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公開番号2025084351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198192
出願日2023-11-22
発明の名称鉛蓄電池
出願人株式会社GSユアサ
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01M 50/392 20210101AFI20250527BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】セル室内で発生したガスを外部排気通路から排気しつつ、電解液が外部排気通路から外部に漏れ出すことを抑制する鉛蓄電池を提供する。
【解決手段】電槽と、電槽の開口を塞ぐ蓋部12であって、セル室毎に設けられ、上から見て円形の注液口12Dと、注液口の内周面に形成される第1のネジ山12Fと、第1のネジ山より上に形成され、互いに隣り合う注液口同士を連通する連通路20と、第1のネジ山より上に形成され、左端部に設けられた注液口と外部空間とを連通する第1の外部排気通路と、を有する蓋部と、注液口を塞ぐ液口栓であって、第2の円筒部と、第2の円筒部の外周面に形成される第2のネジ山と、を有する液口栓と、を備え、第1のネジ山は上から視認可能な不連続区間30を1つ有し、左端部に設けられた注液口は、注液口の内周面において連通路20の開口の真下となる領域50に不連続区間30の少なくとも一部が位置する、鉛蓄電池。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
電極と、
電解液と、
内部が、前記電極及び前記電解液を収容する複数のセル室に仕切られており、上に開口している電槽と、
前記電槽の開口を塞ぐ蓋部であって、
前記セル室毎に設けられており、上から見て円形の注液口と、
前記注液口の内周面に形成されている第1のネジ山と、
前記第1のネジ山より上に形成されており、互いに隣り合う前記注液口同士を連通している連通路と、
前記第1のネジ山より上に形成されており、前記セル室の並び方向の第1の端部に設けられた前記注液口と外部空間とを連通している第1の外部排気通路と、
を有する蓋部と、
前記注液口を塞ぐ液口栓であって、
前記注液口の内部で上下方向に延びている円筒部と、
前記円筒部の外周面に形成されており、前記第1のネジ山と螺合する第2のネジ山と、
前記第2のネジ山より上において前記円筒部の外周壁に形成されている貫通穴と、
を有する液口栓と、
を備え、
前記第1のネジ山は上から視認可能な不連続区間を1つ有し、
前記第1の端部に設けられた前記注液口は、当該注液口の内周面において前記連通路の開口の真下となる領域に前記不連続区間の少なくとも一部が位置している、鉛蓄電池。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記蓋部は、前記セル室の並び方向の第2の端部に設けられた前記注液口と外部空間とを連通する第2の外部排気通路を有し、
前記第2の外部排気通路は封止部材によって封止されており、
前記第2の端部に設けられた前記注液口は、当該注液口の内周面において前記連通路の開口の真下となる領域に前記不連続区間の少なくとも一部が位置している、請求項1に記載の鉛蓄電池。
【請求項3】
前記注液口を介して断続する複数の前記連通路を一括排気経路と定義した場合に、各前記注液口は、当該注液口の内周面において、前記一括排気通路の長手方向の中間点に近い方の前記連通路の開口の真下となる領域に前記不連続区間の少なくとも一部が位置している、請求項2に記載の鉛蓄電池。
【請求項4】
前記注液口を介して断続する複数の前記連通路及び前記第1の外部排気通路を一括排気経路と定義した場合に、
前記セル室の並び方向の第2の端部に設けられた前記注液口以外の注液口は、当該注液口の内周面において、前記一括排気通路を構成している前記連通路のうち前記第1の外部排気通路から遠い方の前記連通路の開口の真下となる領域に前記不連続区間の少なくとも一部が位置しており、
前記第2の端部に設けられた前記注液口は、当該注液口の内周面において、前記連通路の開口の真下となる領域以外の領域に前記記不連続区間が位置している、請求項1に記載の鉛蓄電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、鉛蓄電池に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電極と電解液とが収容されているセル室を複数有する鉛蓄電池において、内部が複数のセル室に仕切られており、上に開口している電槽と、電槽の開口を塞ぐ蓋部とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
