TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025086741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200988
出願日2023-11-28
発明の名称撮像レンズおよび撮像装置
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G02B 13/00 20060101AFI20250602BHJP(光学)
要約【課題】小型に構成され、良好な光学性能を保持する撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像レンズは、物体側から像側へ順に、前群と、絞りと、後群とからなる。後群は、近軸領域で像側に凹面を向け、かつ光軸上から周辺部に行くに従い凹凸形状が途中で変化する変曲点を像側のレンズ面に有する非球面レンズを少なくとも1枚含む。撮像レンズは、全系のバックフォーカスBf、全系の焦点距離f、最大半画角ωmに関する条件式:0.3<Bf/(f×tanωm)<1.5を満足する。撮像レンズは、レンズの屈折率の温度係数(dN/dT)×10-6に関する条件式:0<|dN/dT|<15を満足するレンズを少なくとも1枚含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に、1枚以上のレンズを含む前群と、絞りと、複数のレンズを含む後群とからなり、
近軸領域で像側に凹面を向け、かつ光軸上から周辺部に行くに従い凹凸形状が途中で変化する変曲点を像側のレンズ面に有する第1の非球面レンズを前記後群は少なくとも1枚含み、
無限遠物体に合焦した状態における全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBfとし、
無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をfとし、
無限遠物体に合焦した状態における最大半画角をωmとした場合、
0.3<Bf/(f×tanωm)<1.5 (1)
で表される条件式(1)を満足し、
全系に含まれるレンズの25℃におけるd線に対する屈折率の温度係数を(dN/dT)×10
-6
とし、
dN/dTの単位を℃
-1
とした場合、
0<|dN/dT|<15 (2)
で表される条件式(2)を満足するレンズを少なくとも1枚含む撮像レンズ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
無限遠物体に合焦した状態における、前記前群の最も物体側のレンズ面から前記後群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、Bfとの和をTLとした場合、
1.1<TL/f<3.5 (3)
で表される条件式(3)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項3】
1.2<TL/f<3 (3-1)
で表される条件式(3-1)を満足する請求項2に記載の撮像レンズ。
【請求項4】
0.36<Bf/(f×tanωm)<1.2 (1-1)
で表される条件式(1-1)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項5】
無限遠物体に合焦した状態における開放FナンバーをFnoとした場合、
1.6<Fno/tanωm<5 (4)
で表される条件式(4)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項6】
2<Fno/tanωm<3.2 (4-1)
で表される条件式(4-1)を満足する請求項5に記載の撮像レンズ。
【請求項7】
前記前群の最も像側のレンズ面から前記絞りまでの光軸上の距離の最小値をdFStとし、
dFStの符号は、前記前群の最も像側のレンズ面より前記絞りが像側にあれば正、前記前群の最も像側のレンズ面より前記絞りが物体側にあれば負とし、
前記絞りから前記後群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離の最小値をdStRとし、
dStRの符号は、前記絞りより前記後群の最も物体側のレンズ面が像側にあれば正、前記絞りより前記後群の最も物体側のレンズ面が物体側にあれば負とし、
無限遠物体に合焦した状態における、前記前群の最も物体側のレンズ面から前記後群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、Bfとの和をTLとした場合、
0<dFSt/TL<0.8 (5)
0<dStR/TL<0.8 (6)
で表される条件式(5)および(6)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項8】
無限遠物体に合焦した状態における、前記絞りから前記後群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、Bfとの和をdStとし、
無限遠物体に合焦した状態における、前記前群の最も物体側のレンズ面から前記後群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、Bfとの和をTLとした場合、
0.67<dSt/TL<0.93 (7)
で表される条件式(7)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項9】
前記前群の最も物体側のレンズの物体側の面の近軸曲率半径をRL1fとし、
前記前群の最も物体側のレンズの像側の面の近軸曲率半径をRL1rとした場合、
-3<(RL1r-RL1f)/(RL1r+RL1f)<0 (8)
で表される条件式(8)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項10】
