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公開番号
2025089905
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204874
出願日
2023-12-04
発明の名称
ポリカーボネートジオール、ウレタン樹脂およびコーティング剤
出願人
東ソー株式会社
代理人
弁理士法人セントクレスト国際特許事務所
主分類
C08G
64/02 20060101AFI20250609BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】25℃での成型加工性と粘度安定性とを両立するポリカーボネートジオールを提供すること。
【解決手段】カーボネート構造の繰り返し単位(A)を含有し、末端水酸基を含むポリカーボネートジオールであって、前記繰り返し単位(A)の90~100モル%が2-メチルオクタン-1,8-ジイル基含有カーボネート構造の繰り返し単位(B)及び/又は1,9-ノナンジイル基含有カーボネート構造の繰り返し単位(C)であり、前記ポリカーボネートジオールの水酸基価から算出した数平均分子量が300~2800g/molであり、せん断速度1s
-1
、温度25℃における粘度η
1
に対する、せん断速度1000s
-1
、温度25℃における粘度η
1000
の比〔η
1000
/η
1
〕が0.40~0.80である、ポリカーボネートジオール。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(A)で表わされる繰り返し単位(A)を含有し、末端水酸基を含むポリカーボネートジオールであって、
前記繰り返し単位(A)の90~100モル%が下記式(B)で表わされる繰り返し単位(B)及び/又は下記式(C)で表わされる繰り返し単位(C)であり、
前記ポリカーボネートジオールが下記式(D)で表されるポリカーボネートジオール(D)を含み、
前記ポリカーボネートジオールの水酸基価から算出した数平均分子量が300~2800g/molであり、
前記ポリカーボネートジオールについて測定したLCスペクトルにおいて、前記ポリカーボネートジオールの水酸基価から算出した数平均分子量に最も近い分子量のピークに対応する前記ポリカーボネートジオール(D)の繰り返し単位の数をX
0
としたとき、前記繰り返し単位の数がX
0
であるピークの面積値に対して、ピークの面積値比が0.90~1.10であるピークが、前記繰り返し単位の数がX
0
であるピークを含めて2~7個連続しており、
せん断速度1s
-1
、温度25℃における粘度η
1
に対する、せん断速度1000s
-1
、温度25℃における粘度η
1000
の比〔η
1000
/η
1
〕が0.40~0.80である、ポリカーボネートジオール。
JPEG
2025089905000014.jpg
17
119
(式(A)中、Rは、炭素数2~15の2価の脂肪族又は脂環族炭化水素を表す。)
JPEG
2025089905000015.jpg
20
120
JPEG
2025089905000016.jpg
19
120
JPEG
2025089905000017.jpg
26
119
(式(D)中、
R
1
は、*-(CH
2
)
9
-*、又は、*-CH
2
CH(CH
3
)CH
2
CH
2
CH
2
CH
2
CH
2
CH
2
-*を表し、
前記式中の両端の*は、R
1
の両端にそれぞれ結合した2つの酸素原子との結合部位を示し、
qは1以上の整数を示し、複数存在するR
1
は互いに同一でも異なっていてもよい。)
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記繰り返し単位(B)の量が、前記繰り返し単位(A)の総量に対して20~100モル%である、請求項1に記載のポリカーボネートジオール。
【請求項3】
前記繰り返し単位(B)の量が、前記繰り返し単位(B)と前記繰り返し単位(C)との合計に対して20~100モル%である、請求項1に記載のポリカーボネートジオール。
【請求項4】
前記繰り返し単位(A)の全てが前記繰り返し単位(B)及び/又は前記繰り返し単位(C)である、請求項1に記載のポリカーボネートジオール。
【請求項5】
前記ポリカーボネートジオールの90~100モル%が前記ポリカーボネートジオール(D)である、請求項1に記載のポリカーボネートジオール。
【請求項6】
請求項1~5のうちのいずれか1項に記載のポリカーボネートジオールと、イソシアネートと、の反応生成物を含む、ウレタン樹脂。
【請求項7】
請求項6に記載のウレタン樹脂を含む、コーティング剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリカーボネートジオール、ウレタン樹脂およびコーティング剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリカーボネートポリオールは、ポリイソシアネート化合物と反応させて、ウレタン樹脂(ポリウレタン樹脂とも呼ばれる)を製造する原料として有用であり、接着剤、塗料等の原料として有用である。
ポリカーボネートポリオールの1種であるポリカーボネートジオールとしては、一般的には、ジオール成分として1,6-ヘキサンジオールを単独で用いたポリカーボネートジオールが使われている。しかしながら、このようなポリカーボネートジオールは、結晶性であるため常温で固体であり、取扱いが困難であるという問題がある。
【0003】
これらの問題を解決するため、2種類以上のジオールを用いてポリカーボネートジオールを製造することが提案されている。例えば、特開昭63-182337号公報(特許文献1)には、ジオール成分として1,9-ノナンジオールと2-メチル-1,8-オクタンジオールとを用いて合成したポリカーボネートジオールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭63-182337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ポリカーボネートジオールは流動を伴う製造設備で使用される場合、成型加工性と粘度安定性とを両立することが困難であるという問題があった。そして、上記特許文献1に記載のポリカーボネートジオールによっても、成型加工性と粘度安定性とを両立することには、なお改善の余地を有している。
そこで、本開示の一態様は、25℃での成型加工性と粘度安定性とを両立するポリカーボネートジオールを提供することを目的とする。また、本開示の他の態様は、該ポリカーボネートジオールから得られるウレタン樹脂およびコーティング剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は以下の態様を提供する。
【0007】
[1]下記式(A)で表わされる繰り返し単位(A)を含有し、末端水酸基を含むポリカーボネートジオールであって、
前記繰り返し単位(A)の90~100モル%が下記式(B)で表わされる繰り返し単位(B)及び/又は下記式(C)で表わされる繰り返し単位(C)であり、
前記ポリカーボネートジオールが下記式(D)で表されるポリカーボネートジオール(D)を含み、
前記ポリカーボネートジオールの水酸基価から算出した数平均分子量が300~2800g/molであり、
前記ポリカーボネートジオールについて測定したLCスペクトルにおいて、前記ポリカーボネートジオールの水酸基価から算出した数平均分子量に最も近い分子量のピークに対応する前記ポリカーボネートジオール(D)の繰り返し単位の数をX
0
としたとき、前記繰り返し単位の数がX
0
であるピークの面積値に対して、ピークの面積値比が0.90~1.10であるピークが、前記繰り返し単位の数がX
0
であるピークを含めて2~7個連続しており、
せん断速度1s
-1
、温度25℃における粘度η
1
に対する、せん断速度1000s
-1
、温度25℃における粘度η
1000
の比〔η
1000
/η
1
〕が0.40~0.80である、ポリカーボネートジオール。
【0008】
JPEG
2025089905000001.jpg
17
119
【0009】
(式(A)中、Rは、炭素数2~15の2価の脂肪族又は脂環族炭化水素を表す。)
【0010】
JPEG
2025089905000002.jpg
20
120
(【0011】以降は省略されています)
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