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公開番号2025088553
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203329
出願日2023-11-30
発明の名称介護用おむつ及び介護用ロボット並びに介護設備
出願人株式会社イトーキ
代理人個人,個人
主分類A61F 5/44 20060101AFI20250604BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ロボットによる交換が可能な介護用おむつを提供する。
【解決手段】おむつ38は、例えば、腰側重合要素39と股部重合要素40と腹側重合要素41とが一体に連続した開きタイプであり、その内面や外面などに、ロボットによる交換を容易化する補助手段を設ける。補助機能部は、例えば、光学式等のセンサで検知可能な被検知部である。被検知部は、中心線48に沿ってセンターライン49a,49bや、おむつ38の内面又は外面に多数配置したセンシングセル51~54,56,57である。サイドテープ47の摘み片47cを厚肉化することも、ロボット3,75の指での摘みを容易化する補助機能部たり得る。おむつ38の形状や姿勢の変化を正確に把握できるため、交換を的確に行える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロボットが被介護者に装着し又は被介護者から脱がすことを実現し又は容易化するための補助機能部を備えている、
介護用おむつ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記補助機能部は、平面形状又は立体形状の把握を可能にするための光学的又は電気的若しくは磁気的な手段によって検出できる被検知部である、
請求項1に記載した介護用おむつ。
【請求項3】
被介護者の腰部及び骨盤背面部に重なる腰側重合要素と、被介護者の股部に重なる股部重合要素と、被介護者の腹部に重なる腹側重合要素とが一体に連続していて、前記股部重合要素を中心にして腰側重合要素と腹側重合要素とに延びるように吸収体が配置されており、
前記吸収体の左右両側にギャザーが配置されて、前記腰側重合要素に設けた左右の腰側フラップを当該腰側重合要素の左右端部に設けたサイドテープによって前記腹側重合要素に固定する方式であり、
前記被検知部は、少なくとも外周に沿って一連に又は断続的に配置されており、
前記腰側重合要素と股部重合要素と腹側重合要素を左右に分ける中心線に沿って一連に又は断続的に配置されたセンター被検知部と、前記ギャザーの端縁に沿って一連に又は断続的に配置されたギャザー被検知部と、のうち一方又は両方を備えている、
請求項2に記載した介護用おむつ。
【請求項4】
被介護者の腰部及び骨盤背面部に重なる腰側重合要素と、被介護者の股部に重なる股部重合要素と、被介護者の腹部に重なる腹側重合要素とが一体に連続しており、前記腰側重合要素に設けた左右の腰側フラップを当該腰側フラップの左右端部に設けたサイドテープによって前記腹側重合要素に固定する方式であり、
前記被検知部は、所定の密度で全体に亙ってドット状に多数整列配置されており、各被検知部は異なる番地として認識可能である、
請求項2に記載した介護用おむつ。
【請求項5】
前記被検知部は、専用の部材として接着、縫着、塗布又は含浸若しくは他の手段で後付けされている、
請求項2~4のうちのいずれかに記載した介護用おむつ。
【請求項6】
使用状態で被介護者の身体に向く内面側には内面側被検知部を配置して、被介護者の外側を向く外面部には外面側被検知部を配置しており、前記内面側被検知部と外面側被検知部とは共通のセンサによって異なる信号として認識可能である、
請求項3又は4に記載した介護用おむつ。
【請求項7】
前記被検知部は、被介護者への装着によって加温されると感度が変化するように設定されている、
請求項3又は4に記載した介護用おむつ。
【請求項8】
前記補助機能部は、排泄物に触れると物理的性質が変化する素材であり、被介護者の肌に接する部分に配置している、
請求項1に記載した介護用おむつ。
【請求項9】
前記補助機能部は、前記ロボットが指先で摘む箇所に設けている摘み容易化部である、
請求項1に記載した介護用おむつ。
【請求項10】
被介護者の腰部に重なる腰部重合要素と、被介護者の股部に重なる股部重合要素と、被介護者の腹部に重なる腹側重合要素とが一体に連続しており、前記腰部重合要素に設けた左右の腰部フラップを当該腰部重合要素の左右端部に設けた粘着式サイドテープによって前記腹側重合要素に固定する方式であり、
前記サイドテープの箇所に、厚肉部として、前記サイドテープの基材よりも厚い素材からなる摘み片が一体に設けられている、
請求項9に記載した介護用おむつ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、介護用おむつ及び介護用ロボットに関するものである。ここに、ロボットは少なくとも人の手に相当する部分を備えた装置を指しており、頭部、胴部、四肢を備えた人形とは限らない。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
我が国を初めとして多くの国で高齢化が進んでおり、これに伴って要介護者の数も増大している。要介護のレベルには段階があるが、介護作業において、介護者及び被介護者の双方にとって最も大変なのが被介護者が寝たきりの場合のおむつの交換である。
【0003】
寝たきりの人が使用するおむつとしては、一般に左右のテープで固定する開きタイプが使用されており、介護者は、被介護者の身体を仰向けに寝た状態や右向きに寝た状態、左向きに寝た状態と姿勢を変えながら、古いおむつの取り外しと新しいおむつの装着、そして陰部等の洗浄を一連に行っている。
【0004】
寝たきりの人のおむつ交換は細かい作業の連続であるため人手に頼っているが、おむつの交換において被介護者は陰部を曝して介護者の作業に委ねるため、介護者にとって重労働であるだけでなく、被介護者の羞恥心や介護者の心苦しさなどがあって、被介護者と介護者との双方にとって心理的負担を感じる問題もある。我が国において、寝たきりの介護の大半は家庭での介護が占めているが、家庭での介護は特定の人に犠牲が強いられる側面があるため、特に、福祉政策において直視すべき問題である。
【0005】
従って、おむつ交換に関して、介護者及び被介護者の双方の肉体的・心理的負担を軽減できる技術が要請されているといえるが、本願出願人はこのような要請に応えるべく、特許文献1において、寝たきりの被介護者のおむつ交換を可能にするロボットシステムを開示した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7349038号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のロボットが実現すると、介護者及び被介護者の双方の肉体的・心理的負担を軽減したおむつ交換が可能になって、介護を取り巻く厳しい状況を大きく改善できると期待されるが、人手による交換を前提にして作られている現状のおむつでは、ロボットによる交換に対応しにくいことが懸念される。従って、おむつについてもロボットによる効果が容易となるような改善が要請されているといる。
【0008】
本願発明は、この要請に応えるべく成されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は多くの構成を含んでおり、その典型を各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は介護用おむつを対象にしており、
「ロボットが被介護者に装着し又は被介護者から脱がすことを実現し又は容易化するための補助機能部を備えている」
という構成になっている。
【0010】
請求項2の発明は請求項1の展開例であり、
「前記補助機能部は、平面形状又は立体形状の把握を可能にするための光学的又は電気的若しくは磁気的な手段によって検出できる被検知部である」
という構成になっている。
(【0011】以降は省略されています)

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