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公開番号
2025085392
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199241
出願日
2023-11-24
発明の名称
制御装置、および制御方法
出願人
株式会社デンソーテン
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
H03G
3/20 20060101AFI20250529BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】デバイス、回路等の制御対象の温度を安定して従来よりも確実に制御する。
【解決手段】制御装置は、電気信号を出力するときのゲインを調整可能な制御対象の検知温度が第1温度以上となる場合に前記ゲインを下げ、その後検知温度が第1温度を下回った場合に前記ゲインを上げる制御を行う制御装置である。そして、本制御装置は、ゲインを上げるときにゲインを下げるときよりもゲインの時間変化を小さくする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電気信号を出力するときのゲインを調整可能な制御対象の検知温度が第1温度以上となる場合に前記ゲインを下げ、その後、前記検知温度が前記第1温度を下回った場合に前記ゲインを上げる制御を行う制御装置であって、
前記ゲインを上げるときに前記ゲインを下げるときよりも前記ゲインの時間変化を小さくする制御装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記検知温度が前記第1温度よりも高い第2温度に達した場合に前記制御対象の前記出力を停止する請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御対象の前記検知温度が前記第1温度以上となった場合に警告を出力する請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御対象を監視する監視周期ごとに前記制御対象の状態を検知し、連続する複数の前記監視周期において前記検知温度が前記第1温度を下回ったことを検知すると、前記ゲインを上げる制御を行う請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
コンピュータが、電気信号を出力するときのゲインを調整可能な制御対象の検知温度が第1温度以上となる場合に前記ゲインを下げ、その後、前記検知温度が前記第1温度を下回った場合に前記ゲインを上げる制御を行う制御方法であって、
前記ゲインを上げるときに前記ゲインを下げるときよりも前記ゲインの時間変化を小さくする制御方法。
【請求項6】
前記コンピュータは、前記検知温度が前記第1温度よりも高い第2温度に達した場合に前記制御対象の前記出力を停止する請求項5に記載の制御方法。
【請求項7】
前記コンピュータは、前記制御対象の前記検知温度が前記第1温度以上となった場合に警告を出力する請求項5に記載の制御方法。
【請求項8】
前記コンピュータは、前記制御対象を監視する監視周期ごとに前記制御対象の状態を検知し、連続する複数の前記監視周期において前記検知温度が前記第1温度を下回ったことを検知すると、前記ゲインを上げる制御を行う請求項5に記載の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、および制御方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、デバイスの温度が所定の温度値に達したことを検出すると、温度上昇をスムーズに抑えることを課題とする高温保護回路が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。この高温保護回路は、高温ワーニング信号を受信すると、オーディオ信号のダイナミックレンジを圧縮するための所定の閾値レベルを引き下げ、オーディオ信号の音量の強弱幅を圧縮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-163240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、高温ワーニング信号を受信したときに、音量の強弱幅を圧縮しただけでは、高温保護回路としての確実性が十分でないおそれがある。例えば、制御対象または監視対象のデバイスの温度は、上記オーディオ信号で例示されるデバイスの出力に依存して複雑に変動する場合もあり得る。したがって、高温保護回路等によって例示されるデバイスの制御装置は、高温ワーニング信号が発生した場合とともに、高温ワーニング信号が解消された場合においても、安定した確実な制御が要請される。
【0005】
開示の実施形態の課題は、デバイス、回路等の制御対象の温度を迅速かつ安定して確実に制御することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の実施形態の一側面は、制御装置によって例示される。本制御装置は、電気信号を出力するときのゲインを調整可能な制御対象の検知温度が第1温度以上となる場合にゲインを下げ、その後検知温度が第1温度を下回った場合にゲインを上げる制御を行う制御装置である。そして、本制御装置は、ゲインを上げるときにゲインを下げるときよりもゲインの時間変化を小さくすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本制御装置は、ゲインを上げるときにゲインを下げるときよりもゲインの時間変化を小さくするので、ゲインを上げることによって制御対象の温度が急速に上昇するような場合であっても、制御対象の検知温度が第1温度以上の状態に容易に戻ってしまう可能性を抑制できる。したがって、本制御装置は、デバイス、回路等の制御対象の温度を安定して確実に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は第1実施形態の制御システムを例示するシステム構成図である。
図2は、マイコンによるアンプICの制御を例示するタイミングチャートである。
図3は、マイコンによる制御処理を例示する図である。
図4は、ウォーニング監視の詳細を例示する図である。
図5は、本制御システムによる実施例を例示する図である。
図6は、第2実施形態に係る制御システムの構成を例示する図である。
図7は、第3実施形態に係る制御システムの構成を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1実施形態>(構成)
図1から図4を参照して、第1実施形態に係る制御装置、および制御方法が説明される。図1は、第1実施形態の制御システム10を例示するシステム構成図である。制御システム10は、マイコン1と、アンプIC(Integrated Circuit)2と、スピーカ3とを有する。本制御システム10において、マイコン1は、制御装置として動作し、制御対象としてのアンプIC2を制御する。アンプIC2は、オーディオアンプとも呼ばれ、マイコン1による温度制御を受けるとともに、スピーカ3を駆動し、音を出力する。
【0010】
マイコン1は、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、または単にコンピュータ等とも呼ばれる。マイコン1は、例えば、CPUと、メモリと、インターフェースとを有する。CPUは、メモリに実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行し、制御装置としての機能を提供する。CPUはプロセッサとも呼ばれる。ただし、CPUは、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、CPUは、単一のソケットで接続される単一のプロセッサであって、マルチコア構成のものであってもよい。さらに、マイコン1の少なくとも一部の処理がDSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、数値演算プロセッサ、ベクトルプロセッサ、画像処理プロセッサ等の専用プロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって提供されてもよい。また、マイコン1の少なくとも一部が
、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の専用LSI(large scale integration)、その他のデジタル回路であってもよい。また、マイコン1の少なくとも一部にアナログ回路が含まれてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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