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公開番号2025084194
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023197899
出願日2023-11-22
発明の名称ロータリ管理機
出願人関東農機株式会社
代理人個人
主分類A01B 13/02 20060101AFI20250527BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】管理作業において、地面に凹凸があっても確実に平坦にすることが可能なロータリ管理機を提供する。
【解決手段】管理作業を行う第1の管理部と第2の管理部とを持ち、左右方向に配置され、前側動力ケース及び後側動力ケースの上端で連結部に接続され、連結部は、動力を減速、分配するミッションケースを持ち、エンジンの出力は、ミッションケースを介して、前側動力ケースからロータリに伝達されると共に、後側動力ケースから駆動部に伝達され、深さを規定する深さ調整用前輪及びロータリは、前側動力ケースの下端部に配置され、駆動部は、後側動力ケースの下端に配置され、駆動部は、クローラであり、前後の遊動輪と、前後の遊動輪の中間の上部の起動輪を備え、管理作業中、左右の該ロータリ及び左右の該駆動部の夫々の相対位置が一定である手段を採る。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
歩行型2連式のロータリ管理機であって、管理作業を行う第1の管理部と第2の管理部と、該第1の管理部と第2の管理部を連結する連結部を持ち、
該第1の管理部及び第2の管理部は、夫々、深さ調整用前輪と、土を掻き出すロータリと、管理機を前進させる駆動部と、動力をロータリに伝える前側動力ケースと、動力を駆動部に伝える後側動力ケースと、を持ち、
該第1の管理部と第2の管理部は、左右方向に並列に配置され、該前側動力ケース及び後側動力ケースの上端で該連結部に接続され、
該第1の管理部の上部には、動力を発生させるエンジンが配置され、
該第2の管理部には、ロータリ管理機を操縦するハンドルが配置され、
該連結部は、動力を減速、分配するミッションケースを持ち、
該エンジンの出力は、該ミッションケースを介して、前側動力ケースからロータリに伝達されると共に、後側動力ケースから駆動部に伝達され、
該ロータリの掻き上げの深さを調整する深さ調整用前輪及びロータリは、該前側動力ケースの下端部に配置され、
該駆動部は、該後側動力ケースの下端に配置され、
該駆動部は、クローラであって、前後の遊動輪と、該前後の遊動輪の中間の上部に起動輪を備え、
管理作業中、左右のロータリ及び左右の駆動部の夫々の相対位置が一定であることを特徴とするロータリ管理機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
左右の前記前側動力ケースと前記後側動力ケースとは、前記連結部と固定され、前記前側動力ケースと前記後側動力ケースとは、サイドフレームで固定されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリ管理機。
【請求項3】
前記起動輪の軸から後側の前記游動輪の軸までの距離が前記起動輪の軸から前側の前記游動輪の軸までの距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載のロータリ管理機。
【請求項4】
前記クローラの起動輪の軸の高さは、前記ロータリの回転域の高さよりも高く、
前記起動輪の軸から前記游動輪までの垂直方向の距離に対する、前記起動輪の軸から前側の前記游動輪までの水平方向の距離の比率の値が、0.4から0.5の範囲内にあり、
前記起動輪の軸から前記游動輪までの垂直方向の距離に対する、前記起動輪の軸から後側の前記游動輪までの水平方向の距離の比率の値が、0.9から1.1の範囲内にあることを特徴とする請求項3に記載のロータリ管理機。
【請求項5】
前記深さ調整用前輪は、左右独立して高さを調整可能であり、一方が他方に比べ、5センチ以上の高さの差を付けることができ、
前記深さ調整用前輪の高さ調整は、フレキシブルワイヤを介して、調整レバーを回転させることで、調整可能であり、
該調整レバーは、作業者が前記ハンドル操作をしながら、調整可能な位置にあることを特徴とする請求項1に記載のロータリ管理機。
【請求項6】
前記深さ調整用前輪は、一方又は両方が跳ね上げ可能であることを特徴とする請求項1に記載のロータリ管理機。
【請求項7】
前記サイドフレームの後側端部に、移動用車輪を配置していることを特徴とする請求項1に記載のロータリ管理機。
【請求項8】
前記エンジンのマフラーが、該エンジンの側面に配置されており、該マフラーからの排気が側面方向に排出され、
前記ハンドルを含む第2の管理部は、第1の管理部から見て、該マフラーからの排気が、かからない側にあることを特徴とする請求項1に記載のロータリ管理機。
【請求項9】
