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公開番号
2025086234
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023200154
出願日
2023-11-27
発明の名称
画像処理装置、放射線撮影装置、放射線撮影システム、画像処理方法、放射線撮影装置の作動方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
6/00 20240101AFI20250530BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】放射線照射部と検出部との距離と照射角度による相対的な位置関係に応じて生じ得る画像信号のばらつきを低減できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】放射線照射部から照射される放射線に関する三次元の線量分布情報を用いて、被写体を透過した放射線を検出した検出部から出力される画像信号を補正する処理部を備え、線量分布情報は、放射線照射部と検出部が配置される平面との間の該平面の垂直方向における距離と、放射線の照射角度に基づく、画像処理装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線照射部から照射される放射線に関する三次元の線量分布情報を用いて、被写体を透過した放射線を検出した検出部から出力される画像信号を補正する処理部を備え、
前記線量分布情報は、前記放射線照射部と前記検出部が配置される平面との間の該平面の垂直方向における距離と、前記放射線の照射角度に基づく、画像処理装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記処理部は、線量分布の基準照射角度と、前記検出部と前記放射線照射部との照射角度とによる斜入射光特性の関係を用いて、前記線量分布情報を取得し、
前記斜入射光特性は、
TIFF
2025086234000017.tif
6
150
として表される、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記斜入射光特性についてn=3又はn=4を適用し、前記線量分布情報を取得する、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記処理部は、前記垂直方向における前記検出部と前記放射線照射部との異なる距離の関係に応じて前記線量分布情報を取得する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記処理部は、線量分布の基準距離、及び前記放射線照射部と前記検出部が配置される平面との距離の距離比の2乗の関係を用いて、前記線量分布情報を取得する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記処理部は、撮影条件に応じて前記線量分布情報を取得する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記撮影条件には、管電圧、管電流、照射時間、焦点サイズ、放射線ろ過フィルタ、及び撮影体位のうち少なくとも一つの条件が含まれる、請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記線量分布情報を記憶する記憶部を更に備える、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記処理部は、前記被写体を撮影した際の撮影条件に対応する前記線量分布情報を用いて前記画像信号を補正する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記処理部は、線量分布の基準照射角度と、前記検出部と前記放射線照射部との照射角度による斜入射光特性の関係を用いて、前記検出部に起因する固有のゲイン補正データを取得し、
前記処理部は、前記ゲイン補正データ及び前記線量分布情報を用いて、前記画像信号を補正する、請求項1に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、画像処理装置、放射線撮影装置、放射線撮影システム、画像処理方法、放射線撮影装置の作動方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる放射線撮影システムとして、半導体材料によって形成された平面検出器(FPD:Flat Panel Detector)を用いた放射線撮影システムが知られている。FPDを用いた放射線撮影システムには、放射線照射装置に対しFPDの位置が可変であるものが存在する。このような放射線撮影システムでは、ヒール効果や付加フィルタの実効的な厚みの違いによって、放射線照射装置とFPDとの相対的な位置関係に応じてFPDに到達する放射線量が変化し得る。
【0003】
特許文献1には、X線源から検出器に到達する放射線量の変化によって生じ得る検出器の出力信号の変化を補正する技術が開示されている。特許文献1に記載の技術では、X線源から照射される放射線に関する分布情報が、検出器が移動する平面における二次元の分布情報として予め保存され、保存された二次元の分布情報に基づいて、検出器の出力信号が補正される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-171990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、放射線撮影システムにおいて、例えば、放射線照射装置とFPDとの間の照射角度を変えると、斜入射光特性(コサイン特性)によって、FPDに到達する放射線量は変化する。このため、例えば、放射線照射装置からある照射角度範囲内に位置するFPDで取得した放射線の線量分布情報を用いて、当該照射角度範囲外に位置するFPDの出力信号を補正しても、線量分布の変化に起因してFPDから出力される画像信号は不均一になり得る。
【0006】
本開示の一実施態様は、上記の課題に鑑みて、放射線照射部と検出部との距離と照射角度による相対的な位置関係に応じて生じ得る画像信号のばらつきを低減することができる画像処理装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施態様に係る画像処理装置は、放射線照射部から照射される放射線に関する三次元の線量分布情報を用いて、被写体を透過した放射線を検出した検出部から出力される画像信号を補正する処理部を備え、前記線量分布情報は、前記放射線照射部と前記検出部が配置される平面との間の該平面の垂直方向における距離と、前記放射線の照射角度に基づく。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一実施態様によれば、放射線照射部と検出部との距離と照射角度による相対的な位置関係に応じて生じ得る画像信号のばらつきを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る放射線撮影システムの一例の全体構成を示す。
第1実施形態に係る線量分布情報の生成処理を示すフローチャートである。
撮影条件が保持されたテーブルの一例を示す。
第1実施形態に係る線量分布情報の生成処理を説明するための図である。
第1実施形態に係る被写体の撮影開始から終了までの処理を示すフローチャートである。
第1実施形態に係るX線量の分布に起因する画像不均一性を補正する処理を説明するための図である。
第2実施形態に係るゲイン補正データの一例を示す。
第3実施形態に係る放射線照射部と放射線検出部との位置関係の一例を示す。
第4実施形態に係る遮蔽部材によりセンサ面の一部が遮蔽される様子の一例を示す。
第4実施形態に係る被写体の撮影開始から終了までの処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。以下の実施形態及び特許請求の範囲において、放射線は、X線の他、α線、β線、γ線、及び各種粒子線なども含み、被写体の放射線画像の撮影を行う放射線撮影システムに適用することも可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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