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公開番号2025081647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2025028618,2020139980
出願日2025-02-26,2020-08-21
発明の名称軸索伸展剤
出願人国立大学法人富山大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 45/00 20060101AFI20250520BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】神経細胞の軸索伸展等に有用な剤又は組成物を提供する。
【解決手段】剤又は組成物を、SPARCタンパク質を発現する、又はSPARCタンパク質の発現を促進する成分(A)を含む構成とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
SPARCタンパク質を発現する、又はSPARCタンパク質の発現を促進する成分(A)を含む、神経細胞の軸索伸展のための剤又は組成物(ただし、成分(A)は、ジオスゲニン類を除く)。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
SPARCタンパク質を発現する、又はSPARCタンパク質の発現を促進する成分(A)を含む、神経細胞の軸索を、投射先の領域に伸展させるための剤又は組成物。
【請求項3】
軸索が海馬神経細胞の軸索であり、投射先の領域が前頭前野である請求項2に記載の剤又は組成物。
【請求項4】
SPARCタンパク質を発現する、又はSPARCタンパク質の発現を促進する成分(A)を含む、下記(1)及び/又は(2)の用途に使用するための剤又は組成物(ただし、成分(A)は、ジオスゲニン類を除く)。
(1)神経細胞の軸索の機能不全が関与する疾患の治療及び/又は改善
(2)記憶力の改善及び/又は維持
【請求項5】
神経細胞の軸索の機能不全が関与する疾患が、アルツハイマー病、脊髄損傷、脳挫傷、パーキンソン病及び認知症から選択される1種以上である請求項4記載の剤又は組成物。
【請求項6】
成分(A)が、下記(A-1)~(A-4)から選択される1種以上の成分を含む請求項1~5のいずれかに記載の剤又は組成物。
(A-1)SPARCタンパク質をコードする遺伝子
(A-2)PI3キナーゼ、MEK1、プロテインキナーゼA及びプロテインキナーゼCから選択される1種以上の酵素
(A-3)前記(A-2)の酵素1種以上を神経細胞において活性化するタンパク質又はペプチド類、前記(A-2)の酵素1種以上を神経細胞において活性化するビタミン類、前記(A-2)の酵素1種以上を神経細胞において活性化する成長因子又は増殖因子、及び、前記(A-2)の酵素1種以上を神経細胞において活性化するステロイド類から選択される1種以上の酵素活性化成分
(A-4)転写因子c-Junを介した転写を活性化する成分、及び、転写因子c-Jun及び転写因子Fra1を介した転写を活性化する成分から選択される1種以上の転写活性化成分
【請求項7】
成分(A)が、ジオスゲニン類を含む請求項2~3及び6のいずれかに記載の剤又は組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、神経細胞の軸索を伸展しうる剤又は組成物等に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
アルツハイマー病等の神経変性疾患では、神経細胞の軸索(以下、単に「軸索」ともいう)が萎縮していると言われている。軸索が萎縮すると、神経伝達物質を、軸索を通じて他の神経細胞へ送ることが難しくなる。
【0003】
現在のアルツハイマー病の承認薬は、いずれも神経伝達物質の働きを高める作用を奏するものであり、萎縮した軸索を再伸展させるものではないため、病態の進行を遅らせることはできるものの、病態を改善できるものではない。
【0004】
非特許文献1及び非特許文献2には、ジオスゲニンをマウスに腹腔内投与することにより、正常マウス又はアルツハイマー病モデルマウスにおいて、記憶力の亢進が観察されたことが報告されている。
【0005】
一方、特許文献1には、SPARC(Secreted Protein Acidic and Rich in Cysteine)タンパク質を、神経細胞を含む培地に添加することにより、神経突起が伸展したこと等が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2005-521427号公報
【非特許文献】
【0007】
SCIENTIFIC REPORTS, Volume 2, Number 535, pp1-11.
Tohda C, Lee YA, Goto Y, Nemere I. Sci Rep. 2013 Dec 2;3:3395. pp1-8.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、神経細胞の軸索を伸展しうる剤又は組成物を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、神経細胞の軸索の機能不全が関与する疾患の治療及び/又は改善や、記憶力の改善及び/又は維持に有用な剤又は組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、驚くべきことに、萎縮した軸索では、特定のタンパク質(SPARCタンパク質)が減少していることを見出した。
そして、本発明者らは、神経細胞(神経細胞中)においてSPARCタンパク質を発現(増加、増大)させることによって、萎縮した軸索が再伸展することを見出した。
(【0011】以降は省略されています)

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