TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025089945
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204934
出願日
2023-12-04
発明の名称
シリコン単結晶基板の結晶欠陥の評価方法
出願人
信越半導体株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
21/66 20060101AFI20250609BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】
基板表面に存在する高アスペクト比の結晶欠陥の数を欠陥の種類に依らずに評価する方法及び表面検査装置の検出限界サイズ未満の大きさの欠陥を評価する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
鏡面研磨したシリコン単結晶基板を表面検査装置により測定し、異物の位置情報を取得する第1工程と、異物を結晶欠陥と結晶欠陥以外の異物に分類し、結晶欠陥の種類を評価する第2工程と、結晶欠陥の検出サイズが結晶欠陥の欠陥方位によって異なる異方性欠陥かどうかを検証し、最大検出サイズの表面形状を評価する第3工程と、シリコン単結晶基板表面上の表面形状の存在比を算出する第4工程と、最大検出サイズの表面形状を有する異方性欠陥が存在する数を推定する第5工程と、最大検出サイズより小さなサイズの表面形状を有する異方性欠陥の数を推定する第6工程と、を含むことを特徴とするシリコン単結晶基板の結晶欠陥の評価方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鏡面研磨したシリコン単結晶基板を表面検査装置により測定し、前記シリコン単結晶基板上の異物を検出し該異物の位置情報を取得する第1工程と、
前記異物の位置情報に基づいて前記異物の表面形状を観察し、前記異物を結晶欠陥と該結晶欠陥以外の異物に分類し、前記結晶欠陥の形状に基づく種類を評価する第2工程と、
前記結晶欠陥の形状に基づく種類毎に、前記結晶欠陥の検出サイズが前記結晶欠陥の欠陥方位によって異なる異方性欠陥かどうかを検証し、前記異方性欠陥と評価された結晶欠陥について、前記異方性欠陥の種類毎に、前記異方性欠陥の等価な欠陥方位毎の前記シリコン単結晶基板表面上の表面形状のうち最大検出サイズの表面形状を評価する第3工程と、
前記異方性欠陥の種類毎に、前記異方性欠陥の等価な欠陥方位毎の前記シリコン単結晶基板表面上の表面形状の存在比を、前記異方性欠陥の立体形状及び方位性から算出する第4工程と、
前記最大検出サイズの表面形状を有する前記異方性欠陥が前記シリコン単結晶基板表面に存在する数を推定する第5工程と、
前記第4工程で算出した前記存在比及び前記第5工程で推定した前記最大検出サイズの表面形状を有する前記異方性欠陥が前記シリコン単結晶基板表面に存在する数から、前記最大検出サイズより小さなサイズの表面形状となる前記異方性欠陥の数を推定する第6工程と、を含むことを特徴とするシリコン単結晶基板の結晶欠陥の評価方法。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記第2工程は、顕微鏡を用いた前記異物の表面形状の観察を含むことを特徴とする請求項1に記載のシリコン単結晶基板の結晶欠陥の評価方法。
【請求項3】
前記第2工程は、透過電子顕微鏡又は走査型透過電子顕微鏡を用いた、前記結晶欠陥と交わる、前記シリコン単結晶基板表面に対して垂直な前記結晶欠陥の断面の形状の観察を含むことを特徴とする請求項2に記載のシリコン単結晶基板の結晶欠陥の評価方法。
【請求項4】
前記第3工程は、既知の結晶欠陥の立体形状を元に評価することを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシリコン単結晶基板の結晶欠陥の評価方法。
【請求項5】
前記第3工程は、前記断面の形状の観察で評価した前記結晶欠陥の立体形状を元に評価することを含むことを特徴とする請求項3に記載のシリコン単結晶基板の結晶欠陥の評価方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリコン単結晶基板の結晶欠陥の評価方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体基板(以下、単に「基板」という場合がある)表面に存在する欠陥はデバイス不良の原因となるため、近年のデバイスの高度化による微細化の進展に伴って、欠陥の低減や評価がより重要になっている。
【0003】
基板表面に存在する欠陥は、主に表面検査装置によって検出される。表面検査装置は、基板表面に光を入射し、欠陥等の異物による散乱光を検出することで基板表面を検査する。散乱光の強度は異物の大きさや形状、組成等により変化し、例えば大きな異物ほど散乱光強度が大きくなる。
【0004】
また、表面検査装置では、前記散乱光強度と標準粒子のサイズごとの散乱光強度を元に検出サイズを算出することができる。つまり、散乱光強度が大きいほど検出サイズが大きくなる。検出サイズが小さい異物を検出するためには、表面検査装置による測定を長時間行う必要がある。また、散乱光強度が非常に小さい異物の場合、基板表面の粗さ(ヘイズ)に起因する散乱光と区別ができないため、検出することができない。
【0005】
基板に存在する欠陥の内、結晶欠陥の形状は結晶の成長条件や不純物濃度により変化することが知られている。異方性を持つ欠陥を評価する技術として、特許文献1には、基板の結晶方位に対して特定の方向から光を入射することで、異方性を有する欠陥を検出する技術が開示されている。
【0006】
また、表面検査装置での検出が困難な結晶欠陥を顕在化する技術として、特許文献2には、異方性エッチングにより結晶欠陥を顕在化する技術が開示されている。
【0007】
また、特許文献3には、酸化熱処理により結晶欠陥を顕在化する技術が開示されている。
【0008】
また、特許文献4には、基板表面に対してエピタキシャル成長することで結晶欠陥を顕在化する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2003-161704号公報
特開2005-257576号公報
特開2017-220587号公報
特開2022-175082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
アスペクト比が高い立体形状を持つ結晶欠陥(例えば棒状欠陥)は、基板表面に対する長軸方向の方位(以下、「欠陥方位」という場合がある)により、基板表面に露出した際の大きさや形状が異なるため、欠陥方位によっては散乱光強度が小さくなり、表面検査装置による検出が困難となる。表面検査装置による検出が困難なほど基板表面に露出した大きさが小さい欠陥の場合も、基板内部に深く伸びている場合はデバイス不良の要因となりうる。よって、表面検査装置による検出が困難な高アスペクト比の結晶欠陥が、基板表面にどの程度存在するかを評価する手法が求められている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
APB株式会社
二次電池
10日前
APB株式会社
二次電池
1か月前
日東精工株式会社
端子部品
4日前
株式会社東光高岳
変圧器
1か月前
株式会社東光高岳
変圧器
1か月前
株式会社電知
組電池の製造方法
17日前
ローム株式会社
チップ部品
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
11日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
20日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
5日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
11日前
三洲電線株式会社
撚線
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
CKD株式会社
倣い装置
27日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
12日前
株式会社村田製作所
電池
11日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
23日前
株式会社高田製作所
電源切替器
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
株式会社不二越
ソレノイド
26日前
株式会社不二越
ソレノイド
16日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
23日前
株式会社ダイヘン
ヒューズ
20日前
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
1か月前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
4日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
6日前
ローム株式会社
半導体装置
25日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
27日前
株式会社ニフコ
構造体
10日前
CKD株式会社
傾き調整装置
27日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
17日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
1か月前
SMK株式会社
コネクタの取付構造
27日前
続きを見る
他の特許を見る