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公開番号
2025088867
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203629
出願日
2023-12-01
発明の名称
分電盤の遠隔操作装置
出願人
株式会社篠原電気工業
代理人
個人
,
個人
主分類
H02J
13/00 20060101AFI20250605BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 無線LANによる通信が遮断された場合でも分電盤が使用できる分電盤の遠隔操作装置を提供する。
【解決手段】 ネットワークに接続される分電盤の遠隔操作装置100であって、遠隔操作部30と開閉器部40と、を含み、遠隔操作部は、交流電源15aに接続されて直流を発生するAC-DCコンバータ31と、AC-DCコンバータに接続される制御部32と、制御部に接続される送受信部33及び記憶部34と、AC-DCコンバータに接続されるリレー35と、リレーの巻線35aに接続されるスイッチング素子36と、を備え、開閉器部は、リレーによりオンオフされる電磁開閉器41と、電磁開閉器に接続される手動の切替開閉器42と、を含み、リレーが、管理者用端末50によりネットワーク55を介して無線LANにより遠隔操作されて、交流電源からの電力の供給をオン又はオフし、無線LANにより遠隔操作ができない場合には、切替開閉器により交流電源から分電盤に電力を供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ネットワークに接続される分電盤の遠隔操作装置であって、
前記遠隔操作装置は、遠隔操作部と開閉器部と、
を含み、
前記遠隔操作部は、
交流電源に接続されて直流を発生するAC-DCコンバータと、
前記AC-DCコンバータに接続される制御部と、
前記制御部に接続される送受信部及び記憶部と、
前記AC-DCコンバータに接続されるリレーと、
前記リレーの巻線に接続されるスイッチング素子と、
を備え、
前記開閉器部は、
前記リレーによりオンオフされる電磁開閉器と、
前記電磁開閉器に接続される手動の切替開閉器と、
を含み、
前記リレーが、管理者用端末から前記ネットワークを介して無線LANにて遠隔操作されて、前記交流電源からの電力の供給をオン又はオフし、
前記無線LANにより遠隔操作ができない場合には、前記切替開閉器により前記交流電源から前記分電盤に電力を供給する、
ことを特徴とする、分電盤の遠隔操作装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記分電盤が、受電盤に接続される第1の分電盤と、前記交流電源に前記リレーによりオンオフされる電磁開閉器を介して前記第1の分電盤の交流電源に接続される第2の分電盤と、を備えることを特徴とする、請求項1に記載の分電盤の遠隔操作装置。
【請求項3】
前記遠隔操作装置が、建築物の各階に配設されることを特徴とする、請求項1に記載の分電盤の遠隔操作装置。
【請求項4】
前記管理者用端末は、スマートフォン、タブレット及びパーソナルコンピュータのいずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の分電盤の遠隔操作装置。
【請求項5】
前記管理者用端末の表示部には、複数の前記建築物の分電盤の通電状態が表示されることを特徴とする、請求項3に記載の分電盤の遠隔操作装置。
【請求項6】
前記遠隔操作部の制御部は、前記AC-DCコンバータの出力電圧から停電を検知すると停電情報を生成し、該停電情報を前記管理者用端末に通知することを特徴とする、請求項1に記載の分電盤の遠隔操作装置。
【請求項7】
前記停電情報の通知が、前記管理者用端末へメール又はショートメッセージで通知されることを特徴とする、請求項6に記載の分電盤の遠隔操作装置。
【請求項8】
前記交流電源からの電力の供給が、前記管理者用端末のタイマーにより設定されることを特徴とする、請求項1に記載の分電盤の遠隔操作装置。
【請求項9】
前記遠隔操作部の制御部は、前記電力が前記タイマーによる設定時間外に使用されている場合には使用時間超過情報を生成し、該使用時間超過情報を前記管理者用端末に通知することを特徴とする、請求項8に記載の分電盤の遠隔操作装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分電盤の遠隔操作装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ビル等の建築においては、構造躯体の工事が終了し、内装工事の段階になると、各階に電気を供給し、照明、電動工具等を使用するために、交流電源の供給に分電盤が必要となる。この分電盤は内装工事の作業が実施される所定時間、例えば午前8時から午後5時までの作業時間において通電され、作業時間以外は安全確保のために通電を遮断する。この場合、通常の電磁開閉器と漏電ブレーカとを備えた分電盤を各階に設けていることから、分電盤の管理者は、各階の分電盤を逐一、作業開始前には開(オン)操作し、作業終了後に閉(オフ)とする操作をその都度手動で操作していく必要がある。
