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公開番号
2025090276
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205419
出願日
2023-12-05
発明の名称
飲料サーバー
出願人
サッポロビール株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B67D
1/14 20060101AFI20250610BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約
【課題】構成を簡易にできるとともに、美味しい飲料を容易に注出することができる飲料サーバーを提供する。
【解決手段】一実施形態に係る飲料サーバーは第1カラン10を備える。第1カラン10は、飲料管を流通した飲料Dが通る流路R1を有する第1カラン本体12と、飲料Dが通る注出流路13bを有し飲料Dを第1カラン10の外部に注出する飲料注出部13と、回転したときに流路R1および注出流路13bの少なくともいずれかと連通する開口15bを有する回転体15と、回転体15を回転させる操作レバー11とを有する。流路R1および注出流路13bには、飲料Dの流れを妨げる障害物が設けられていない。操作レバー11が回動操作されたときに回転体15が回転して開口15bが流路R1および注出流路13bのいずれかに重なることによって飲料注出部13から飲料Dが注出される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部に収容されており、飲料が流通する飲料管と、
前記筐体の内部に収容されて、前記飲料管を冷却する冷却装置と、
前記筐体に取り付けられて、前記飲料管から前記飲料を注出する第1カランと、
を備え、
前記第1カランは、
前記飲料管を流通した前記飲料が通る流路を有する第1カラン本体と、
前記第1カラン本体から延在するとともに前記流路を通った前記飲料が通る注出流路を有し、前記注出流路を通る前記飲料を前記第1カランの外部に注出する飲料注出部と、
前記第1カラン本体の内部において回転可能とされており、回転したときに前記流路および前記注出流路の少なくともいずれかと連通する開口を有する回転体と、
前記回転体を回転させる操作レバーと、
を有し、
前記第1カラン本体の前記流路、および前記注出流路には、前記飲料の流れを妨げる障害物が設けられておらず、
前記操作レバーが回動操作されたときに前記回転体が回転して前記開口が前記流路および前記注出流路のいずれかに重なることによって前記飲料注出部から前記飲料が注出される、
飲料サーバー。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記回転体が球状を呈しており、
前記操作レバーは、水平方向に延びる軸線を中心として回動操作が可能とされており、
前記操作レバーが前記軸線を中心として回動操作されたときに、前記回転体が回転して前記開口が前記注出流路に連通する、
請求項1に記載の飲料サーバー。
【請求項3】
前記回転体が球状または筒状を呈しており、
前記操作レバーは、鉛直方向に延びる軸線を中心として回動操作が可能とされており、
前記操作レバーが前記軸線を中心として回動操作されたときに、前記回転体が回転して前記開口が前記流路に連通する、
請求項1に記載の飲料サーバー。
【請求項4】
前記筐体における前記第1カランとは異なる場所に取り付けられて、前記飲料管から前記飲料を注出する第2カランをさらに備え、
前記第2カランは、
前記飲料を注出する飲料注出部と、
前記飲料の泡を注出する発泡体注出部と、
一方向にスライドして前記飲料注出部を開放することによって前記飲料注出部から前記飲料を注出させ、前記一方向の逆方向にスライドして前記発泡体注出部を開放することにより前記発泡体注出部から前記泡を注出させるスライド弁と、
を有する、
請求項1または請求項2に記載の飲料サーバー。
【請求項5】
前記飲料管はホースを介して前記飲料を収容する樽に接続されており、前記樽から前記ホースを介して前記飲料管に前記飲料が供給され、
前記飲料管の内径が3mm以上かつ6mm以下であり、前記ホースの長さと前記飲料管の長さとの和が6m以上かつ20m以下である、
請求項1または請求項2に記載の飲料サーバー。
【請求項6】
前記第1カランは、
前記操作レバーの回動操作に伴って、前記回転体が回転して前記開口の全部が前記流路および前記注出流路のいずれかに重なることによって前記飲料注出部から前記飲料を注出する第1モードと、
前記第1モードよりも操作量が少ない前記操作レバーの回動操作に伴って、前記回転体が回転して前記開口の一部が前記流路および前記注出流路のいずれかに重なることによって前記飲料注出部から前記飲料の泡を注出する第2モードと、
を有する、
