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公開番号2025088236
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202805
出願日2023-11-30
発明の名称弾性波デバイス、フィルタ、マルチプレクサ、及びウエハ
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H03H 9/25 20060101AFI20250604BHJP(基本電子回路)
要約【課題】スプリアス応答を抑制し、かつ、メイン応答の劣化を抑制すること。
【解決手段】弾性波デバイス100は、支持基板10と、支持基板10上に設けられた圧電層14と、圧電層14上に設けられた一対の櫛型電極20と、支持基板10と圧電層14との間に設けられ、多結晶又は非晶質の酸化アルミニウム又はポリシリコンである第1絶縁層11と、第1絶縁層11と圧電層14との間に設けられ、窒化アルミニウム、窒化シリコン、炭化シリコン、又はダイヤモンドライクカーボンであり、第1絶縁層11側の第1面60は圧電層14側の第2面61より粗面である第2絶縁層12とを備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板上に設けられた圧電層と、
前記圧電層上に設けられた一対の櫛型電極と、
前記基板と前記圧電層との間に設けられ、多結晶又は非晶質の酸化アルミニウム又はポリシリコンである第1絶縁層と、
前記第1絶縁層と前記圧電層との間に設けられ、窒化アルミニウム、窒化シリコン、炭化シリコン、又はダイヤモンドライクカーボンであり、前記第1絶縁層側の第1面は前記圧電層側の第2面より粗面である第2絶縁層と、を備える弾性波デバイス。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2絶縁層の平均厚さは、前記圧電層の厚みの7.5倍以上である、請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項3】
前記第2絶縁層は窒化アルミニウム又は窒化シリコンであり、
前記第2絶縁層の前記第1面の凹凸の平均高さは、前記圧電層の厚みの3倍以上かつ11倍以下である、請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項4】
前記第2絶縁層の平均厚さは、前記圧電層の厚さの11.5倍以下である、請求項3に記載の弾性波デバイス。
【請求項5】
前記第2絶縁層は炭化シリコン又はダイヤモンドライクカーボンであり、
前記第2絶縁層の前記第1面の凹凸の平均高さは、前記圧電層の厚さの8倍以上かつ13倍以下である、請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項6】
前記第2絶縁層の平均厚さは、前記圧電層の厚さの10.5倍以下である、請求項5に記載の弾性波デバイス。
【請求項7】
前記第2絶縁層の前記第1面の凹凸の平均ピッチは、前記圧電層の厚さの1倍以上かつ20倍以下である、請求項3または5に記載の弾性波デバイス。
【請求項8】
前記圧電層と前記第2絶縁層との間に設けられ、酸化シリコン、または、フッ素、リン、もしくはボロンを添加した酸化シリコンである第3絶縁層を備え、
前記基板はサファイアであり、
前記圧電層は回転YカットX伝搬タンタル酸リチウムであり、
前記第1絶縁層は多結晶又は非晶質の酸化アルミニウムであり、
前記第2絶縁層と前記第3絶縁層との界面と、前記圧電層と前記一対の櫛型電極との界面と、の距離は、前記圧電層の厚さの2倍以下である、請求項3または5に記載の弾性波デバイス。
【請求項9】
前記第2絶縁層の平均厚さは、前記一対の櫛型電極が設けられた領域内での断面の両端部と中央部の3点の厚さの平均である、請求項2、4、または6に記載の弾性波デバイス。
【請求項10】
基板と、
前記基板上に設けられた圧電層と、
前記圧電層上に設けられた一対の櫛型電極と、
前記基板と前記圧電層との間に設けられ、前記圧電層のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第1絶縁層と、
前記第1絶縁層と前記圧電層との間に設けられ、前記第1絶縁層のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有し、前記第1絶縁層側の第1面は前記圧電層側の第2面より粗面である第2絶縁層と、を備える弾性波デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性波デバイス、フィルタ、マルチプレクサ、及びウエハに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォン等の通信機器に用いられる弾性波デバイスとして弾性表面波共振器が知られている。弾性表面波共振器を形成する圧電層を支持基板に接合することが知られている。圧電層の厚さを弾性表面波の波長以下とすることが知られている(例えば特許文献1)。圧電層と支持基板との間に圧電層より音速の低い低音速層を設けることが知られている(例えば特許文献2から7)。低音速層と支持基板との間に圧電層より音速の速い高音速層を設けることが知られている(例えば特許文献2、3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-034363号公報
特開2015-115870号公報
特開2015-122566号公報
特開2019-201345号公報
特開2022-25374号公報
米国特許第10020796号明細書
国際公開第2017/043427号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
低音速層と支持基板との間に高音速層を設けることにより、メイン応答を改善することができるが、スプリアス応答が劣化してしまうことがある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、スプリアス応答を抑制し、かつ、メイン応答の劣化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、基板と、前記基板上に設けられた圧電層と、前記圧電層上に設けられた一対の櫛型電極と、前記基板と前記圧電層との間に設けられ、多結晶又は非晶質の酸化アルミニウム又はポリシリコンである第1絶縁層と、前記第1絶縁層と前記圧電層との間に設けられ、窒化アルミニウム、窒化シリコン、炭化シリコン、又はダイヤモンドライクカーボンであり、前記第1絶縁層側の第1面は前記圧電層側の第2面より粗面である第2絶縁層と、を備える弾性波デバイスである。
【0007】
上記構成において、前記第2絶縁層の平均厚さは、前記圧電層の厚みの7.5倍以上である構成とすることができる。
【0008】
上記構成において、前記第2絶縁層は窒化アルミニウム又は窒化シリコンであり、前記第2絶縁層の前記第1面の凹凸の平均高さは、前記圧電層の厚みの3倍以上かつ11倍以下である構成とすることができる。
【0009】
上記構成において、前記第2絶縁層の平均厚さは、前記圧電層の厚さの11.5倍以下である構成とすることができる。
【0010】
上記構成において、前記第2絶縁層は炭化シリコン又はダイヤモンドライクカーボンであり、前記第2絶縁層の前記第1面の凹凸の平均高さは、前記圧電層の厚さの8倍以上かつ13倍以下である構成とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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