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公開番号
2025075811
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187242
出願日
2023-10-31
発明の名称
静電捕集装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A47L
13/40 20060101AFI20250508BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】捕集部材により摺擦されて帯電した清掃対象を効率よく除電することができる静電捕集装置を提供する。
【解決手段】回転することで捕集部P1において捕集部材11aにより清掃対象Fを摺擦して、捕集部P1に対して相対移動する清掃対象Fから捕集部材11aに被捕集物Hを捕集する捕集回転体11と、捕集部材11aから被捕集物Hを除去する除去部材12、13と、を有する静電捕集装置100は、捕集部P1に対する清掃対象Fの相対移動方向Eにおいて捕集部P1よりも下流側で清掃対象Fに対向するように配置された除電部材15aを有し、除電部材15aは、捕集回転体11又は除去部材12、13の少なくとも一方の少なくとも一部を構成する、清掃対象Fに接触しない導電体11a、12b、13bに電気的に接続されている構成とされる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
清掃対象に接触して捕集部を形成する絶縁体で形成された捕集部材を備えた、回転可能な捕集回転体であって、回転することで前記捕集部において前記捕集部材により前記清掃対象を摺擦して、前記捕集部に対して相対移動する前記清掃対象から前記捕集部材に被捕集物を捕集する捕集回転体と、
前記捕集部材から前記被捕集物を除去する除去部材と、
を有する静電捕集装置であって、
前記捕集部に対する前記清掃対象の相対移動方向において前記捕集部よりも下流側で前記清掃対象に対向するように配置された除電部材を有し、
前記除電部材は、前記捕集回転体又は前記除去部材の少なくとも一方の少なくとも一部を構成する、前記清掃対象に接触しない導電体に電気的に接続されていることを特徴とする静電捕集装置。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記捕集回転体は、芯部と、前記芯部の外周に設けられ前記捕集部材を構成する複数の起毛と、を備えたブラシローラで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の静電捕集装置。
【請求項3】
前記除電部材は、前記芯部を構成する導電体に電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の静電捕集装置。
【請求項4】
前記除去部材は、前記捕集部材から前記被捕集物を回収する第1の除去部材と、前記捕集部材から前記第1の除去部材に回収された前記被捕集物を前記第1の除去部材から除去する第2の除去部材と、を有することを特徴とする請求項2に記載の静電捕集装置。
【請求項5】
前記除電部材は、前記第1の除去部材又は前記第2の除去部材の少なくとも一方の少なくとも一部を構成する導電体に電気的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の静電捕集装置。
【請求項6】
前記捕集回転体は、前記捕集部材を構成する表層と、前記表層よりも内側に設けられた基部と、を備えたローラで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の静電捕集装置。
【請求項7】
前記除電部材は、前記基部の少なくとも一部を構成する導電体に電気的に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の静電捕集装置。
【請求項8】
前記除去部材は、前記捕集部材から前記被捕集物を除去するブレードで構成されていることを特徴とする請求項6に記載の静電捕集装置。
【請求項9】
前記除電部材は、前記ブレードの少なくとも一部を構成する導電体に電気的に接続されていることを特徴とする請求項8に記載の静電捕集装置。
【請求項10】
前記除電部材は、金属糸を用いて構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の静電捕集装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃対象から被捕集物を捕集する静電捕集装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、種々の製造設備、工業製品、あるいは家庭用の掃除機などにおいて、静電付着力を用いて微粒子を捕集する技術が提案されている。ここでいう「微粒子」とは、例えば、電子写真画像形成装置におけるトナーや紙粉、製造設備や家庭における塵埃などを指す。
【0003】
例えば、特許文献1には、電子写真画像形成装置における静電潜像担持体の表面のトナーを、静電付着力を用いて捕集する静電捕集装置(クリーニング装置)が開示されている。特許文献2には、ガラス基板、プリント基板(PCB、PCBAなど)、フィルム、シート、プラスチック板などの表面の塵埃を、静電付着力を用いて捕集する静電捕集装置(クリーニング装置)が開示されている。また、特許文献3には、床面上の塵埃を、静電付着力を用いて捕集する静電捕集装置(静電気式掃除機)が開示されている。
【0004】
これらの静電捕集装置は、まず清掃対象上の被捕集物を捕集回転体により摺擦して捕集回転体に静電的に捕集し、捕集回転体に静電的に付着した被捕集物を回収回転体などによって回収する。捕集回転体としては、捕集部材を構成する起毛が芯部の周りに設けられたブラシローラなどが用いられる。また、回収回転体としては、回収部材を構成する表層を有する回収ローラなどが用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平1-6989号公報
特許第4886097号公報
特開2015-84993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような静電捕集装置では、捕集回転体による被捕集物の捕集性能を高めるべく捕集部材(起毛など)の静電付着力を高めると、例えば清掃対象の電気抵抗が高い場合などには、清掃対象を帯電させてしまうことがある。そして、清掃対象が帯電していると、例えば静電捕集装置を製造設備あるいは家庭用の清掃装置として用いる場合は、清掃対象に塵埃などが再付着してしまうという問題が発生する場合がある。また、清掃対象が帯電していると、例えば静電捕集装置を電子写真画像形成装置において用いる場合には、画像不良の原因になる場合がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、捕集部材により摺擦されて帯電した清掃対象を効率よく除電することができる静電捕集装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は本発明に係る静電捕集装置にて達成される。要約すれば、本発明は、清掃対象に接触して捕集部を形成する絶縁体で形成された捕集部材を備えた、回転可能な捕集回転体であって、回転することで前記捕集部において前記捕集部材により前記清掃対象を摺擦して、前記捕集部に対して相対移動する前記清掃対象から前記捕集部材に被捕集物を捕集する捕集回転体と、前記捕集部材から前記被捕集物を除去する除去部材と、を有する静電捕集装置であって、前記捕集部に対する前記清掃対象の相対移動方向において前記捕集部よりも下流側で前記清掃対象に対向するように配置された除電部材を有し、前記除電部材は、前記捕集回転体又は前記除去部材の少なくとも一方の少なくとも一部を構成する、前記清掃対象に接触しない導電体に電気的に接続されていることを特徴とする静電捕集装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、捕集部材により摺擦されて帯電した清掃対象を効率よく除電することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1に係る清掃装置の模式的な外観斜視図である。
実施例1に係る清掃装置の模式的な断面図である。
電位減衰率の測定方法を説明するための模式図である。
電位減衰率を説明するためのグラフ図である。
実施例1に係る除電部材の一部の模式的な側面図である。
比較例2に係る清掃装置の模式的な断面図である。
実施例2に係る紙粉捕集装置を搭載した画像形成装置の模式的な断面図である。
実施例2に係る紙粉捕集装置の模式的な断面図である。
比較例4に係る紙粉捕集装置の模式的な断面図である。
実施例3に係る紙粉捕集装置の模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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