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公開番号2025083893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197549
出願日2023-11-21
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250526BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】トナー排出口を封止しているシール部材を剥離して使用するトナーカートリッジにおいて、動作負荷の低減を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】画像形成装置本体に対して着脱可能なカートリッジが、現像剤を収容し、現像剤の排出口を有する収容部と、収容部の内部に回転可能に設けられる撹拌部材と、収容部の容積を可変に収容部に設けられるポンプと、カートリッジが未使用の場合に排出口を封止するように収容部の内壁に取り付けられるシール部と撹拌部材に固定される固定部とを有し、撹拌部材の回転によってシール部が内壁から剥離されるシール部材と、を備え、装置本体が、カートリッジが未使用の場合に、撹拌部材を駆動する駆動力を提供してシール部が内壁から少なくとも部分的に剥離され、排出口が収容部の内部と外部とを連通した後に、ポンプを駆動する駆動力をカートリッジに提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
現像剤を用いて記録材に画像を形成する画像形成部を備えた装置本体と、
前記装置本体に対して着脱可能かつ前記画像形成部に現像剤を供給可能に構成されたカートリッジと、
を備える画像形成装置であって、
前記カートリッジが、
現像剤を収容し、現像剤の排出口を有する収容部と、
前記収容部の内部に回転可能に設けられる撹拌部材と、
前記収容部とともに前記カートリッジにおける現像剤の収容空間を形成するように前記収容部に設けられる容積可変なポンプと、
前記カートリッジが未使用の場合に前記排出口を封止するように前記収容部の内壁に取り付けられるシール部と、前記撹拌部材に固定される固定部と、を有するシール部材であって、前記撹拌部材の回転によって前記シール部が前記内壁から剥離されるシール部材と、
を備え、
前記装置本体が、
前記撹拌部材を駆動する第1駆動力を前記カートリッジに提供する第1駆動部と、
前記ポンプを駆動する第2駆動力を前記カートリッジに提供する第2駆動部と、
を備える画像形成装置において、
前記第2駆動部は、前記カートリッジが未使用の場合に、前記第1駆動部が前記第1駆動力の提供を開始して前記シール部が前記内壁から少なくとも部分的に剥離され、前記排出口が前記収容部の内部と外部とを連通した後に、前記第2駆動力を前記カートリッジに提供することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第2駆動部は、記録材に画像を形成する画像形成動作に先立って実施される初期動作において、前記カートリッジが未使用の場合に、前記第1駆動部が前記第1駆動力の提供を開始して前記シール部が前記内壁から少なくとも部分的に剥離され、前記排出口が前記収容部の内部と外部とを連通した後に、前記第2駆動力を前記カートリッジに提供することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2駆動部は、前記カートリッジが未使用の場合に、前記第1駆動部が前記第1駆動力を前記カートリッジに提供して前記シール部が前記内壁から剥離された後に、前記第2駆動力を前記カートリッジに提供することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2駆動部は、前記カートリッジが未使用の場合に、前記第1駆動部が前記第1駆動力を前記カートリッジに提供して前記シール部が前記内壁から剥離された後、かつ前記第1駆動部が前記カートリッジに対する前記第1駆動力の提供を停止した後に、前記第2駆動力を前記カートリッジに提供することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記シール部を前記内壁から剥離させる際に前記カートリッジに提供される前記第1駆動力は、記録材に画像を形成する画像形成動作において前記カートリッジに提供される前記第1駆動力よりも前記撹拌部材の回転速度が遅くなる駆動力であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記収容部の内部は、前記撹拌部材が配置される収容室と、前記排出口が設けられる排出室と、が互いに連通可能に仕切られており、
前記カートリッジが、前記収容部の内部に回転可能に設けられたスクリュー部材であって、記録材に画像を形成する画像形成動作において第1回転方向に回転することで現像剤
が前記収容室から前記排出室へ移動する現像剤の流れを形成可能に構成されたスクリュー部材をさらに備え、
前記第2駆動力は、前記ポンプとともに前記スクリュー部材を駆動する駆動力であり、
前記カートリッジが未使用の場合において前記カートリッジに提供される前記第2駆動力は、前記第1回転方向とは逆の第2回転方向に前記スクリュー部材を回転させる駆動力であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記ポンプは、前記排出室に連通するように前記収容部に設けられており、前記カートリッジが未使用の場合に、前記収容部の容積を拡大する伸長状態にあることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記カートリッジが前記画像形成部に現像剤を供給する供給動作は、前記第1駆動部が前記第1駆動力を前記カートリッジに提供し、かつ前記第2駆動部が前記第2駆動力を前記カートリッジに提供することで、前記収容室の現像剤が前記撹拌部材の回転によって前記スクリュー部材に向けて搬送され、前記スクリュー部材の回転によって現像剤が前記収容室から前記排出室に向けて搬送されるとともに、前記ポンプによる前記排出室の容積変化によって前記排出室の内部の現像剤が前記排出口から排出されることで行われることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記供給動作は、前記画像形成動作において、前記画像形成部に収容される現像剤の量が所定の量以下となった場合に実施されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記撹拌部材は、
回転軸と、
