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公開番号
2025083663
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197173
出願日
2023-11-21
発明の名称
熱処理装置
出願人
株式会社ジェイテクトサーモシステム
代理人
個人
主分類
F27D
7/02 20060101AFI20250526BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】過熱水蒸気を含む雰囲気によりワークを加熱して熱処理を行うことができる装置に関して、装置構成の簡素化を図る。
【解決手段】熱処理装置1は、ワークWが配置される加熱室11と、加熱室11に設けられて加熱室11内の雰囲気を加熱するヒーター26と、を備える。加熱室11は、不活性ガス及び空気の少なくともいずれかを含むガスとして構成される雰囲気用ガスが導入されるとともに、雰囲気用ガスよりも少量の飽和水蒸気が導入されるように構成される。ヒーター26は、加熱室11に導入された雰囲気用ガスと飽和水蒸気とを加熱するとともに、加熱室11に導入された飽和水蒸気を加熱することで当該飽和水蒸気を過熱水蒸気とするように構成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
過熱水蒸気を含む雰囲気によりワークを加熱して当該ワークの熱処理を行う熱処理装置であって、
前記ワークが配置される加熱室と、前記加熱室に設けられて前記加熱室内の前記雰囲気を加熱するヒーターと、を備え、
前記加熱室は、不活性ガス及び空気の少なくともいずれかを含むガスとして構成される雰囲気用ガスが導入されるとともに、前記雰囲気用ガスよりも少量の飽和水蒸気が導入されるように構成され、
前記ヒーターは、前記加熱室に導入された前記雰囲気用ガスと前記飽和水蒸気とを加熱するとともに、前記加熱室に導入された前記飽和水蒸気を加熱することで当該飽和水蒸気を過熱水蒸気とするように構成されていることを特徴とする、熱処理装置。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の熱処理装置であって、
前記ワークは、セラミック製の部品であることを特徴とする、熱処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の熱処理装置であって、
前記ヒーターを含み、前記加熱室に対して着脱自在に取り付けられるヒーターユニットを更に備え、
前記ヒーターユニットは、前記加熱室に導入される前記飽和水蒸気を前記加熱室に供給するための飽和水蒸気供給管と接続されていることを特徴とする、熱処理装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の熱処理装置であって、
前記加熱室に導入される前記飽和水蒸気を前記加熱室に供給するための飽和水蒸気供給管が、前記加熱室内において前記ヒーターが配置されているヒーター配置領域まで延び、前記ヒーター配置領域にて前記飽和水蒸気供給管から前記加熱室内に前記飽和水蒸気が供給されることを特徴とする、熱処理装置。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の熱処理装置であって、
前記加熱室に導入される前記飽和水蒸気を前記加熱室に供給するための飽和水蒸気供給管が、前記加熱室内で延びるように設けられ、前記加熱室内で前記飽和水蒸気を供給することを特徴とする、熱処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、過熱水蒸気を含む雰囲気によりワークを加熱してワークの熱処理を行う熱処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
過熱水蒸気を含む雰囲気によりワークを加熱してワークの熱処理を行う熱処理装置として、例えば、特許文献1に開示された熱処理装置1が知られている。特許文献1に開示された熱処理装置1では、ワークが配置されるワークエリア4が設けられた筐体2内において、過熱水蒸気を含む雰囲気によりワークが加熱されて熱処理される。筐体2には、筐体2の外部で生成された過熱水蒸気を導入するための導入管が接続されており、導入管から筐体2内に過熱水蒸気が供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-94766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の熱処理装置1では、筐体2の外部で生成された過熱水蒸気が筐体2に導入される。このため、筐体2に導入する過熱水蒸気を筐体2の外部において生成するための装置構成が必要となり、装置構成の複雑化を招くことになる。
【0005】
本発明は、過熱水蒸気を含む雰囲気によりワークを加熱して熱処理を行うことができる装置に関して、装置構成の簡素化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上記課題を解決するため、本発明の熱処理装置は、過熱水蒸気を含む雰囲気によりワークを加熱して当該ワークの熱処理を行う熱処理装置であって、前記ワークが配置される加熱室と、前記加熱室に設けられて前記加熱室内の前記雰囲気を加熱するヒーターと、を備え、前記加熱室は、不活性ガス及び空気の少なくともいずれかを含むガスとして構成される雰囲気用ガスが導入されるとともに、前記雰囲気用ガスよりも少量の飽和水蒸気が導入されるように構成され、前記ヒーターは、前記加熱室に導入された前記雰囲気用ガスと前記飽和水蒸気とを加熱するとともに、前記加熱室に導入された前記飽和水蒸気を加熱することで当該飽和水蒸気を過熱水蒸気とするように構成されている。
【0007】
(2)前記熱処理装置において、前記ワークは、セラミック製の部品である。
【0008】
(3)前記熱処理装置は、前記ヒーターを含んで前記加熱室に着脱自在に取り付けられるヒーターユニットを更に備え、前記ヒーターユニットは、前記加熱室に導入される前記飽和水蒸気を前記加熱室に供給するための飽和水蒸気供給管と接続されている。
【0009】
(4)前記熱処理装置において、前記加熱室に導入される前記飽和水蒸気を前記加熱室に供給するための飽和水蒸気供給管が、前記加熱室内において前記ヒーターが配置されているヒーター配置領域まで延び、前記ヒーター配置領域にて前記飽和水蒸気供給管から前記加熱室内に前記飽和水蒸気が供給される。
【0010】
(5)前記熱処理装置において、前記加熱室に導入される前記飽和水蒸気を前記加熱室に供給するための飽和水蒸気供給管が、前記加熱室内で延びるように設けられ、前記加熱室内で前記飽和水蒸気を供給する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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