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公開番号2025085020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2025037055,2024024249
出願日2025-03-10,2022-04-18
発明の名称学習支援装置、学習支援方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G09B 7/04 20060101AFI20250527BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】容易にユーザの学習レベルに応じた適切な難易度の問題を出題することができる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、複数の問題についての、複数のユーザへの出題履歴の有無、及び出題済みの問題の正誤判定結果を含む出題履歴情報に基づいて、複数のユーザのうちのある対象ユーザと複数の問題の習熟傾向が近似する近似ユーザを複数のユーザの中から特定し、複数の問題のうち、対象ユーザに対して未出題である未出題問題、及び対象ユーザが過去に誤答している誤答問題の少なくとも一方である予測対象問題に対する当該対象ユーザの予測正解率を、出題履歴情報における近似ユーザの予測対象問題の正誤判定結果に基づいて導出し、導出した予測正解率に基づいて、複数の問題のうち対象ユーザに出題する問題を決定する処理部を備える。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
複数の問題についての、複数のユーザへの出題履歴の有無、及び出題済みの問題の正誤判定結果を含む出題履歴情報に基づいて、前記複数のユーザのうちのある対象ユーザと前記複数の問題の習熟傾向が近似する近似ユーザを前記複数のユーザの中から特定し、
前記複数の問題のうち、前記対象ユーザに対して未出題である未出題問題、及び前記対象ユーザが過去に誤答している誤答問題の少なくとも一方である予測対象問題に対する当該対象ユーザの予測正解率を、前記出題履歴情報における前記近似ユーザの前記予測対象問題の前記正誤判定結果に基づいて導出し、
導出した前記予測正解率に基づいて、前記複数の問題のうち前記対象ユーザに出題する問題を決定する処理部を備える
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記処理部は、
複数の前記近似ユーザを特定し、
前記複数の近似ユーザの前記予測対象問題の平均正解率を、前記予測正解率とする
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記対象ユーザの前記複数の問題の正誤判定結果を要素に含むベクトルと、他の各ユーザの前記複数の問題の正誤判定結果を要素に含むベクトルと、に基づいて導出されたコサイン類似度により前記近似ユーザを特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記処理部は、前記複数のユーザのうち、前記コサイン類似度が基準値以上であるユーザを前記近似ユーザとして特定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記処理部は、前記複数のユーザのうち、前記コサイン類似度が大きい順に選ばれる基準数又は基準割合のユーザを前記近似ユーザとして特定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記処理部は、前記出題履歴情報と、前記複数のユーザの属性及び特性の少なくとも一方を含む特徴情報と、に基づいて、前記近似ユーザを特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記処理部は、
前記対象ユーザに出題する問題の難易度の指定を受け付け、
複数の前記予測対象問題の前記予測正解率に基づいて、指定された難易度に対応する予測正解率の問題を、前記対象ユーザに出題する問題として決定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記処理部は、前記誤答問題についての前記予測正解率を導出する場合には、前記近似ユーザ及び前記対象ユーザの前記誤答問題の平均正解率を前記予測正解率とすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記処理部は、
前記対象ユーザに出題する問題における前記未出題問題の割合、及び前記誤答問題の割合の指定を受け付け、
複数の前記予測対象問題の前記予測正解率に基づいて、前記未出題問題及び前記誤答問題の出題数が指定された割合となるように、前記対象ユーザに出題する問題を決定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項10】
情報処理システムのコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
複数の問題についての、複数のユーザへの出題履歴の有無、及び出題済みの問題の正誤判定結果を含む出題履歴情報に基づいて、前記複数のユーザのうちのある対象ユーザと前記複数の問題の習熟傾向が近似する近似ユーザを前記複数のユーザの中から特定し、
