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公開番号2025098911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2024021700
出願日2024-02-16
発明の名称ハロゲン含有ポリマーからなる粉体及びその製造方法
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08J 3/12 20060101AFI20250625BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 本発明は、ハンドリング性に優れ、樹脂へ配合した際に優れた耐衝撃性を示すハロゲン含有ポリマーを提供することを課題とする。
【解決手段】
下記一般式(1)
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025098911000015.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">41</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">104</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、Rは、炭素数1~6のアルキレン基、-S-、又は-SO2-を示し、nは実数を示す。)
で示されるハロゲン含有ポリマーであって、かさ密度が0.18~0.80g/cm3であることを特徴とする、ハロゲン含有ポリマーからなる粉体。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)
JPEG
2025098911000012.jpg
41
104
(式中、Rは、炭素数1~6のアルキレン基、-S-、又は-SO

-を示し、nは実数を示す。)
で示されるハロゲン含有ポリマーであって、かさ密度が0.18~0.80g/cm

であることを特徴とする、ハロゲン含有ポリマーからなる粉体。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
一般式(1)において、Rが、炭素数1~6のアルキレン基であることを特徴とする、請求項1に記載のハロゲン含有ポリマーからなる粉体。
【請求項3】
一般式(1)において、Rが、2,2-プロピレン基であることを特徴とする、請求項1に記載のハロゲン含有ポリマーからなる粉体。
【請求項4】
粒子形状画像解析装置を用いて測定される、一次粒子の形状がアスペクト比1.0~1.9であることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のハロゲン含有ポリマーからなる粉体。
【請求項5】
レーザー回折/散乱式粒度分布測定等の光学式粒径測定器を用いて測定される粒径が1.0~20μmとなる粒子の体積割合が80%以上であることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のハロゲン含有ポリマーからなる粉体。
【請求項6】
レーザー回折/散乱式粒度分布測定等の光学式粒径測定器を用いて測定される粒径分布において、累計頻度が50%となる粒径(d50)が2~50μmであることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のハロゲン含有ポリマーからなる粉体。
【請求項7】
レーザー回折/散乱式粒度分布測定等の光学式粒径測定器を用いて測定される粒径が20μm以上となる粒子の体積割合が15%以下であることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のハロゲン含有ポリマーからなる粉体。
【請求項8】
レーザー回折/散乱式粒度分布測定等の光学式粒径測定器を用いて測定される粒径が1μm以下となる粒子の体積割合が15%以下であることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のハロゲン含有ポリマーからなる粉体。
【請求項9】
レーザー回折/散乱式粒度分布測定等の光学式粒径測定器を用いて測定される、累計頻度が90%となる粒径(d90)が25μm以下であることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のハロゲン含有ポリマーからなる粉体。
【請求項10】
下記一般式(2)で表される化合物と、下記一般式(3)で表される化合物と、塩基と、溶媒とを用いて、ハロゲン含有ポリマーを合成する工程と、得られたハロゲン含有ポリマーをかさ密度0.18~0.80g/cm

に加工を施す工程と、を含む請求項1~3に記載の粉体の製造方法。
JPEG
2025098911000013.jpg
35
96
(式中、Rは、炭素数1~6のアルキレン基、-S-、又は-SO

-を示す。)
JPEG
2025098911000014.jpg
16
60
(式中、X、及びYは、ハロゲン原子を示す。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、難燃剤などに用いられる、ハロゲン含有ポリマーからなる粉体、及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 920 文字)【背景技術】
【0002】
難燃剤は、樹脂と混合することで、当該樹脂に難燃性を付与する添加剤としてよく知られている。例えば、複数のハロゲン原子を有する化合物が、ハロゲン系難燃剤として古くから使用されている。なお、一部の低分子量型のハロゲン系難燃剤(例えば、ポリ臭化ビフェニル類)については、その有害性のために、PoPs条約で規制対象となっている。このため近年では、生体安全性の高い高分子量型のハロゲン系難燃剤が開発されている。
【0003】
高分子量型の臭素系難燃剤として、例えば、テトラブロモビスフェノールAをエチレン基で連結した、耐熱性が高いハロゲン含有ポリマーが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-77857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来公知のハロゲン含有ポリマーからなる粉体は、樹脂に配合した際に耐衝撃性が不足する課題があった。また、当該ハロゲン含有ポリマーからなる粉体は飛散性が高く、計量時に作業環境を悪化させたり、樹脂加工時に樹脂への均一な分散が困難であるなど、ハンドリング性にも課題があった。
【0006】
本発明は上記の背景技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハンドリング性に優れ、樹脂へ配合した際に優れた耐衝撃性を示すハロゲン含有ポリマーからなる粉体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討した結果、粉体特性を改良したハロゲン含有ポリマーが上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち本願発明は、以下に示すハロゲン含有ポリマーからなる粉体に係る。
【0009】
[1]
下記一般式(1)
【0010】
JPEG
2025098911000001.jpg
41
104
(【0011】以降は省略されています)

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