【0003】
特許文献1(特開2018-257086)には、照明器具をイーサネットで遠隔操作する分電盤が開示されている。また、照明器具をWiFiで遠隔操作するコンセント、所謂スマートプラグやスマートコンセントも販売されている。このようなコンセントによれば、家庭のコンセントに接続される扇風機や冷暖房機などを外出先からオンしたりオフしたりすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-257086公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
建築工事の現場で、例えば建築中のビルの各階に設置される分電盤においてWiFi等の無線LANにより遠隔操作をする場合、無線LANによる通信が遮断された場合であっても使用が可能な分電盤の遠隔操作装置が要望されている。そこで、本発明は、無線LANによる通信が遮断された場合でも分電盤が使用できる分電盤の遠隔操作装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の分電盤の遠隔操作装置は、ネットワークに接続される分電盤の遠隔操作装置であって、この遠隔操作装置は、遠隔操作部と開閉器部とを含み、遠隔操作部は、交流電源に接続されて直流を発生するAC-DCコンバータと、AC-DCコンバータに接続される制御部と、制御部に接続される送受信部及び記憶部と、AC-DCコンバータに接続されるリレーと、リレーの巻線に接続されるスイッチング素子と、を備え、開閉器部は、リレーによりオンオフされる電磁開閉器と、電磁開閉器に接続される手動の切替開閉器と、を含み、リレーが、管理者用端末によりネットワークを介して無線LANにより遠隔操作されて、交流電源からの電力の供給をオン又はオフし、無線LANにより遠隔操作ができない場合には、切替開閉器により交流電源から分電盤に電力を供給することを特徴としている。
【0007】
上記構成において、分電盤は好ましくは、受電盤に接続される第1の分電盤と、前記交流電源に前記リレーによりオンオフされる電磁開閉器を介して前記第1の分電盤の交流電源に接続される第2の分電盤と、を備える。前記遠隔操作装置は、好ましくは建築物の各階に配設される。前記管理者用端末は、好ましくは、スマートフォン、タブレット及びパーソナルコンピュータのいずれかであり、その表示部に複数の前記建築物の分電盤の通電状態が表示される。
前記遠隔操作部の制御部は、好ましくは、前記AC-DCコンバータの出力電圧から停電を検知すると停電情報を生成し、該停電情報を前記管理者用端末に通知する。この通知は、前記管理者用端末へメール又はショートメッセージで通知される。
前記前記交流電源からの電力の供給は、好ましくは、管理者用端末のタイマーにより設定される。
前記遠隔操作部の制御部は、前記電力が前記タイマーによる設定時間外に使用されている場合には、好ましくは使用時間超過情報を生成し、該使用時間超過情報を前記管理者用端末に通知する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡単な構成により、無線LANによる通信が遮断された場合であっても、手動の切替開閉器を用いて分電盤が使用できる分電盤の遠隔操作装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の分電盤の遠隔操作装置が配設される建築物を含む構成を示す模式図である。
分電盤の遠隔操作装置の構成を示すブロック図である。
管理者用端末の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明するが、本発明の範囲は実施形態に限定されることなく適宜変更することができる。特に、図面に記載した各部材の形状、寸法、位置関係などについては概念的な事項を示すに過ぎず、その適用場面に応じて任意に変更することができる。各図において、同一の又は対応する部材等には同一の符号を付している。
(【0011】以降は省略されています)
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