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公開番号2025088200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202743
出願日2023-11-30
発明の名称テープ貼付具
出願人フジコピアン株式会社
代理人
主分類B65H 35/07 20060101AFI20250604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】テープの貼付け開始位置と終了位置が目視確認し易く、切断刃によって指先や被貼付面を傷つけることがなく、かつ、貼付け開始箇所でテープの貼付けを容易に開始できる機能を維持しつつ、従来よりもさらに小型で簡易な構造のテープ貼付具の提供。
【解決手段】テープの粘着面を被貼付面に貼り付けた後に、被貼付面上でテープ貼付具を、テープを被貼付面に貼り付ける貼付部の突出方向に押圧することにより、弾性部材の所定の弾性力で、刃物が被貼付面に貼り付けたテープに押圧され、刃物の刃部で被貼付面上のテープを切断するテープ貼付具。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方の面が粘着面であるテープを巻き出し可能に保持する巻出部、前記巻出部から巻きだされた前記テープの粘着面を被貼付面に貼り付ける貼付部、及び前記被貼付面に貼付けた前記テープを前記貼付部近傍の前記被貼付面上で切断して前記被貼付面に貼付けた前記テープと前記被貼付面に貼り付ける前の前記テープとに分離する刃物が筐体である外部カセットに設けられたテープ貼付具において、
前記貼付部は貼付部用弾性部材により前記外部カセット外に突出する方向へ押圧された状態で、前記貼付部が突出する前後方向に直線移動可能に前記外部カセットに保持され、前記刃物は、前記貼付部の突出方向の突出側を前方とした場合に、突出方向前方に前記テープを切断する刃部を有し、前記刃物は、刃物用弾性部材により前記貼付部が前記外部カセット外へ突出する方向に押圧された状態で、前記貼付部が前記外部カセット外へ突出する前後方向に直線移動可能に前記外部カセットに保持され、前記外部カセットは前記貼付部の前記外部カセット内方向への直線移動を停止する停止部を有し、前記貼付部と前記刃物で被貼付面上のテープを押圧し、前記貼付部の前記外部カセット内方向への直線移動が前記停止部で停止された状態で、前記刃物用弾性部材の所定の弾性力で前記刃物が、前記被貼付面上に貼付け後の前記テープを押圧することを特徴とするテープ貼付具である。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記貼付部の先端がヘラ状であることを特徴とする請求項1に記載のテープ貼付具。
【請求項3】
前記刃物の刃部が、前記貼付部の突出方向に開口を有する刃物カバーで覆われ、前記刃物カバーは、前記貼付部の前記外部カセット外へ突出する前後方向への直線移動に伴って、直線移動して、前記開口から前記刃物の刃部が突出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテープ貼付具。
【請求項4】
前記貼付部、及び/又は前記巻出部が筐体である内部カセットに保持され、前記貼付部が前記内部カセットに保持される場合には、前記内部カセットが前記外部カセット内を前記貼付部用弾性部材により前記貼付部が前記外部カセット外に突出する方向へ押圧された状態で、前記貼付部が突出する前後方向に直線移動可能に保持されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテープ貼付具。
【請求項5】
前記貼付部、及び/又は前記巻出部が筐体である内部カセットに保持され、前記貼付部が前記内部カセットに保持される場合には、前記内部カセットが前記外部カセット内を前記貼付部用弾性部材により前記貼付部が前記外部カセット外に突出する方向へ押圧された状態で、前記貼付部が突出する前後方向に直線移動可能に保持されることを特徴とする請求項3に記載のテープ貼付具。
【請求項6】
前記外部カセット及び/又は前記刃物を保持する部材の前記刃物用弾性部材の弾性力により押圧される被押圧面が、前記刃物用弾性部材の弾性変形方向に前記刃物に対して相対的に移動可能であり、前記刃物を保持する部材は前記貼付部が突出する前後方向に直線移動可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテープ貼付具。
【請求項7】
前記外部カセット及び/又は前記刃物を保持する部材の前記刃物用弾性部材の弾性力により押圧される被押圧面が、前記刃物用弾性部材の弾性変形方向に移動可能であり、前記刃物を保持する部材は前記貼付部が突出する前後方向に直線移動可能であることを特徴とする請求項3に記載のテープ貼付具。
【請求項8】
前記外部カセット及び/又は前記刃物を保持する部材の前記刃物用弾性部材の弾性力により押圧される被押圧面が、前記刃物用弾性部材の弾性変形方向に移動可能であり、前記刃物を保持する部材は前記貼付部が突出する前後方向に直線移動可能であることを特徴とする請求項4に記載のテープ貼付具。
【請求項9】
前記外部カセット及び/又は前記刃物を保持する部材の前記刃物用弾性部材の弾性力により押圧される被押圧面が、前記刃物用弾性部材の弾性変形方向に移動可能であり、前記刃物を保持する部材は前記貼付部が突出する前後方向に直線移動可能であることを特徴とする請求項5に記載のテープ貼付具。
