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公開番号
2025088121
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202600
出願日
2023-11-30
発明の名称
塗布容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
47/24 20060101AFI20250604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】塗布時にヘッド体と支持筒との間のシールが解除されるのを抑制する。
【解決手段】計量筒部材7の頂部19は、上下方向に延びる筒状に形成され、頂部の内側が第2連通孔8とされ、頂部の上端開口縁19aは、塗布位置において嵌合筒42の内面に上下方向で当接し、嵌合筒の上端開口縁42cは、ヘッド体45の内面に上下方向で当接し、塗布位置における嵌合筒の内面と頂部の上端開口縁との当接部分、並びに、嵌合筒の上端開口縁とヘッド体の内面との当接部分、それぞれにおける径方向の少なくとも一部は、上下方向に沿う縦断面視で上下方向に延びる同一直線上に位置している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被塗布部に塗布する内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着された塗布構造体と、を備え、
前記塗布構造体は、
前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する第1連通孔が形成された中栓部材と、
前記中栓部材との間に、前記第1連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、前記計量室に連通する第2連通孔が頂部に形成された計量筒部材と、
前記計量室に設けられた塗布栓と、を備え、
前記塗布栓は、
前記第2連通孔と前記計量室との連通を遮断し、かつ、前記計量室と前記第1連通孔とを連通させる計量位置と、前記計量位置よりも下側に位置するとともに、前記計量室と前記第1連通孔との連通を遮断し、かつ、前記第2連通孔と前記計量室とを連通させる塗布位置と、の間を上下方向に移動可能に配設され、
前記塗布構造体は、
弾性変形可能な軟材質で形成されるとともに、頂壁部に内容物の吐出孔が形成された有頂筒状のヘッド体と、
前記軟材質より硬い材質で形成されるとともに、前記ヘッド体内に嵌合された支持筒と、を備え、
前記支持筒には、前記塗布栓に取り付けられた取付部と、前記ヘッド体内に嵌合された嵌合筒と、が備えられるとともに、前記嵌合筒内に連通し、かつ前記塗布位置において前記第2連通孔を通して前記計量室に連通する第3連通孔が形成され、
前記計量筒部材の頂部は、上下方向に延びる筒状に形成され、
前記頂部の内側が、前記第2連通孔とされ、
前記頂部の上端開口縁は、前記塗布位置において前記嵌合筒の内面に上下方向で当接し、
前記嵌合筒の上端開口縁は、前記ヘッド体の内面に上下方向で当接し、
前記塗布位置における前記嵌合筒の内面と前記頂部の上端開口縁との当接部分、並びに、前記嵌合筒の上端開口縁と前記ヘッド体の内面との当接部分、それぞれにおける径方向の少なくとも一部は、上下方向に沿う縦断面視で上下方向に延びる同一直線上に位置している、塗布容器。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記ヘッド体の内面には、径方向の外側に向けて窪み、全周にわたって延びる係止溝が形成され、
前記嵌合筒の外周面には、径方向の外側に向けて突出し、全周にわたって延びる係止突条が形成され、
前記係止溝に前記係止突条が嵌合され、
前記係止溝および前記係止突条は、前記嵌合筒の上端開口縁より下方に位置している、請求項1に記載の塗布容器。
【請求項3】
前記嵌合筒は、前記計量筒部材の頂部に上下摺動可能に外装されるとともに、前記計量位置において前記頂部の外周面に径方向で当接している、請求項1または2に記載の塗布容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布容器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、人体の頭皮等の被塗布部に対して薬液等の内容物を塗布するための塗布容器が知られている。例えば下記の特許文献1に、内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着された塗布構造体と、を備え、塗布構造体が、弾性変形可能な軟材質で形成されるとともに、頂壁部に内容物の吐出孔が形成された有頂筒状のヘッド体と、軟材質より硬い材質で形成されるとともに、ヘッド体内に嵌合された支持筒と、を備えた塗布容器が開示されている。この塗布容器を用いる際には、ヘッド体の頂壁部を身体の皮膚表面に押し当てることによって吐出孔から内容物を吐出させ、被塗布部に塗布する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7378290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、塗布時にヘッド体の弾性変形に伴ってヘッド体と支持筒との間のシールが解除されるおそれがあった。
