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公開番号2025089813
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204705
出願日2023-12-04
発明の名称ルーバー材の小口蓋及び外装ルーバー
出願人株式会社エービーシー商会
代理人弁理士法人市澤・川田国際特許事務所
主分類E04F 10/08 20060101AFI20250609BHJP(建築物)
要約【課題】ルーバー材の端部に取り付けられる合成樹脂製の小口蓋において、ルーバー材内部に浸入した雨水の排水部位がルーバー材の外側からは目に付かず、且つ雨水を確実にルーバー材の外側に排出させることができるようにする。
【解決手段】ルーバー材2の端部開口を閉鎖する蓋面部31の内面に、ルーバー材2の端部内周面に嵌る周側壁部32,32と、ルーバー材の背面側内部に設けられた桟部25に嵌る突片部33と、突片部33の両脇からルーバー材2の背面側を閉鎖する側の端部に至る排水用の溝部34,34とを一体に設けて小口蓋3を形成する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
ルーバー材の端部開口に取り付けられる合成樹脂製の小口蓋において、
前記ルーバー材の端部開口を閉鎖する蓋面部と、この蓋面部の内面から突出していてルーバー材の端部内周面に嵌る周側壁部及びルーバー材の背面側内部に設けられた桟部に嵌る突片部とを備え、
前記蓋面部の内面に、ルーバー材の背面側を閉鎖する側の端部に至る排水用の溝部が設けられた構成を有することを特徴とするルーバー材の小口蓋。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
排水ようの溝部は突片部の両脇からルーバー材の背面側を閉鎖する側の端部に至るように設けられた請求項1に記載のルーバー材の小口蓋。
【請求項3】
突片部の根元部分に通孔が設けられ、この通孔からルーバー材の背面側を閉鎖する側の端部に至るように排水用の溝部が設けられた請求項1に記載のルーバー材の小口蓋。
【請求項4】
蓋面部の内面に、排水用の溝部に通ずる薄肉領域が設けられた構成を有することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のルーバー材の小口蓋。
【請求項5】
端部開口に請求項4に記載の小口蓋が取り付けられたルーバー材により構成される外装ルーバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外装ルーバーを構成するルーバー材の端部に取り付けられる小口蓋に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
空間の目隠しや調光、外観にアクセントを与えるなどの目的で建物の外壁面に沿って外装ルーバーを設置することがある。かかる外装ルーバーを構成するルーバー材として、断面略矩形状のアルミ形材の表面に、塗装や化粧シートの貼り付けなどの装飾が施された態様のルーバー材が用いられることも多い。
【0003】
前記ルーバー材は、複数本を横向きにして上下に平行に並べることで横張りのルーバーを構成し、或いは縦向きにして左右に平行に並べることで縦張りのルーバーを構成し、各ルーバー材の開口した端部にはアルミ製や合成樹脂製の小口蓋が取り付けられて端部開口が閉鎖されるようになっている。
また、縦張りのルーバーでは、縦向きの各ルーバー材の下端部に取り付けられる小口蓋に排水用の丸孔を予め工場で形成しおき或いは施工現場で形成して、そこからルーバー材の内部に浸入した雨水が排水されるように設けられている。
【0004】
また、押出成形により成形された合成樹脂製のデッキ材やルーバー材などの中空部材の端部に取り付けられる目隠し蓋において、前記中空部材の開口端部に目隠し蓋を取り付けときに中空部材の長手辺に沿って嵌る目隠し蓋の縁辺部に段差部を設け、この段差部を介して前記中空部材の中空部が外部と連通して通気と水抜きができるように形成されたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-127060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
建物の外壁面の高所に設置される縦張りの外装ルーバーでは、地上から人が見上げたときに、各ルーバー材の下端部の小口蓋に形成された排水用の丸孔が目に付く。
小口蓋に形成する丸孔に代えて、前述の目隠し蓋のような段差部を小口蓋の縁辺部に沿って設けてもルーバー材内部の排水が可能であるが、この場合も、小口蓋をルーバー材の下端部に取り付けた際にルーバー材の端部と小口蓋に設けた段差部との間に隙間が表出するため、高所に設置された縦張りの外装ルーバーでは見上げたときに各ルーバー材の下端縁辺部に沿って表出した前記隙間が目に付くことに変りはない。
ルーバー材の表面に装飾が施されていても、前記小口蓋に形成された丸孔が見えたのでは、外装ルーバーの見た目が損なわれることになる。
【0007】
また、小口蓋に丸孔や段差部が設けられている場合、ルーバー材内部に浸入した雨水は、その丸孔から段差部、つまり小口蓋の表面を通して排水されることになる。雨が止んでルーバー材の小口蓋の表面から雨水が伝い落ちる光景は、これを見る者にルーバー材が中空でその内部に雨水が溜まっていることを認識させる。ルーバー材内に溜まった雨水の排水は、小口蓋の表面からではなく、外側からは目に付きにくい、ルーバー材の見返し(背面)側で行われるようにすることが外装ルーバーの見た目を良くする上で好ましい。
【0008】
本発明は従来の技術が有するこのような問題点に鑑み、ルーバー材の端部に取り付けられる合成樹脂製の小口蓋において、ルーバー材内部に浸入した雨水の排水部位がルーバー材の外側からは目に付かず、且つ前記雨水を確実にルーバー材の外側に排出させることができるようにする課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため本発明は、ルーバー材の端部開口に取り付けられる合成樹脂製の小口蓋において、
前記ルーバー材の端部開口を閉鎖する蓋面部と、この蓋面部の内面から突出していてルーバー材の端部内周面に嵌る周側壁部及びルーバー材の背面側内部に設けられた桟部に嵌る突片部とを備え、
前記蓋面部の内面に、ルーバー材の背面側を閉鎖する側の端部に至る排水用の溝部が設けられた構成を有することを特徴とする。
【0010】
前記構成の小口蓋において、排水用の溝部は突片部の両脇からルーバー材の背面側を閉鎖する側の端部に至るように設けることができる。
また、前記構成の小口蓋において、突片部の根元部分に通孔を形成し、この通孔からルーバー材の背面側を閉鎖する側の端部に至るように排水用の溝部を設けてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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