前記回転軸に固定させる固定部を有し、前記固定部から離れた端部側が前記収容部の内壁に接触する、可撓性を有するシート状部材である撹拌部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を用いて記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式による画像形成装置では、画像形成に伴って消費されるトナー(現像剤)を補給するために、トナーを収容した現像剤補給容器を、画像形成装置に着脱可能に設ける構成がある。特許文献1には、カートリッジのトナー供給開口をシール部材で封止し、カートリッジの使用時にシール部材を引き剥がす技術が記載されている。また、特許文献2には、カートリッジにトナーを補給すべくトナーカートリッジからトナーを排出させる手段として、ポンプを使用した構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-066967号公報
特開2022-139159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成動作に先立ってカートリッジの各部を駆動させる初期動作時において、新品のカートリッジではシール部材の剥離動作が加わるため、各部材の動作タイミングの組み合わせや、トナーの収容状態によっては、モータの負荷が大きく上昇する可能性がある。モータ負荷上昇は、駆動部を構成する部品やモータの破損につながるおそれがある。
【0005】
本発明は、トナー排出口を封止しているシール部材を剥離して使用するトナーカートリッジにおいて動作負荷の低減を図ることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、
現像剤を用いて記録材に画像を形成する画像形成部を備えた装置本体と、
前記装置本体に対して着脱可能かつ前記画像形成部に現像剤を供給可能に構成されたカートリッジと、
を備える画像形成装置であって、
前記カートリッジが、
現像剤を収容し、現像剤の排出口を有する収容部と、
前記収容部の内部に回転可能に設けられる撹拌部材と、
前記収容部とともに前記カートリッジにおける現像剤の収容空間を形成するように前記収容部に設けられる容積可変なポンプと、
前記カートリッジが未使用の場合に前記排出口を封止するように前記収容部の内壁に取り付けられるシール部と、前記撹拌部材に固定される固定部と、を有するシール部材であって、前記撹拌部材の回転によって前記シール部が前記内壁から剥離されるシール部材と、
を備え、
前記装置本体が、
前記撹拌部材を駆動する第1駆動力を前記カートリッジに提供する第1駆動部と、
前記ポンプを駆動する第2駆動力を前記カートリッジに提供する第2駆動部と、
を備える画像形成装置において、
前記第2駆動部は、前記カートリッジが未使用の場合に、前記第1駆動部が前記第1駆
動力の提供を開始して前記シール部が前記内壁から少なくとも部分的に剥離され、前記排出口が前記収容部の内部と外部とを連通した後に、前記第2駆動力を前記カートリッジに提供することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、
現像剤を用いて記録材に画像を形成する画像形成部を備えた装置本体と、
前記装置本体に対して着脱可能かつ前記画像形成部に現像剤を供給可能に構成されたカートリッジと、
を備える画像形成装置であって、
前記カートリッジが、
現像剤を収容し、現像剤の排出口を有する収容部と、
前記収容部の内部に回転可能に設けられる撹拌部材と、
前記収容部とともに前記カートリッジにおける現像剤の収容空間を形成するように前記収容部に設けられる容積可変なポンプと、
前記カートリッジが未使用の場合に前記排出口を封止するように前記収容部の内壁に取り付けられるシール部と、前記撹拌部材に固定される固定部と、を有するシール部材であって、前記撹拌部材の回転によって前記シール部が前記内壁から剥離されるシール部材と、
を備え、
前記装置本体が、
前記撹拌部材を駆動する第1駆動力を前記カートリッジに提供する第1駆動部と、
前記ポンプを駆動する第2駆動力を前記カートリッジに提供する第2駆動部と、
を備える画像形成装置において、
前記第2駆動部は、前記カートリッジが未使用の場合に、前記第1駆動部が前記第1駆動力の提供を開始した後に、前記第2駆動力を前記カートリッジに提供することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、トナー排出口を封止しているシール部材を剥離して使用するトナーカートリッジにおいて動作負荷の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
初期シーケンスの動作を示すフローチャート
プロセスカートリッジの概略を示す正面図
プロセスカートリッジの概略構成を示す断面図
プロセスカートリッジの第二廃トナー搬送路を示す断面図
プロセスカートリッジの補給口を示す断面
トナーカートリッジの概略を示す正面図
トナーカートリッジのトナー供給部を示す断面図
トナーカートリッジの廃トナー収容部を示す断面図
プロセスカートリッジの分解斜視図
感光ドラムに対する現像ユニットの当接と離間と示した概略側面図
トナーカートリッジの分解斜視図
本実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す模式的断面図
トナーカートリッジのポンプユニットの配置を示す上面図
トナーカートリッジのポンプユニットの配置を示す側面図
トナーカートリッジのポンプユニットの配置を示す斜視図
シール部材の溶着形状の詳細図
シール部材の剥離過程を示す現像剤補給カートリッジの断面図
本実施例に係る画像形成装置の制御ブロック図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施例1)
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
【0010】
<レーザプリンタ全体概要>
図12は、画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成を示す断面図である。図12に示すように、レーザプリンタ1は、プリンタ本体A、プロセスカートリッジB、トナーカートリッジCで構成されている。装置本体としてのプリンタ本体Aには、シート給送部103、転写ローラ104、定着部105、レーザスキャナ101が設置されている。また、プリンタ本体Aには、プロセスカートリッジB、トナーカートリッジCが着脱可能に配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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