無限遠物体に合焦した状態において、前記後群に含まれる前記第1の非球面レンズのうち、最も像側の前記第1の非球面レンズの像側の面から前記後群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、Bfとの和をdA1とし、
無限遠物体に合焦した状態における、前記前群の最も物体側のレンズ面から前記後群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、Bfとの和をTLとした場合、
0.02<dA1/TL<0.6 (9)
で表される条件式(9)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、撮像レンズ、および撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラ等の撮像装置に使用可能な撮像レンズとして、下記特許文献1に記載の撮像光学系が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-099402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
小型に構成され、良好な光学性能を保持する撮像レンズが要望されている。これらの要求レベルは、年々、高まっている。
【0005】
本開示は、小型に構成され、良好な光学性能を保持する撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、撮像レンズであって、物体側から像側へ順に、1枚以上のレンズを含む前群と、絞りと、複数のレンズを含む後群とからなり、近軸領域で像側に凹面を向け、かつ光軸上から周辺部に行くに従い凹凸形状が途中で変化する変曲点を像側のレンズ面に有する第1の非球面レンズを後群は少なくとも1枚含み、撮像レンズは、
0.3<Bf/(f×tanωm)<1.5 (1)
で表される条件式(1)を満足し、
0<|dN/dT|<15 (2)
で表される条件式(2)を満足するレンズを少なくとも1枚含む。
ここでは、無限遠物体に合焦した状態における全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBfとしている。無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をfとしている。無限遠物体に合焦した状態における最大半画角をωmとしている。全系に含まれるレンズの25℃におけるd線に対する屈折率の温度係数を(dN/dT)×10
-6
としている。dN/dTの単位を℃
-1
としている。
【0007】
本開示の第2の態様は、第1の態様の撮像レンズにおいて、無限遠物体に合焦した状態における、前群の最も物体側のレンズ面から後群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、Bfとの和をTLとした場合、
1.1<TL/f<3.5 (3)
で表される条件式(3)を満足する。
【0008】
本開示の第3の態様は、第2の態様の撮像レンズにおいて、
1.2<TL/f<3 (3-1)
で表される条件式(3-1)を満足する。
【0009】
本開示の第4の態様は、第1の態様の撮像レンズにおいて、
0.36<Bf/(f×tanωm)<1.2 (1-1)
で表される条件式(1-1)を満足する。
【0010】
本開示の第5の態様は、第1の態様の撮像レンズにおいて、無限遠物体に合焦した状態における開放FナンバーをFnoとした場合、
1.6<Fno/tanωm<5 (4)
で表される条件式(4)を満足する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

カンタツ株式会社
光学系
9日前
カンタツ株式会社
撮像レンズ
12日前
有限会社金沢製作所
拡大鏡
10日前
株式会社シグマ
望遠ズームレンズ
9日前
学校法人立命館
光演算装置
4日前
個人
セパレート型スマートグラス
3日前
シンテック株式会社
光スイッチング素子
24日前
株式会社QDレーザ
画像投影装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
23日前
株式会社アドバンテスト
光コネクタ
18日前
東レ株式会社
偏光板成型用ポリエステルフィルム
4日前
信越化学工業株式会社
導光部材
23日前
新光技研株式会社
光マイクロスイッチ
10日前
キヤノン株式会社
レンズ駆動装置
20日前
日本精機株式会社
反射鏡ホルダー及び反射鏡ユニット
9日前
セイコーエプソン株式会社
虚像表示装置
5日前
FDK株式会社
余長処理ユニット
26日前
セイコーエプソン株式会社
虚像表示装置
4日前
キヤノン株式会社
光走査装置
25日前
キヤノン株式会社
光走査装置
12日前
AGC株式会社
防眩層付透明基材
17日前
国立大学法人千葉大学
表示素子
20日前
大日本印刷株式会社
光学素子
5日前
大日本印刷株式会社
光学素子
5日前
キヤノン株式会社
顕微鏡
4日前
株式会社ダイセル
防眩フィルム
20日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
25日前
日本特殊陶業株式会社
波長変換部材、および発光装置
5日前
日本特殊陶業株式会社
波長変換部材、および発光装置
4日前
株式会社デンソーテン
表示装置
13日前
日本精機株式会社
表示装置及びヘッドアップディスプレイ装置
5日前
日東電工株式会社
反射フィルム
24日前
キヤノン株式会社
レンズ鏡筒および光学機器
24日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
16日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
13日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
17日前
続きを見る