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公開番号2025089973
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204989
出願日2023-12-04
発明の名称スイッチ装置
出願人株式会社ヴァレオジャパン
代理人弁理士法人紀尾井坂テーミス
主分類H01H 13/16 20060101AFI20250609BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ロッド側の歯部と可動盤側の歯部との連結を適切に行えるようにする。
【解決手段】スイッチ装置1は、本体ケース10内でロッド4と可動盤6とを連結する際に、ロッド4を可動盤6との連結開始位置に位置決めする位置決め機構9を有する。位置決め機構9は、ロッド4の外周から径方向に突出すると共に、軸線X方向に所定の間隔で設けられた複数の突出片48と、本体ケース10に設けられていると共にロッドの挿通孔330aを有する規制壁330と、規制壁330において突出片48が通過可能な大きさで形成されていると共に、挿通孔330aに開口する溝部335と、を有する。ロッド4が連結開始位置に配置された際に、隣り合う突出片48、48の間の凹部49が、軸線X方向で規制壁330と重なる位置に配置されるように、ロッド4における複数の突出片48の位置が設定されている。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
ブレーキペダルの操作に連動して軸線方向に進退移動するロッドと、
前記ロッドの長手方向の一端側が挿入されると共に、前記ロッドを前記軸線方向に移動可能に支持する本体ケースと、
前記本体ケース内で前記軸線方向に変位可能、かつ前記本体ケースに相対回転不能に設けられた可動盤と、を有し、
前記本体ケース内で、前記ロッドと前記可動盤とが連結されたスイッチ装置において、
前記ロッドと前記可動盤とを連結する際に、前記ロッドを、前記軸線方向における前記可動盤との連結開始位置に位置決めする位置決め機構を有し、
前記位置決め機構は、
前記ロッドの外周から径方向に突出すると共に、前記軸線方向に所定の間隔で設けられた複数の突出片と、
前記本体ケースに設けられていると共に、前記ロッドの挿通孔を有する壁部と、
前記壁部において前記突出片が通過可能な大きさで形成されていると共に、前記挿通孔に開口する溝部と、を有し、
前記ロッドが前記連結開始位置に配置された際に、前記軸線方向で隣り合う突出片の間の凹部が、前記軸線方向で前記壁部と重なる位置に配置されるように、前記ロッドにおける前記複数の突出片の位置が設定されている、スイッチ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記軸線の径方向から見て、前記軸線回りの周方向における前記突出片の両方の端部は、前記軸線に沿う平坦面であり、
前記軸線の径方向から見て、前記軸線回りの周方向における前記溝部の両方の側縁は、前記軸線に沿う平坦面である、スイッチ装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記軸線の径方向から見て前記突出片は、前記軸線回りの周方向の一方の端部が、前記軸線に沿う平坦面であり、他方の端部が、頂点を前記周方向の外側に向けた円弧状を成しており、
前記軸線の径方向から見て前記溝部は、前記軸線回りの周方向の一方の側縁が、前記軸線に沿う平坦面であり、他方の側縁が、頂点を前記周方向の内側に向けた円弧状を成しており、
前記溝部における前記円弧状の端部の頂点は、前記壁部の厚み方向の中心線から見て、軸線方向の一方側に位置している、スイッチ装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れか一項において、
前記連結開始位置は、前記軸線方向に位置をずらして複数設定されており、
前記凹部は、前記連結開始位置と同数設けられているスイッチ装置。
【請求項5】
請求項4において、
前記ロッドの前記一端側の外周には、複数の歯部と歯溝部とが前記軸線方向に交互に並んだ歯列が設けられており、
前記可動盤における前記ロッドの外周に対向する内周には、複数の歯部と歯溝部とが前記軸線方向に交互に並んだ歯列が設けられており、
前記突出片の前記軸線方向の間隔は、前記歯列において前記軸線方向で隣り合う歯部同士の間隔と同じ間隔に設定されている、スイッチ装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記本体ケース内に収容されると共に、前記ロッドを相対回転不能、かつ前記軸線方向に移動可能に支持するホルダ、を有し、
前記ロッドは、前記長手方向の一端側の外周に、径方向に延びる一対のストッパ片を有しており、
前記軸線方向から見て前記一対のストッパ片は、前記軸線周りの周方向に180°位相をずらして設けられていると共に、前記ロッド側の歯列と位相をずらして設けられており、
前記ホルダは、前記軸線方向における前記壁部と反対側に開口すると共に、前記ストッパ片の前記軸線方向の移動範囲を規定するガイド溝を、有しており、
