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公開番号
2025082339
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195590
出願日
2023-11-17
発明の名称
ズームレンズおよび撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
15/20 20060101AFI20250522BHJP(光学)
要約
【課題】広画角、高ズーム比かつ小型軽量のズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズは、変倍のためには移動しない正の第1レンズ群L1と、変倍のために移動する負の第2レンズ群L2とを含む。第1レンズ群は、焦点調節のために移動する第1フォーカス群L12、L13を含む。ズームレンズは、第1レンズ群より像側に配置されて焦点調節のために移動する第2フォーカス群L51を含む。第1フォーカス群の広角端および望遠端での無限遠から至近端への焦点調節のための移動量をそれぞれx1wおよびx1t、第2フォーカス群の望遠端での無限遠から至近端への焦点調節のための移動量をx2tとする。第1レンズ群の焦点距離をf1、第1レンズ群の最も物体側のレンズの焦点距離をfg1とする。-1.7≦fg1/f1≦-1.0、0≦|x1w/x1t|≦0.50および0≦|x2t/x1t|≦0.25を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
最も物体側に配置されて変倍のためには移動しない正の屈折力の第1レンズ群と、前記第1レンズ群の像側に配置されて変倍のために移動する負の屈折力の第2レンズ群とを含み、変倍に際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群は、焦点調節のために移動する第1フォーカス群を含み、
前記ズームレンズは、前記第1レンズ群より像側に配置されて焦点調節のために移動する第2フォーカス群を含み、
前記第1フォーカス群の広角端および望遠端での無限遠から至近端への焦点調節のための移動量をそれぞれx1wおよびx1t、前記第2フォーカス群の望遠端での無限遠から至近端への焦点調節のための移動量をx2t、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズの焦点距離をfg1とし、前記移動量の符号をフォーカス群が無限遠に比べて至近端において像側に位置するときに正、物体側に位置するときに負とするとき、
-1.7≦fg1/f1≦-1.0
0≦|x1w/x1t|≦0.50
0≦|x2t/x1t|≦0.25
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記ズームレンズの広角端および望遠端での焦点距離をそれぞれfwおよびft、前記ズームレンズの焦点距離fwm=fw×(ft/fw)
0.1
での前記第1フォーカス群の無限遠から至近端への焦点調節のための移動量をx1wmとするとき、
0≦|x1wm/x1t|≦0.5
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第1フォーカス群は、無限遠から至近端への焦点調節のために物体側に移動することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記ズームレンズの望遠端での焦点距離をftとするとき、
4.0≦ft/f1≦6.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記ズームレンズの広角端での焦点距離をfwとするとき、
27≦f1/fw≦40
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記第1レンズ群の最も物体側のレンズは、両凹レンズであることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記ズームレンズの最も像側に配置されて変倍のためには移動しない最終レンズ群を含み、
前記第2フォーカス群は、前記最終レンズ群の一部であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記最終レンズ群の内部に、前記ズームレンズの焦点距離範囲を長焦点距離側に変化させるエクステンダ群の挿脱が可能であることを特徴とする請求項7に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記第2フォーカス群の広角端かつ無限遠合焦状態での横倍率をβf2wとするとき、
0≦|βf2w|≦0.5
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群と、前記第2レンズ群と、広角端から望遠端への変倍のために物体側へ移動する正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群とを含み、
広角端での前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の合成焦点距離をf34とするとき、
-0.50≦f2/f34≦-0.15
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置等に用いられるズームレンズに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