【0005】
本発明は、塗布時にヘッド体と支持筒との間のシールが解除されるのを抑制することができる塗布容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る塗布容器は、被塗布部に塗布する内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着された塗布構造体と、を備え、前記塗布構造体は、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する第1連通孔が形成された中栓部材と、前記中栓部材との間に、前記第1連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、前記計量室に連通する第2連通孔が頂部に形成された計量筒部材と、前記計量室に設けられた塗布栓と、を備え、前記塗布栓は、前記第2連通孔と前記計量室との連通を遮断し、かつ、前記計量室と前記第1連通孔とを連通させる計量位置と、前記計量位置よりも下側に位置するとともに、前記計量室と前記第1連通孔との連通を遮断し、かつ、前記第2連通孔と前記計量室とを連通させる塗布位置と、の間を上下方向に移動可能に配設され、前記塗布構造体は、弾性変形可能な軟材質で形成されるとともに、頂壁部に内容物の吐出孔が形成された有頂筒状のヘッド体と、前記軟材質より硬い材質で形成されるとともに、前記ヘッド体内に嵌合された支持筒と、を備え、前記支持筒には、前記塗布栓に取り付けられた取付部と、前記ヘッド体内に嵌合された嵌合筒と、が備えられるとともに、前記嵌合筒内に連通し、かつ前記塗布位置において前記第2連通孔を通して前記計量室に連通する第3連通孔が形成され、前記計量筒部材の頂部は、上下方向に延びる筒状に形成され、前記頂部の内側が、前記第2連通孔とされ、前記頂部の上端開口縁は、前記塗布位置において前記嵌合筒の内面に上下方向で当接し、前記嵌合筒の上端開口縁は、前記ヘッド体の内面に上下方向で当接し、前記塗布位置における前記嵌合筒の内面と前記頂部の上端開口縁との当接部分、並びに、前記嵌合筒の上端開口縁と前記ヘッド体の内面との当接部分、それぞれにおける径方向の少なくとも一部は、上下方向に沿う縦断面視で上下方向に延びる同一直線上に位置している。
【0007】
計量筒部材の頂部の上端開口縁が、塗布位置において支持筒の嵌合筒の内面に上下方向で当接し、嵌合筒の上端開口縁が、ヘッド体の内面に上下方向で当接し、前者の当接部分、および後者の当接部分、それぞれにおける径方向の少なくとも一部が、上下方向に沿う縦断面視で上下方向に延びる同一直線上に位置している。
したがって、使用者が、ヘッド体の頂壁部を例えば身体の皮膚等の被塗布部に押し当てると、ヘッド体の頂壁部に加えられた力が、ヘッド体の内面と嵌合筒の上端開口縁との当接部分から、塗布位置における嵌合筒の内面と頂部の上端開口縁との当接部分に向けて上下方向に真直ぐ伝達することとなり、ヘッド体がいびつに変形するのを防ぐことが可能になり、ヘッド体の内面と嵌合筒の上端開口縁との間のシール性が確保され、塗布時にヘッド体と支持筒との間のシールが解除されるのを抑制することができる。
さらに、ヘッド体がいびつに変形するのを防ぐことが可能になることから、ヘッド体の頂壁部を上下方向に安定して弾性変形させやすくすることが可能になり、例えばマッサージ効果を向上させること等ができる。
【0008】
前記ヘッド体の内面には、径方向の外側に向けて窪み、全周にわたって延びる係止溝が形成され、前記嵌合筒の外周面には、径方向の外側に向けて突出し、全周にわたって延びる係止突条が形成され、前記係止溝に前記係止突条が嵌合され、前記係止溝および前記係止突条は、前記嵌合筒の上端開口縁より下方に位置してもよい。
【0009】
ヘッド体の内面に形成された係止溝に、嵌合筒の外周面に形成された係止突条が嵌合されているので、ヘッド体内に嵌合筒を強く嵌合することが可能になり、係止溝および係止突条が、嵌合筒の上端開口縁より下方に位置していることと相俟って、塗布時にヘッド体の頂壁部に加えられた力によって、係止溝および係止突条の係合が外れるのを抑制することが可能になり、ヘッド体の内面と嵌合筒の上端開口縁との間のシール性を確実に確保することができる。
【0010】
前記嵌合筒は、前記計量筒部材の頂部に上下摺動可能に外装されるとともに、前記計量位置において前記頂部の外周面に径方向で当接してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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