前記複数の問題のうち、前記対象ユーザに対して未出題である未出題問題、及び前記対象ユーザが過去に誤答している誤答問題の少なくとも一方である予測対象問題に対する当該対象ユーザの予測正解率を、前記出題履歴情報における前記近似ユーザの前記予測対象問題の前記正誤判定結果に基づいて導出し、
導出した前記予測正解率に基づいて、前記複数の問題のうち前記対象ユーザに出題する問題を決定し、
決定した前記問題を前記対象ユーザに対して出題する
ことを特徴とする情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、語学等の種々の学科の学習に用いることができる端末装置において、当該学科に係るテスト(問題の出題及び回答の正誤判定)を行うことができるものがある。このようなテストでは、ユーザの学習レベルに応じた難易度の問題を出題することで、ユーザの学習レベルを適切に判定したり、テスト自体による学習効果を高めたりすることができる。
【0003】
ユーザの学習レベルに応じた難易度の問題を出題する方法の1つに、当該ユーザに対して未出題である問題の正解率を予測する方法がある。例えば特許文献1には、ユーザ自身による複数の問題の正誤判定結果に基づいて、出題済みの問題に含まれる複数の概念についてのユーザの理解度を分析し、その分析結果に基づいて未出題の問題の正解率を予測する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2020-521244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術は、概念に対する理解度が他の問題の正解率に反映されることを前提としているため、この前提が成り立たない場合(例えば、単語テストのように、複数の概念を組み合わせた問題ではない場合など)には適用することができない。また、上記の前提が成り立つとしても、問題は必ずしも単純な概念の組み合わせのみで構成されるわけではないため、正解率の予測精度が必ずしも高くない。
このように、上記の従来技術を用いると、正解率の予測方法を適用できる問題が限られるとともに、正解率の予測精度が必ずしも高くないため、ユーザの学習レベルに応じた適切な難易度のテストを行うことが容易でないという課題がある。
【0006】
この発明の目的は、容易にユーザの学習レベルに応じた適切な難易度の問題を出題することができる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、
複数の問題についての、複数のユーザへの出題履歴の有無、及び出題済みの問題の正誤判定結果を含む出題履歴情報に基づいて、前記複数のユーザのうちのある対象ユーザと前記複数の問題の習熟傾向が近似する近似ユーザを前記複数のユーザの中から特定し、
前記複数の問題のうち、前記対象ユーザに対して未出題である未出題問題、及び前記対象ユーザが過去に誤答している誤答問題の少なくとも一方である予測対象問題に対する当該対象ユーザの予測正解率を、前記出題履歴情報における前記近似ユーザの前記予測対象問題の前記正誤判定結果に基づいて導出し、
導出した前記予測正解率に基づいて、前記複数の問題のうち前記対象ユーザに出題する問題を決定する処理部を備える
ことを特徴とする。
【0008】
また、上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理方法は、
情報処理システムのコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
複数の問題についての、複数のユーザへの出題履歴の有無、及び出題済みの問題の正誤判定結果を含む出題履歴情報に基づいて、前記複数のユーザのうちのある対象ユーザと前記複数の問題の習熟傾向が近似する近似ユーザを前記複数のユーザの中から特定し、
前記複数の問題のうち、前記対象ユーザに対して未出題である未出題問題、及び前記対象ユーザが過去に誤答している誤答問題の少なくとも一方である予測対象問題に対する当該対象ユーザの予測正解率を、前記出題履歴情報における前記近似ユーザの前記予測対象問題の前記正誤判定結果に基づいて導出し、
導出した前記予測正解率に基づいて、前記複数の問題のうち前記対象ユーザに出題する問題を決定し、
決定した前記問題を前記対象ユーザに対して出題する
ことを特徴とする。
【0009】
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、
情報処理装置に設けられたコンピュータに、
複数の問題についての、複数のユーザへの出題履歴の有無、及び出題済みの問題の正誤判定結果を含む出題履歴情報に基づいて、前記複数のユーザのうちのある対象ユーザと前記複数の問題の習熟傾向が近似する近似ユーザを前記複数のユーザの中から特定する処理、
前記複数の問題のうち、前記対象ユーザに対して未出題である未出題問題、及び前記対象ユーザが過去に誤答している誤答問題の少なくとも一方である予測対象問題に対する当該対象ユーザの予測正解率を、前記出題履歴情報における前記近似ユーザの前記予測対象問題の前記正誤判定結果に基づいて導出する処理、
導出した前記予測正解率に基づいて、前記複数の問題のうち前記対象ユーザに出題する問題を決定する処理
を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、容易にユーザの学習レベルに応じた難易度のテストを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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