テレビカメラ、映画用カメラおよび写真用カメラ等の撮像装置には、広画角、高ズーム比かつ高い光学性能、特に画面の中心から周辺まで均一な解像力が求められる。広画角で高ズーム比のズームレンズとして、最も像側に配置された正の屈折力の第1レンズ群と、その像側に配置された変倍用の負の屈折力の第2レンズ群とを含むポジティブリード型ズームレンズが知られている。特許文献1には、焦点距離に応じて焦点調節のために移動するレンズ群を変更するズームレンズが開示されている。特許文献2には、焦点調節の際に固定の前群とそれぞれ移動する中群および後群とを含み、後群の移動量が焦点距離に応じて変化するズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-15195号公報
特開2020-30283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ポジティブリード型のズームレンズにおいて、高い光学性能と広画角化と小型化とを両立するためには、第1レンズ群のレンズ構成や屈折力、また焦点調節のために移動するレンズ群の移動量を適切に設定することが重要である。特許文献1、2に開示されたズームレンズにおける第1レンズ群を構成する各レンズの屈折力や焦点調節のための移動するレンズ群の移動量では、さらなる広画角化や高倍率化を求めると第1レンズ群のレンズ径が増加する。
【0005】
本発明は、広画角、高ズーム比かつ小型軽量で全ズーム範囲にわたって高い光学性能を有するズームレンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのズームレンズは、最も物体側に配置されて変倍のためには移動しない正の屈折力の第1レンズ群と、第1レンズ群の像側に配置されて変倍のために移動する負の屈折力の第2レンズ群とを含み、変倍に際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。第1レンズ群は、焦点調節のために移動する第1フォーカス群を含む。ズームレンズは、第1レンズ群より像側に配置されて焦点調節のために移動する第2フォーカス群を含む。第1フォーカス群の広角端および望遠端での無限遠から至近端への焦点調節のための移動量をそれぞれx1wおよびx1t、第2フォーカス群の望遠端での無限遠から至近端への焦点調節のための移動量をx2t、第1レンズ群の焦点距離をf1、第1レンズ群の最も物体側のレンズの焦点距離をfg1とし、上記移動量の符号をフォーカス群が無限遠に比べて至近端において像側に位置するときに正、物体側に位置するときに負とするとき、
-1.7≦fg1/f1≦-1.0
0≦|x1w/x1t|≦0.50
0≦|x2t/x1t|≦0.25
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記ズームレンズを備えた撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、広画角、高ズーム比かつ小型軽量で全ズーム範囲にわたって高い光学性能を有するズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1(数値実施例1)のズームレンズの広角端かつ無限遠合焦状態での断面図。
数値実施例1の広角端、中間ズーム位置および望遠端かつ無限遠合焦状態での収差図。
実施例2(数値実施例2)のズームレンズの広角端かつ無限遠合焦状態での断面図。
数値実施例2の広角端、中間ズーム位置および望遠端かつ無限遠合焦状態での収差図。
実施例3(数値実施例3)のズームレンズの広角端かつ無限遠合焦状態での断面図。
数値実施例3の広角端、中間ズーム位置および望遠端かつ無限遠合焦状態での収差図。
実施例4(数値実施例4)のズームレンズの広角端かつ無限遠合焦状態での断面図。
数値実施例4の広角端、中間ズーム位置および望遠端かつ無限遠合焦状態での収差図。
実施例5(数値実施例5)のズームレンズの広角端かつ無限遠合焦状態での断面図。
数値実施例5の広角端、中間ズーム位置および望遠端かつ無限遠合焦状態での収差図。
数値実施例1の広角端および望遠端かつ無限遠合焦状態および最至近合焦状態での光路図。
撮像装置の概略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。具体的な実施例1~5の説明に先立って、各実施例に共通する事項について説明する。各実施例のズームレンズは、放送用テレビカメラ、映画用カメラ、汎用デジタルスチルカメラ、汎用ビデオカメラよび銀塩フィルム用カメラ等の各種撮像装置に用いられる。
【0010】
ズームレンズにおいて、レンズ群は、広角端と望遠端との間での変倍(ズーミング)に際して一体で移動する1または複数のレンズのまとまりである。すなわち、変倍に際して隣り合うレンズ群間の間隔が変化する。レンズ群は、開口絞りを含んでもよい。また、広角端と望遠端はそれぞれ、変倍に際して移動するレンズ群が光軸上を機構上または制御上、移動可能な範囲の両端に位置したときの最大画角(最短焦点距離)と最小画角(最大焦点距離)のズーム状態を示す。また以下の説明において、無限遠物体および最至近物体に合焦した状態をそれぞれ無限遠合焦状態および最至近合焦状態という。
(【0011】以降は省略されています)
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