前記ガイド溝は、前記軸線方向における前記壁部側に、前記ガイド片の前記壁部側への移動を規制するストッパ面を有する、スイッチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレーキペダルの踏み込み操作の検出に用いられるスイッチ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ブレーキペダルの踏み込み操作の検出に用いられるスイッチ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-57532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このスイッチ装置は、ブレーキペダルの操作に連動して進退移動するロッドと、ロッドを軸線方向に移動可能に支持する本体ケースと、本体ケース内に設けられた可動盤と、を有する。
ロッドと可動盤は本体ケースの内部で、連結機構を介して連結されている。ブレーキペダルが操作されると、可動盤とロッドが軸線方向に移動して、可動盤が備える接点が、本体ケース側の接点に接離して、出力信号のオン/オフが切り替えられる仕様となっている。
【0005】
スイッチ装置を車両に設置する際には、ブレーキペダル側の被当接部にロッドを付き当てた状態で配置する必要がある。そのため、ロッドの本体ケースへの押し込み量を調整して、本体ケースから突出するロッドの端部を、ブレーキペダル側の被当接部に当接させる必要がある。
そのため、ロッドと可動盤との連結は、ロッドの本体ケースへの押し込み量を調整した後に行われる。
【0006】
連結機構は、ロッドの外周に設けた歯列と、可動盤側の歯列と、から構成される。可動盤側の歯列は、ロッドの外周を囲む一対の壁部の内周に設けられている。
ロッドと可動盤との連結は、以下の手順で行われる。(a)ロッドを初期位置から本体ケース内に押し込んで、ロッド側の歯列を一対の壁部の内側に配置する、(b)ロッドを軸線回りに回転させて、ロッド側の歯列を、一対の壁部の内周に設けた歯列に噛合させて、ロッドと可動盤とを連結する。
【0007】
ここで、ロッド側の歯列を構成する歯部と、可動盤側の歯列を構成する歯部とが、軸線の径方向で対向している状態で、ロッドを回転させると、一方の周壁部側の歯列の各歯部とロッド側の歯列の各歯部との噛み合い位置と、他方の周壁部側の歯列の各歯部とロッド側の歯列の各歯部との噛み合い位置に、軸線方向でズレが生じる可能性がある。
そこで、ロッド側の歯部と可動盤側の歯部との連結を適切に行えるようにすることが求められている。
なお、このような要求に限らず、後記する「発明を実施するための形態」に開示した各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
ブレーキペダルの操作に連動して軸線方向に進退移動するロッドと、
前記ロッドの長手方向の一端側が挿入されると共に、前記ロッドを前記軸線方向に移動可能に支持する本体ケースと、
前記本体ケース内で前記軸線方向に変位可能、かつ前記本体ケースに相対回転不能に設けられた可動盤と、を有し、
前記本体ケース内で、前記ロッドと前記可動盤とが連結されたスイッチ装置において、
前記ロッドと前記可動盤とを連結する際に、前記ロッドを、前記軸線方向における前記可動盤との連結開始位置に位置決めする位置決め機構を有し、
前記位置決め機構は、
前記ロッドの外周から径方向に突出すると共に、前記軸線方向に所定の間隔で設けられた複数の突出片と、
前記本体ケースに設けられていると共に、前記ロッドの挿通孔を有する壁部と、
前記壁部において前記突出片が通過可能な大きさで形成されていると共に、前記挿通孔に開口する溝部と、を有し、
前記ロッドが前記連結開始位置に配置された際に、前記軸線方向で隣り合う突出片の間の凹部が、前記軸線方向で前記壁部と重なる位置に配置されるように、前記ロッドにおける前記複数の突出片の位置が設定されている構成のスイッチ装置とした。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ロッド側の歯部と可動盤側の歯部との連結を適切に行える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
スイッチ装置を説明する図である。
スイッチ装置の分解斜視図である。
スイッチ装置の断面図である。
ロッドを説明する図である。
ロッドを説明する図である。
ロックホルダを説明する図である。
ロックホルダを説明する図である。
可動盤を説明する図である。
極盤を説明する図である。
ケースを説明する図である。
ケースを説明する図である。
スイッチ装置の設置過程を説明する図である。
スイッチ装置の設置過程を説明する図である。
位置決め機構の作用を説明する図である。
ロッドの係合部と、可動盤の係合部との係合過程を説明する図である。
変形例にかかる位置決め機構を説明する図である。
【発明を実施するための最良の形態】
(【0011】以降は省略されています)

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