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公開番号2025086625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200727
出願日2023-11-28
発明の名称通信装置設定方法、通信装置及び通信装置設定システム
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250602BHJP(電気通信技術)
要約【課題】端末装置を利用して通信装置に対する設定作業を容易に行う通信装置、その設定方法及び通信装置設定システムを提供する。
【解決手段】プリンタ設定システムでは、管理装置2を利用して作業者により入力された設定情報をサーバ装置3に予め保存しておき、携帯端末4が当該サーバ装置3から各プリンタ5の通信設定情報SNを取得し、これを装置設定取得URLと共にNFC接続によってプリンタ5のNFC記憶部に書き込む。プリンタ5は、電源が投入されると、NFC記憶部から読み出した通信設定情報SNを反映させ、ネットワークを介して装置設定取得URLにアクセスし、サーバ装置3から装置設定情報SDを取得して反映させるため、プリンタ設定システムでは、作業者に対しプリンタ5に対する直接的な入力作業を行わせること無く、携帯端末4をかざす等の極めて簡易な作業を行わせるだけで、当該プリンタ5に関する設置作業を完了させることができる。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項１】
通信装置に設定を行う通信装置設定方法であって、
近距離無線通信を用いた第１通信手段を介して、通信処理を行うための通信設定情報と情報提供装置へアクセスするためのアクセス情報とを、端末装置から受信する通信設定情報受信ステップと、
前記通信設定情報に基づき第２通信手段を通信処理が可能な状態に設定する通信設定ステップと、
前記アクセス情報を基に、前記第２通信手段を介して前記情報提供装置へアクセスし、前記通信装置の設定内容を表す装置設定情報を受信する装置設定情報受信ステップと、
前記装置設定情報を前記通信装置の装置設定に反映させる装置設定反映ステップと
を有することを特徴とする通信装置設定方法。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記通信設定情報受信ステップは、前記第２通信手段により前記通信処理を行うための前記通信設定情報と、当該第２通信手段により前記情報提供装置へアクセスするため前記アクセス情報とを、前記端末装置から受信する
ことを特徴とする請求項１に記載の通信装置設定方法。
【請求項３】
前記装置設定情報受信ステップ及び前記装置設定反映ステップは、前記通信装置の電源がオンの状態で実行される
ことを特徴とする請求項１に記載の通信装置設定方法。
【請求項４】
前記通信設定情報受信ステップ及び前記通信設定ステップの間に、前記通信装置の電源をオフの状態からオンの状態に移行させる電源状態移行ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項１に記載の通信装置設定方法。
【請求項５】
前記通信設定情報受信ステップの前に、前記端末装置が前記情報提供装置から前記通信設定情報を取得する通信設定取得ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項１に記載の通信装置設定方法。
【請求項６】
前記情報提供装置は、複数の前記通信装置とそれぞれ対応する複数の前記装置設定情報を、当該通信装置の前記通信設定情報の少なくとも一部とそれぞれ対応付けて保有し、
前記装置設定情報受信ステップは、前記通信装置が記憶する前記通信設定情報の少なくとも一部を用いて、複数の前記通信設定情報のうち当該通信装置と対応する前記装置設定情報を受信する
ことを特徴とする請求項１に記載の通信装置設定方法。
【請求項７】
前記通信設定情報受信ステップの前に、前記端末装置が前記通信装置の属性情報に基づいて前記アクセス情報を生成するアクセス情報生成ステップ
をさらに有することを特徴とする請求項１に記載の通信装置設定方法。
【請求項８】
前記属性情報は、前記通信装置を一意に識別可能な識別情報又は前記通信装置が設置される位置を表す位置情報である
ことを特徴とする請求項７に記載の通信装置設定方法。
【請求項９】
前記通信設定情報受信ステップの前に、前記端末装置が前記情報提供装置から前記アクセス情報を取得するアクセス情報取得ステップ
をさらに有することを特徴とする請求項１に記載の通信装置設定方法。
【請求項１０】
前記通信設定ステップは、前記通信装置に対し、前記第２通信手段により前記通信処理を行い得ない状態から当該通信処理を行い得る状態に設定する
ことを特徴とする請求項１に記載の通信装置設定方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は通信装置設定方法、通信装置及び通信装置設定システムに関し、例えば端末装置を利用して通信装置の設定を行う場合に適用して好適なものである。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、用紙に画像を形成する（すなわち印刷する）プリンタは、多くの場合、他の機器と通信処理を行うための通信機能を有しており、当該通信機能を利用して接続された端末装置等の情報処理装置との間で種々の通信処理を行うようになっている。以下では、プリンタを通信装置とも呼ぶ。
【０００３】
このプリンタは、出荷された後に、使用するユーザの環境に合わせて、通信に関する設定項目や印刷に関する設定項目等、種々の設定項目に関する設定処理を行う必要がある。しかしプリンタにおいては、情報を表示する表示パネルの大きさや解像度が十分でない場合や、ユーザの操作入力を受け付ける操作ボタン等の操作性が必ずしも良好でない場合がある。
【０００４】
このため、多くの設定項目について入力等の操作を行う作業は、多くの手間や時間を要するものとなり、ユーザにとって負担となることがある。特に、例えば企業等において複数台のプリンタをまとめて導入する場合、各プリンタにそれぞれ適した設定項目を入力する作業は、このような作業を行うキッティング業者等の作業者にとっても、大変な負担となる。
【０００５】
そこで、プリンタに設定を行うための手法として、予め設定内容を表す設定情報を作成してスマートフォン等の端末装置に保存しておき、ＮＦＣ（Near Field Communication、近距離無線通信）を利用してこの設定情報を端末装置からプリンタに書き込み、設定項目に反映させる、といったものが提案されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２０１５－２７７８８号公報（図１等）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
しかし、上述したＮＦＣは、端末装置をプリンタにかざす（近接させる）だけで通信処理を行い得る反面、通信速度が比較的遅く、また情報を記憶できる容量が比較的小さい、といった特性がある。
【０００８】
特に近年では、プリンタが多彩な機能を有する場合があり、これに伴って設定項目も増加する傾向にある。そうすると、端末装置からＮＦＣを利用してプリンタに送信する設定情報に、全ての設定項目を含めることができなくなる。このような場合、プリンタでは、ユーザにより残りの設定項目を追加的に入力する作業が必要となり、作業の効率化や省力化の点において不十分である、という問題があった。
【０００９】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、端末装置を利用して通信装置に対する設定作業を容易に行い得る通信装置設定方法、通信装置及び通信装置設定システムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
かかる課題を解決するため本発明の通信装置設定方法においては、通信装置に設定を行う通信装置設定方法であって、近距離無線通信を用いた第１通信手段を介して、通信処理を行うための通信設定情報と情報提供装置へアクセスするためのアクセス情報とを、端末装置から受信する通信設定情報受信ステップと、通信設定情報に基づき第２通信手段を通信処理が可能な状態に設定する通信設定ステップと、アクセス情報を基に、第２通信手段を介して情報提供装置へアクセスし、通信装置の設定内容を表す装置設定情報を受信する装置設定情報受信ステップと、装置設定情報を通信装置の装置設定に反映させる装置設定反映ステップとを有するようにした。
（【００１１】以降は省略されています）

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