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公開番号2025081527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2025025280,2020176733
出願日2025-02-19,2020-10-21
発明の名称4-アンモニオピぺリジニウム塩及びその用途
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C01B 39/48 20060101AFI20250520BHJP(無機化学)
要約【課題】小細孔ゼオライト製造用の構造指向剤、及び小細孔ゼオライトの製造方法を提供する。
【解決手段】一般式(1)で表される4-アンモニオピぺリジニウム塩を用いる。
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(式中、R1、R2、R3、R4、及びR5は、各々独立して、メチル基、エチル基、又は炭素数3~4の直鎖状、分岐鎖状、若しくは環状のアルキル基(これらの基は、各々独立して、ハロゲン基、ヒドロキシ基、-ORで表されるアルコキシ基、アミノ基、及びフェニル基の群から選択される1つ以上で置換されていてもよい)を表す。Y-は、同一又は相異なって、任意の陰イオンを表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
一般式(1)で表される4-アンモニオピぺリジニウム塩を含む、CHA型ゼオライト製造用有機構造指向剤。
JPEG
2025081527000017.jpg
47
39
(式中、R

、R

、R

、R

、及びR

は、メチル基を表す。なお、R

、R

、及びR

については、相互に結合することは無い。Y

は、OH

(水酸化物イオン)を表す。)
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載の4-アンモニオピぺリジニウム塩を含む有機構造指向剤源、シリカ源、アルミナ源、アルカリ源及び水を含み、以下のモル組成を有する組成物を結晶化させる結晶化工程、を有することを特徴とするCHA型ゼオライトの製造方法。
SiO

/Al



: 5以上100以下
OH/SiO

: 0.10以上1.0以下
M/SiO

: 0.06以上1.0以下
SDA/SiO

: 0.01以上2.0以下


O/SiO

: 5以上60以下
ただし、前記組成において、SiO

/Al



は前記組成物中のアルミナに対するシリカのモル比であり、OH/SiO

、M/SiO

、SDA/SiO

及びH

O/SiO

は、それぞれ、原料組成物中のシリカに対する、水酸化物イオン、アルカリ金属、SDA又は水のモル比である。
【請求項3】
前記組成物が、原料組成物(種晶を含まない)中のケイ素をシリカ換算した質量に対する種晶中のケイ素をシリカ換算した質量割合として0質量%以上10.0質量%以下の種晶を含む、請求項2に記載のCHA型ゼオライトの製造方法。
【請求項4】
前記種晶が、CHA型ゼオライトである、請求項3に記載のCHA型ゼオライトの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、新規な4-アンモニオピぺリジニウム塩及びその用途に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
ゼオライト製造用の構造指向剤として、4-アンモニオピぺリジニウム塩化合物が報告されている(例えば、特許文献1及び2、非特許文献1乃至3)。これら公知文献の4-アンモニオピぺリジニウム塩化合物は、ITQ-39およびMFI型ゼオライト製造用の構造指向剤として開示されている。しかしながら、これら4-アンモニオピぺリジニウム塩化合物は、小細孔ゼオライトを製造することはできなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許公開第2015/0275099号明細書
国際公開第2013/175014号
【非特許文献】
【0004】
The Journal of Physical Chemistry,2015年,119巻7711-7720ページ
Jounal Of The American Chemical Society,2012年,134巻,6473-6478ページ
Jounal Of The American Chemical Society,2011年,133巻,9497-9505ページ
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示では、小細孔ゼオライト製造用の構造指向剤となり得る、新規の4-アンモニオピぺリジニウム塩及びその製造方法、並びに、これを含むゼオライト製造用の有機構造指向剤及びこれを用いた小細孔ゼオライトの製造方法、の少なくともいずれかを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明者らは、一般式(1)で表される4-アンモニオピぺリジニウム塩が上記課題を解決できることを見出し、本開示に係る発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明は特許請求項の範囲に示すとおりであり、本開示の要旨は以下のとおりである。
[1] 一般式(1)で表される4-アンモニオピぺリジニウム塩。
【0008】
JPEG
2025081527000001.jpg
48
40
【0009】
(式中、R

、R

、R

、R

、及びR

は、各々独立して、メチル基、エチル基、又は炭素数3~4の直鎖状、分岐鎖状、若しくは環状のアルキル基(これらの基は、各々独立して、ハロゲン基、ヒドロキシ基、-ORで表されるアルコキシ基(Rは、メチル基、エチル基、又は炭素数3~4の直鎖状、分岐鎖状、若しくは環状のアルキル基を表す)、アミノ基、及びフェニル基の群から選択される1つ以上で置換されていてもよい)を表す。なお、R

、R

、及びR

については、相互に結合することは無い。Y

は、同一又は相異なって、任意の陰イオンを表す。)
[2] 前記の式(1)において、R

、R

、R

、R

、及びR

が、各々独立して、メチル基又はエチル基(これらの基は、ハロゲン基、ヒドロキシ基、-ORで表されるアルコキシ基(Rは、メチル基、エチル基、又は炭素数3~4の直鎖状、分岐鎖状、若しくは環状のアルキル基を表す)、アミノ基、及びフェニル基の群から選択される1つ以上で置換されていてもよい)である、上記[1]に記載の4-アンモニオピぺリジニウム塩。
[3] 前記の式(1)において、R

、R

、R

、R

、及びR

が、メチル基である、上記[1]に記載の4-アンモニオピぺリジニウム塩。
[4] 前記の式(1)において、Y

が、Cl

(塩化物イオン)、Br

(臭化物イオン)、I

(ヨウ化物イオン)、C



SO



(ベンゼンスルホン酸イオン)、p-CH





SO



(p-トルエンスルホン酸イオン)、CH

SO



(メタンスルホン酸イオン)、CF

SO



(トリフルオロメタンスルホン酸イオン)、又はOH

(水酸化物イオン)である、[1]乃至[3]のいずれかに記載の4-アンモニオピぺリジニウム塩。
[5] 上記[1]乃至[4]のいずれかに記載の4-アンモニオピぺリジニウム塩を含む有機構造指向剤源、シリカ源、アルミナ源、アルカリ源及び水を含む組成物を結晶化させる結晶化工程、を有することを特徴とするゼオライトの製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本開示により、新規な4-アンモニオピぺリジニウム塩及びその製造方法、並びに、これを含むゼオライト製造用の有機構造指向剤及びこれを用いた小細孔ゼオライトの製造方法、の少なくともいずれかを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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