【請求項10】
前記貼付部で前記テープを前記被貼付面に押圧した状態で、前記外部カセットを前記被貼付面上で移動させることにより、前記テープの前記粘着面を前記被貼付面に貼り付けた後に、
前記被貼付面上で前記外部カセットを前記貼付部の突出方向前方へ押圧することにより前記貼付部が前記外部カセットに対して直線移動して、前記刃物の前記刃部が前記被貼付面上の前記テープに接触し、
さらに前記貼付部が前記外部カセット内を直線移動して前記外部カセットに設けられ前記貼付部の直線移動を停止する前記停止部に前記貼付部又は前記貼付部を保持する部材が接触して前記貼付部の直線移動が停止するまで、前記外部カセットを前記貼付部の突出方向前方へ押圧することにより、前記刃物が前記外部カセット内を直線移動して、前記刃物用弾性部材が弾性変形し、前記刃物用弾性部材が所定の弾性力で前記刃物を前記貼付部の突出方向前方に押圧して、前記刃物の前記刃部が前記テープを切断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテープ貼付具を使用したテープ貼付方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一方の面が粘着面であるテープを巻出部から巻き出して、必要な分だけを紙などの被貼付面へ貼り付け、貼り付け終了位置でテープを切断して貼付けを終了するテープ貼付具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
このようなテープ貼付具としては、従来から、誤記を修正するためや、複写時に一部の文字等を隠して書類を複写するために、目隠しテープ又はマスキングテープと呼ばれるテープを巻出部から巻き出して、被貼付面に必要な分だけを貼り付け、貼り付け終了位置でテープを切断して貼付けを終了するテープ貼付具が使用されている。
【0003】
このようなテープ貼付具としては、特許文献1や特許文献2のようなものが、提案されている。特許文献1の粘着テープホルダー(本発明のテープ貼付具に相当)では、修正テープを切断するカッター(刃物)の刃先が外部に露出しており、この刃によって使用者の指先や被貼付面を傷付けるおそれがあった。
【0004】
一方、特許文献2では、修正テープを被貼付面に貼り付ける貼付ロールの外周上で修正テープを切断する手持ち型装置(本発明のテープ貼付具に相当)が開示されている。特許文献2の手持ち型装置は貼付ロール上に刃物の刃を押し当て修正テープを切断するので、特許文献1の粘着テープホルダーのように、刃物の刃先によって使用者の指先や被貼付面を傷付けるおそれはない。しかしながら、特許文献2の手持ち型装置では、刃物の刃によって修正テープが切断される切断領域は、貼付ロールがテープを被貼付面に貼り付ける接触領域の後方にあるため、使用者が修正テープを被貼付面に貼付けようとしても、すぐには修正テープが被貼付面に貼り付けられず、使用者が貼付けを開始しようとした位置から修正テープの貼り付けを開始することは困難であった。
【0005】
また、特許文献2の手持ち型装置では、修正テープを被貼付面に押圧して貼り付けるために貼付ローラを用いるので、貼付ローラの半径分だけテープの貼付け位置が貼付ローラ外周よりも後方で、貼付ローラで隠され、修正テープの貼付けが開始される箇所が分かり難いという問題があった。
【0006】
特許文献1の粘着テープホルダーと特許文献2の手持ち型装置の両方の問題を解決するテープ貼付具として、特許文献3のテープ貼付具が提案されている。すなわち、特許文献3では、修正テープを被貼付面に貼り付ける手段をヘラ状の貼付部とし、ヘラ状の貼付部の先端付近に修正テープを切断する刃物の刃の受け部を設け、この受け部にて修正テープを切断するとともに、修正テープ切断位置から貼付け位置であるヘラ状の貼付部まで修正テープを繰出す繰出部を設けた修正テープ貼付具が提案されている。
【0007】
特許文献3では、上記の構成を合わせ持つことにより、修正テープの貼付け開始位置及び終了位置が確認し易く、修正テープを切断する刃物によって使用者の指先や被貼付面を傷つけることがなく、使用者が修正テープの貼付けを開始しようとした箇所で、修正テープの貼付けを容易に開始することができる小型の修正テープ貼付具を提供できることが、記載されている。
【0008】
しかしながら、特許文献3の修正テープ貼付具は、使用者が修正テープの貼付けを開始しようとした箇所で、修正テープの貼付けを容易に開始することができるようにするために、修正テープを繰出す繰出部を設ける必要があり、さらなる小型化や簡易な構造にするという点においては、改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平3-119083
特表2003-523857
特開2015-142981
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、テープ貼付具において、テープの貼付け開始位置及び終了位置が確認し易く、テープを切断する刃物によって使用者の指先や被貼付面を傷つけることがなく、かつ、使用者がテープの貼付けを開始しようとした箇所で、テープの貼付けを容易に開始することができる機能を維持しつつ、従来よりもさらに小型で簡易な構造のテープ貼付具の提供である。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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