前記前側動力ケース及び前記後側動力ケースは、共に、上部が後方に傾斜し、下部が前方向に突出する形で、前記連結部に固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載のロータリ管理機。
【請求項10】
前記ロータリの上方に、ロータリカバーを持ち、ロータリカバーの端辺にサイド部を持ち、サイド部は、該端辺を軸に回動可能であり、サイド部を回動させるワイヤを持ち、ワイヤの端部は、ハンドル付近にあるレバーに接続され、レバー操作により、サイド部を回動可能であることを特徴とする請求項1に記載のロータリ管理機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリ管理機に関し、詳しくは、農地の凹凸に柔軟に対応できる二連ロータリ管理機の技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、農作業における管理作業畝を作るロータリ管理機において、地面に凹凸があると、その凹凸に沿って、ロータリが上下してしまうことがあり、地面を十分に平坦とすることができなかった。
そこで、安定して、地面を平坦にできるロータリ管理機が求められていた。
【0003】
このような分野に対して、従来からも様々な技術が提案されている。例えば、畝成形機(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、畝間の溝を耕耘して培土を畝の法面に跳揚げるロータ3と、跳揚げられた培土を含めて畝の法面を押圧する成形板5とを備えている。成形板5は、畝の法面の中途部から上部側に延びる長さを有して畝に対して起伏動するように下部が機体1にヒンジ9で支持されている。原動機7の動力取出軸11に連結されて成形板5に押圧力を加える押圧力伝達機構12は、動力取出軸11よりも上方に配設されて成形板5の上部に連結される構造である。
しかしながら、管理作業時に、地面の凹凸に対応する動作については記載されておらず、上記問題点の解決には至っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6947395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑み、地面に凹凸があっても確実に平坦にすることが可能なロータリ管理機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、歩行型2連式のロータリ管理機であって、管理作業を行う第1の管理部と第2の管理部と、該第1の管理部と第2の管理部を連結する連結部を持ち、該第1の管理部及び第2の管理部は、夫々、深さ調整用前輪と、土を掻き出すロータリと、管理機を前進させる駆動部と、動力をロータリに伝える前側動力ケースと、動力を駆動部に伝える後側動力ケースと、を持ち、該第1の管理部と第2の管理部は、左右方向に並列に配置され、該前側動力ケース及び後側動力ケースの上端で該連結部に接続され、該第1の管理部の上部には、動力を発生させるエンジンが配置され、該第2の管理部には、ロータリ管理機を操縦するハンドルが配置され、該連結部は、動力を減速、分配するミッションケースを持ち、該エンジンの出力は、該ミッションケースを介して、前側動力ケースからロータリに伝達されると共に、後側動力ケースから駆動部に伝達され、該ロータリの掻き上げの深さを調整する深さ調整用前輪及びロータリは、該前側動力ケースの下端部に配置され、該駆動部は、該後側動力ケースの下端に配置され、該駆動部は、クローラであって、前後の遊動輪と、該前後の遊動輪の中間の上部に起動輪を備え、管理作業中、左右のロータリ及び左右の駆動部の夫々の相対位置が一定である手段を採る。
【0007】
また、本発明は、左右の前記前側動力ケースと前記後側動力ケースとは、前記連結部と固定され、前記前側動力ケースと前記後側動力ケースとは、サイドフレームで固定されている手段を採る。
【0008】
さらに、本発明は、前記起動輪の軸から後側の前記游動輪の軸までの距離が前記起動輪の軸から前側の前記游動輪の軸までの距離よりも長い手段を採る。
【0009】
またさらに、本発明は、前記クローラの起動輪の軸の高さは、前記ロータリの回転域の高さよりも高く、前記起動輪の軸から前記游動輪までの垂直方向の距離に対する、前記起動輪の軸から前側の前記游動輪までの水平方向の距離の比率の値が、0.4から0.5の範囲内にあり、前記起動輪の軸から前記游動輪までの垂直方向の距離に対する、前記起動輪の軸から後側の前記游動輪までの水平方向の距離の比率の値が、0.9から1.1の範囲内にある手段を採る。
【0010】
さらにまた、本発明は、前記深さ調整用前輪は、左右独立して高さを調整可能であり、一方が他方に比べ、5センチ以上の高さの差を付けることができ、前記深さ調整用前輪の高さ調整は、フレキシブルワイヤを介して、調整レバーを回転させることで、調整可能であり、該調整レバーは、作業者が前記ハンドル操作をしながら、調整可能な位置にある手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)

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