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公開番号2025082583
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196013
出願日2023-11-17
発明の名称クッション材及びこれを備えた椅子
出願人株式会社イトーキ
代理人個人,個人
主分類A47C 27/12 20060101AFI20250522BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】熱可塑性合成樹脂を材料にして作られたクッション材に関し、サポート材への取り付けの容易性などの付加機能を付ける。
【解決手段】クッション材16は、例えば椅子の座2に適用できる。座2は、インナーシェル15とクッション材16と張地17とを有しており、張地17は、テープ状部材44を介してインナーシェル15に取り付けられている。クッション材16はその外周縁に絡み出た形状の薄片16bを有しており、薄片16bをインナーシェル15の仮止め用係止爪48に係止することにより、クッション材16をインナーシェル15に仮保持できる。従って、張地17の取り付けを楽に行える。薄片16bはインナーシェル15の上面に係止することも可能である。或いは、張地17を薄片16bに固定して、薄片16bをインナーシェル15に係止することも可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
多数本の合成樹脂繊維を立体的に絡ませて結合させた立体網状体から成るクッション材であって、
気孔が連続して弾性を有しクッション作用を発揮する本体と、前記本体に一体に設けた薄型補助機能部と、を備えている、
クッション材。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記薄型補助機能部は薄片に形成されていて前記本体の縁部に配置されている、
請求項1に記載したクッション材。
【請求項3】
前記薄型補助機能部は、前記本体に設けた穴部に形成されて底部の形態を成している、
請求項1に記載したクッション材。
【請求項4】
前記薄型補助機能部は、前記立体網状体の一部を押し固めて形成されており、前記本体よりも高い密度になっている、
請求項1~3のうちのいずれかに記載したクッション材。
【請求項5】
座と背もたれとヘッドレストのうちの少なくとも1つが、請求項1~4のうちのいずれかに記載したクッション材と、前記クッション材を支持するサポート材と、を備えた構成になっている、
椅子。
【請求項6】
更に、前記クッション材を覆うと共に外周部が前記サポート材の裏側に回り込んだ張地を備えている一方、
前記クッション材の薄型補助機能部は、前記本体の外周に繋がった薄片に形成されていて、前記クッション材を前記サポート材に仮保持することに使用されており、前記張地は他の手段で前記サポート材に取り付けられている、
請求項5に記載した椅子。
【請求項7】
更に、前記クッション材を覆うと共に外周部が前記サポート材の裏側に回り込んだ張地を備えている一方、
前記クッション材の薄型補助機能部は、前記本体の外周に繋がった薄片に形成されており、前記張地の縁部が前記薄片に固定されて、前記薄片が前記サポート材に取り付けられている、
請求項5に記載した椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、クッション材及びこれを座や背もたれなどに備えている椅子に関するものである。ここに、椅子は回転椅子のような一人掛けタイプに限らず、複数人が掛けるベンチタイプやソファタイプも含んでいる。或いは、自動車や航空機を初めとした乗り物用の座席も含んでいる。クッション材は、家具類に装着されて使用されるものと、独立して使用されるものとの両方を含んでいる。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
椅子において、座や背もたれ、ヘッドレストなどにクッション材が使用されている。また、クッション材はベッドなどの椅子以外の家具にも使用されており、更に、単体としても使用されている。
【0003】
現状において、椅子のクッション材として使用されているものは殆どが発泡ウレタン樹脂であるが、発泡ウレタン樹脂は通気性がないため蒸れやすい問題や、リサイクルできない問題、反発力(弾性力)が必ずしも高くなくて身体の過剰な沈み込みが発生しやすい問題、或いは、使用しているうちに弾性復元力が低下するヘタリ現象が発生しやすい問題などがある。
【0004】
他方、特許文献1に開示されているように、熱可塑性樹脂よりなる繊維を曲がりくねった形状に形成したものを材料にして、その多数本を絡ませて立体化した立体網状体のクッション材が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平08-61414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されている立体網状体は、通気性に優れると共に高い反発力を有しており、耐久性やリサイクル性にも優れている。繊維の太さや密度を調整することにより、相当に柔らかい感触も実現できる。近年は、ベッド用マットレスとして普及しているようである。
【0007】
樹脂繊維を素材にした立体網状体より成るクッション材は上記のとおり優れた利点を有するが、椅子用クッション材などに展開するにおいて、コストや組み付け作業の容易性が検討課題と挙げられる。
【0008】
例えば、椅子では既述のとおりクッション材を使用した要素として座や背もたれ、ヘッドレストがあるが、これらはそれぞれ形状が相違していると共に、個別の要素をとっても機種ごとに様々な形状のものが存在しており、従って、家具メーカーが様々なタイプの椅子を提供する場合は、クッション材の種類は膨大な量になるため、特許文献1のように、繊維を材料にしてクッション材を形成すると、設備費用は膨大になって椅子への展開は相当に困難である。
【0009】
この点については、市販されているプレート状の立体網状体を材料として使用して、これを所望の大きさに切断して加熱下でプレスして所望の形状に形成すると、簡単な構造の熱プレス型を用意するだけで足りるため、コストを大幅に抑制して椅子への展開を促進できると云える。
【0010】
他方、現在多用されている発泡ウレタン樹脂製のクッション材は、シェル体に重ね配置してから張地で覆ってずれ不能に保持しており、立体網状体製のクッション材についても同様に張地で固定することが可能であるが、シェル体に取り付けるに際して、立体網状体の特質を利用して作業性や品質を向上できると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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