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公開番号2025086870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2024187242
出願日2024-10-24
発明の名称ポリシロキサン、その製造方法、及びそれを含む消臭剤
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08G 77/26 20060101AFI20250602BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】アルデヒド捕捉効果を示すポリシロキサン、その製造方法及び消臭剤の提供。
【解決手段】下記一般式(1)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025086870000014.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">58</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">165</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、Rは、有機基。Qは、-O-、-(C=O)O-、-O(C=O)-、-O(C=O)-O-、-C(=O)-NH-、-NH-(C=O)-、-CH=CH-、-C≡C-を有してもよく水素原子は炭素数1~3のアルキル基で置換されていてもよいC20までのアルキレン基、nは、0~100の実数を表す。)のポリシロキサンを用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)
JPEG
2025086870000010.jpg
58
165
(式中、Rは、各々独立して、炭素数1~12のアルキル基、炭素数1~4のアルコキシ基、又は水酸基を表し、前記アルキル基は任意の位置に1つ以上のアミノ基又はウレイド基が置換していてもよい。Qは、各々独立して、-CH

-、-CH

CH

-、及び-CH

-Ra-CH

-からなる群より選ばれる1種又は2種以上の基を表す。Raは、炭素数1~18のアルキレン基を表し、-CH

-Ra-CH

-中の2つの-CH

-に挟まれた-CH

-は各々独立して-O-、-(C=O)O-、-O(C=O)-、-O(C=O)-O-、-C(=O)-NH-、-NH-(C=O)-、-CH=CH-、-C≡C-に置き換えられていてもよく、前記アルキレン基の水素原子は炭素数1~3のアルキル基で置換されていてもよい。nは、0~100の実数を表す。)
で表される構造単位を有し、数平均分子量が、500~10000であるアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサン。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
上記一般式(1)において、Rが、各々独立して、メチル基、3-アミノプロピル基、(2-アミノエチル)3-アミノプロピル基、3-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチルアミノ]プロピル基、3-ウレイドプロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、又は水酸基である、請求項1に記載のアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサン。
【請求項3】
上記一般式(1)において、nが0である、請求項1に記載のアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサン。
【請求項4】
下記一般式(2)で表される化合物を水の存在下で重合させる、請求項1に記載のアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサンの製造方法。
JPEG
2025086870000011.jpg
53
165
(式中、R

は、各々独立して、任意の位置に1つ以上のアミノ基又はウレイド基が置換していてもよい炭素数1~12のアルキル基を表し、R

は、各々独立して、炭素数1~4のアルコキシ基を表す。Qは、各々独立して、-CH

-、-CH

CH

-、及び-CH

-Ra-CH

-からなる群より選ばれる1種又は2種以上の基を表す。Raは、炭素数1~18のアルキレン基を表し、-CH

-Ra-CH

-中の2つの-CH

-に挟まれた-CH

-は各々独立して-O-、-(C=O)O-、-O(C=O)-、-O(C=O)-O-、-C(=O)-NH-、-NH-(C=O)-、-CH=CH-、-C≡C-に置き換えられていてもよく、前記アルキレン基の水素原子は炭素数1~3のアルキル基で置換されていてもよい。mは、0~2の整数を表す。)
【請求項5】
下記一般式(2)で表される化合物と下記一般式(3)で表される化合物とを、水の存在下で共重合させる、請求項1に記載のアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサンの製造方法。
JPEG
2025086870000012.jpg
53
165
(式中、R

は、各々独立して、任意の位置に1つ以上のアミノ基又はウレイド基が置換していてもよい炭素数1~12のアルキル基を表し、R

は、各々独立して、炭素数1~4のアルコキシ基を表す。Qは、各々独立して、-CH

-、-CH

CH

-、及び-CH

-Ra-CH

-からなる群より選ばれる1種又は2種以上の基を表す。Raは、炭素数1~18のアルキレン基を表し、-CH

-Ra-CH

-中の2つの-CH

-に挟まれた-CH

-は各々独立して-O-、-(C=O)O-、-O(C=O)-、-O(C=O)-O-、-C(=O)-NH-、-NH-(C=O)-、-CH=CH-、-C≡C-に置き換えられていてもよく、前記アルキレン基の水素原子は炭素数1~3のアルキル基で置換されていてもよい。mは、0~2の整数を表す。)
JPEG
2025086870000013.jpg
35
165
(式中、R

は、各々独立して、任意の位置に1つ以上のアミノ基又はウレイド基が置換していてもよい炭素数1~12のアルキル基を表し、R

は、各々独立して、炭素数1~4のアルコキシ基を表す。m’は、0~3の整数を表す。)
【請求項6】
上記一般式(2)で表される化合物のモル量と上記一般式(3)で表される化合物のモル量の比(モル比)が、上記一般式(2)で表される化合物1モルに対して、上記一般式(3)で表される化合物のモル量が100以下である、請求項5に記載のアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサンの製造方法。
【請求項7】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサンを含む消臭剤。
【請求項8】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアミノオキシアルキル基含有ポリシロキサンが担持されている基材を含む消臭性構造物。
【請求項9】
前記の基材が、繊維状物、シート状物、ビーズ状物、スポンジ状物、又はボード状物である、請求項8に記載の消臭性構造物。
【請求項10】
請求項7に記載の消臭剤を、アルデヒドと接触させる、アルデヒドの除去方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリシロキサン、その製造方法、及びそれを含む消臭剤に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
アセトアルデヒドやホルムアルデヒド等のアルデヒド類は、生活環境における代表的な臭気物質であり、臭い閾値が極めて低いために低濃度でも不快臭の原因となる。これらのアルデヒド類は屋内や自動車内において合成樹脂、合板、タバコの煙等から発生し、シックハウス症候群やシックカー症候群の原因となることが知られている。また、これらのアルデヒド類は発癌性も疑われており、人が日常的にこれらに曝されると、健康を害するリスクがある。そのため、厚生労働省により室内濃度指針値として、アセトアルデヒドは0.03ppm、ホルムアルデヒドは0.08ppmと規定されている。したがって、アルデヒド類を速やかに且つ持続的に除去する手段が求められている。
【0003】
アセトアルデヒドやホルムアルデヒド等の低級アルデヒドは沸点が低いため、消臭剤として汎用されるシリカゲルや活性炭等の無機系多孔質材では捕捉効率が低い。そこで、ヒドラジン誘導体、アミン、アミノ酸、又は尿素誘導体等からなるアルデヒド捕捉剤とアルデヒド類を化学反応させることによりアルデヒド類を捕捉する方法が開示されている(例えば、特許文献1~4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-299878号公報
特開2000-300652公報
特開2007-215818公報
特開2018-108360公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、これら特許文献に記載の方法は、捕捉効率が必ずしも十分ではなく、また、耐水性が十分ではないために、樹脂や繊維をはじめとする基材へ塗布した捕捉剤が水洗や洗濯によって溶出し、性能が低下するなどの問題があった。
【0006】
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑みてなされたものであり、水洗や洗濯をした場合でも、アルデヒド捕捉効果を示すポリシロキサン、その製造方法、及びそれを含む消臭剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、後述する特定のポリシロキサンが、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち本発明は、以下の実施形態を含むものである。
【0009】
[1]下記一般式(1)
【0010】
JPEG
2025086870000001.jpg
58
165
(【0011】以降は省略されています)

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