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公開番号
2025090540
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2024206656
出願日
2024-11-27
発明の名称
電気装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250610BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】冷却性能の向上を図った電気装置を提供する。
【解決手段】電気装置としての電力変換装置は、通電経路を形成する主端子32Pと、第1バスバとともに通電経路を形成するPバスバ52Pと、を備える。主端子32Pは第1バスバに相当し、Pバスバ52Pは第2バスバに相当する。さらに電気装置は、第1バスバおよび第2バスバを互いに締結する締結部材80と、通電に伴い第1バスバおよび第2バスバで生じた熱を冷却する冷却部材90と、を備える。冷却部材90は、第1バスバおよび締結部材80の両方に接触している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
通電経路を形成する第1バスバ(32P、32N)と、
前記第1バスバとともに前記通電経路を形成する第2バスバ(52P、52N)と、
前記第1バスバおよび前記第2バスバを互いに締結する締結部材(80)と、
通電に伴い前記第1バスバおよび前記第2バスバで生じた熱を冷却する冷却部材(90)と、を備え、
前記冷却部材は、前記第1バスバおよび前記締結部材の両方に接触している電気装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1バスバは、前記締結部材が挿入される貫通穴(32a)を有し、
前記締結部材には、前記貫通穴の径方向に塑性変形して前記第1バスバに加締められる加締め部(814)が含まれている請求項1に記載の電気装置。
【請求項3】
前記締結部材にはボルト(81)が含まれており、
前記冷却部材は、前記ボルトの頭部(812)に接触している請求項1または2に記載の電気装置。
【請求項4】
前記通電経路は、上下アーム回路(10)と平滑コンデンサ(6)の間を通電させる経路であり、
前記冷却部材には、グランド電位となっているグランド部が含まれており、
前記グランド部は、前記第1バスバおよび前記締結部材に対して電気絶縁された状態で、前記第1バスバおよび前記締結部材に熱的に接続されている請求項1に記載の電気装置。
【請求項5】
前記冷却部材には、前記第1バスバと前記締結部材との境界段差に倣って変形した状態で前記第1バスバと前記締結部材に密着する密着部(91)が含まれている請求項1に記載の電気装置。
【請求項6】
前記冷却部材には、前記第1バスバの雰囲気温度より低温の冷却部(93)と、前記密着部および前記冷却部の間に配置された電気絶縁部(92)と、が含まれており、
前記冷却部は、前記電気絶縁部および前記密着部を介して、前記第1バスバおよび前記締結部材に熱的に接続されている請求項5に記載の電気装置。
【請求項7】
前記密着部を第1密着部とし、
前記冷却部材には、前記冷却部に密着する第2密着部(910)が含まれており、
前記電気絶縁部は、前記第1密着部と前記第2密着部の間に配置されている請求項6に記載の電気装置。
【請求項8】
前記電気絶縁部は、前記冷却部の側面(93b)に沿って延びる第1延伸部(92b)および前記密着部の側面(91b)に沿って延びる第2延伸部(92c)の少なくとも一方を有する請求項6または7に記載の電気装置。
【請求項9】
前記締結部材によって前記第1バスバおよび前記第2バスバに締結され、前記第1バスバおよび前記第2バスバとともに前記通電経路を形成する第3バスバ(53)を備え、
前記通電経路には、前記締結部材の部分から上下アーム回路(10)へ分岐するインバータ経路と、前記締結部材の部分から平滑コンデンサ(6)へ分岐するコンデンサ経路と、前記締結部材の部分から直流電源(2)へ分岐するバッテリ経路が含まれており、
前記第1バスバ、前記第2バスバおよび前記第3バスバは、それぞれ、前記インバータ経路、前記コンデンサ経路および前記バッテリ経路のいずれかを形成する、請求項1または2に記載の電気装置。
【請求項10】
前記第1バスバは前記バッテリ経路を形成する、請求項9に記載の電気装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、通電経路を形成するバスバを備えた電気装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、通電経路を形成するバスバであって、ボルトおよびナットで締結された一対のバスバが記載されている。ナットはヒートシンクで冷却されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-98007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通電に伴いバスバで生じた熱を冷却するには、ナットを冷却するだけでは不十分であり、特許文献1に記載の冷却構造では改善の余地がある。
【0005】
開示される1つの目的は、冷却性能の向上を図った電気装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示の一態様による「電気装置」では、
通電経路を形成する第1バスバ(32P、32N)と、
第1バスバとともに通電経路を形成する第2バスバ(52P、52N)と、
第1バスバおよび第2バスバを互いに締結する締結部材(80)と、
通電に伴い第1バスバおよび第2バスバで生じた熱を冷却する冷却部材(90)と、を備え、
冷却部材は、第1バスバおよび締結部材の両方に接触している。
【0007】
ここに開示された電気装置によると、冷却部材は、第1バスバおよび締結部材の両方に接触している。そのため、いずれか一方が接触して他方が非接触である構造に比べて、冷却性能の向上を図ることができる。
【0008】
尚、上記括弧内の参照番号は、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る電気装置としての電力変換装置において、回路構成および駆動システムを示す図である。
電力変換装置を示す平面図である。
図2のIII-III線に沿う断面図である。
図2の拡大図である。
図3の拡大図であって、バスバ冷却構造を示す断面図である。
ボルトの上面図である。
加締め前の状態のボルトを示す断面図である。
加締め後の状態のボルトを示す断面図である。
第2実施形態に係るバスバ冷却構造を示す断面図である。
第3実施形態に係るバスバ冷却構造を示す断面図である。
第4実施形態に係るバスバ冷却構造を示す断面図である。
第5実施形態に係るバスバ冷却構造を示す断面図である。
第6実施形態に係るバスバ冷却構造を示す断面図である。
第7実施形態に係るバスバ冷却構造を示す断面図である。
他の実施形態に係る電力変換装置の回路構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて複数の実施形態を説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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