対して前記所定位置がある側を第1側、前記第1側とは反対側を第2側とした場合、前記規制部材は、前記回転体の前記幅方向における前記第2側の端面に接触することで前記回転体の前記第2側への移動を規制する規制面を有し、前記回転体は、基層と、前記基層の周囲に設けられ、フィラーを含有する弾性層と、を有し、前記基層は、前記弾性層よりも前記第2側に突出すると共に前記幅方向において前記規制面に接触可能な突出部を有することを特徴とする定着装置である。
【0010】
本発明の第4の態様は、シートを加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットに対向し前記加熱ユニットと共に定着ニップを形成する対向ローラと、を備え、前記定着ニップにおいて熱及び圧力を付加することでシートに担持されたトナー像をシートに定着させる定着装置において、前記定着装置に搬送されるシートのシート搬送方向に交差する幅方向における一端部は、シートのサイズに依らず、前記定着ニップの前記幅方向における所定位置を通過し、前記加熱ユニットは、回転可能な可撓性を有する無端状の回転体と、前記回転体の内部空間に配置され、前記回転体を加熱するヒータと、前記内部空間に配置され、前記ヒータを支持する第1支持部材と、前記内部空間に配置され、前記第1支持部材を支持する第2支持部材と、を有し、前記対向ローラは、基部と、前記基部の周囲に設けられた弾性を有する弾性層と、を含むローラ部を有し、前記幅方向に関して前記ローラ部の中央部に対して前記所定位置がある側を第1側、前記第1側とは反対側を第2側とした場合、前記第1支持部材は、前記幅方向に関して前記第1側に設けられ、前記定着ニップよりも前記シート搬送方向の上流において前記回転体を案内可能な第1案内部と、前記幅方向に関して前記第2側に設けられ、前記定着ニップよりも前記シート搬送方向の上流において前記回転体を案内可能な第2案内部と、を有し、前記第2支持部材は、前記シート搬送方向及び前記幅方向に直交する直交方向に関して前記第1案内部及び前記第2案内部よりも前記定着ニップから離間した位置に配置され、前記回転体の前記シート搬送方向における上流側の内周面に対向する対向部を有し、前記シート搬送方向において、前記対向部から前記第2案内部の上流端までの距離は、前記対向部から前記第1案内部の上流端までの距離よりも長いことを特徴とする定着装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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