具体的には、特許文献1に記載の鉛蓄電池は電槽と蓋とを備えており、蓋に貫通孔が形成されている。蓋には貫通孔に連続する筒状部が形成されており、貫通孔と筒状部が注液口を構成している。筒状部の内周面の基端部には雌ねじ部が形成されており、注液口から各セル室に電解液を注入した後、注液口に液口栓を入れて液口栓の雄ねじ部を筒状部の雌ねじ部に螺合することで各注液口が液口栓で塞がれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-140967号公報(段落0016、0021)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1には、セル室内で発生したガスを外部に排気する経路については開示されていない。
【0006】
本明細書では、セル室内で発生したガスを外部排気通路から外部に排気しつつ、セル室内の電解液が外部排気通路から外部に漏れ出すことを抑制する技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書によって開示される鉛蓄電池は、電極と、電解液と、内部が、前記電極及び前記電解液を収容する複数のセル室に仕切られており、上に開口している電槽と、前記電槽の開口を塞ぐ蓋部であって、前記セル室毎に設けられており、上から見て円形の注液口と、前記注液口の内周面に形成されている第1のネジ山と、前記第1のネジ山より上に形成されており、互いに隣り合う前記注液口同士を連通している連通路と、前記第1のネジ山より上に形成されており、前記セル室の並び方向の第1の端部に設けられた前記注液口と外部空間とを連通している第1の外部排気通路と、を有する蓋部と、前記注液口を塞ぐ液口栓であって、前記注液口の内部で上下方向に延びている円筒部と、前記円筒部の外周面に形成されており、前記第1のネジ山と螺合する第2のネジ山と、前記第2のネジ山より上において前記円筒部の外周壁に形成されている貫通穴と、を有する液口栓と、を備え、前記第1のネジ山は上から視認可能な不連続区間を1つ有し、前記第1の端部に設けられた前記注液口は、当該注液口の内周面において前記連通路の開口の真下となる領域に前記不連続区間の少なくとも一部が位置している。
【発明の効果】
【0008】
上記の構成によれば、セル室内で発生したガスを外部排気通路から外部に排気しつつ、セル室内の電解液が外部排気通路から外部に漏れ出すことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る鉛蓄電池の斜視図
電槽の斜視図
蓋部を下から見た斜視図
鉛蓄電池の断面図
鉛蓄電池の断面図
蓋部の部分断面図
蓋部の断面図
排気アダプタの斜視図
排気アダプタの断面図
液口栓の斜視図
図7に示すA-A線の部分断面図(液口栓あり)
図7に示すA-A線の部分断面図(液口栓なし)
第1のネジ山と第2のネジ山とが螺号している状態の断面図(不連続区間以外の区間)
第1のネジ山と第2のネジ山とが螺号している状態の断面図(不連続区間)
図12に示すB-B線の断面図
実施形態2に係る蓋部の断面図
比較例に係る蓋部の断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の概要]
(1)実施形態に係る鉛蓄電池は、電極と、電解液と、内部が、前記電極及び前記電解液を収容する複数のセル室に仕切られており、上に開口している電槽と、前記電槽の開口を塞ぐ蓋部であって、前記セル室毎に設けられており、上から見て円形の注液口と、前記注液口の内周面に形成されている第1のネジ山と、前記第1のネジ山より上に形成されており、互いに隣り合う前記注液口同士を連通している連通路と、前記第1のネジ山より上に形成されており、前記セル室の並び方向の第1の端部に設けられた前記注液口と外部空間とを連通している第1の外部排気通路と、を有する蓋部と、前記注液口を塞ぐ液口栓であって、前記注液口の内部で上下方向に延びている円筒部と、前記円筒部の外周面に形成されており、前記第1のネジ山と螺合する第2のネジ山と、前記第2のネジ山より上において前記円筒部の外周壁に形成されている貫通穴と、を有する液口栓と、を備え、前記第1のネジ山は上から視認可能な不連続区間を1つ有し、前記第1の端部に設けられた前記注液口は、当該注液口の内周面において前記連通路の開口の真下となる領域に前記不連続区間の少なくとも一部が位置している。
(【0011】以降は省略されています)

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