請求項1または請求項2に記載の飲料サーバー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、飲料サーバーに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、飲料水冷却提供装置が記載されている。飲料水冷却提供装置は、冷却水が収容された箱状の容器を有する。容器の内部には、冷却水とともに、ビール樽と、ビール樽のビールが通るビール供給パイプと、ビール供給パイプが接続された三方弁とが収容されている。容器の外部には、冷却水を冷却する冷却装置と、冷却水を浄化する冷却水浄化装置とが配置されている。容器には複数のビール樽が収容されており、容器、冷却装置および冷却水浄化装置は、飲料水冷却提供装置を構成する大型の箱に収容されている。
【0003】
容器の内部には、2本のビール供給パイプが配置されている。2本のビール供給パイプのうちの1本は樽と三方弁とを互いに接続しており、他の1本は三方弁から容器の外部に延び出している。三方弁から容器の外部に延び出しているビール供給パイプは、容器の外部においてコックに接続されている。容器にはコックの下方に位置するジョッキ受台が固定されており、ジョッキ受台にはジョッキが載せられる。コックは、樽に収容されており容器の内部の冷却水によって冷却された飲料をジョッキに注出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-308389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した飲料水冷却提供装置は大型の箱を有し、大型の箱の内部に複数の樽を収容する容器と、冷却装置と、冷却水浄化装置とが配置される。このように、飲料水冷却提供装置では、設備が大がかりであるため、構成を簡易にすることが求められる。また、回転式のハンドルで飲料の流路を開閉するスイングカランが知られている。スイングカランは、流量が大きいことを利用して適度に泡立たせることにより適度にガスを抜いて飲みやすい飲料を注出でき、泡と液が所望の比率となった飲料を注ぐことができるという利点がある。しかしながら、スイングカランでは、初期の泡を捨てなければならない場合があるとともに、飲料の流量が大きいため注出に熟練を要するという問題がある。したがって、美味しい飲料を容易に注出できることが求められる。
【0006】
本開示は、構成を簡易にできるとともに、美味しい飲料を容易に注出することができる飲料サーバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示に係る飲料サーバーは、筐体と、筐体の内部に収容されており、飲料が流通する飲料管と、筐体の内部に収容されて、飲料管を冷却する冷却装置と、筐体に取り付けられて、飲料管から飲料を注出する第1カランと、を備える。第1カランは、飲料管を流通した飲料が通る流路を有する第1カラン本体と、第1カラン本体から延在するとともに流路を通った飲料が通る注出流路を有し、注出流路を通る飲料を第1カランの外部に注出する飲料注出部と、第1カラン本体の内部において回転可能とされており、回転したときに流路および注出流路の少なくともいずれかと連通する開口を有する回転体と、回転体を回転させる操作レバーと、を有する。第1カラン本体の流路、および注出流路には、飲料の流れを妨げる障害物が設けられていない。操作レバーが回動操作されたときに回転体が回転して開口が流路および注出流路のいずれかに重なることによって飲料注出部から飲料が注出される。
【0008】
この飲料サーバーは、飲料が通る飲料管と、飲料管を冷却する冷却装置とが筐体の内部に配置されている。したがって、飲料を収容する樽等を筐体の内部に配置する必要がないので、飲料サーバーの構成を簡易にすることができる。筐体には、飲料管を通る飲料を注出する第1カランが取り付けられている。第1カランは、飲料管を通った飲料が通る流路を有する第1カラン本体と、当該流路を通った飲料が通る注出流路を有する飲料注出部と、開口が形成された回転体と、回転体を回転させる操作レバーとを有する。操作レバーが回動操作されると、回転体が回転して回転体の開口が流路および注出流路のいずれかに重なることによって飲料注出部から飲料が注出される。飲料は、飲料管、第1カラン本体の流路、および注出流路を通って第1カランの外部に注出される。したがって、飲料が通る流路が長いことによって飲料の流量を適度に小さくできるため、熟練を要することなく飲料の注出を容易に行うことができる。第1カラン本体の流路、および注出流路には、飲料の流れを妨げる障害物が設けられていない。したがって、第1カランの内部において飲料が障害物に当たって飲料に意図しない泡が生じることを抑制できるので、スイングカランと同様の美味しい飲料を注出することができる。
【0009】
(2)上記(1)において、回転体が球状を呈していてもよい。操作レバーは、水平方向に延びる軸線を中心として回動操作が可能とされていてもよく、操作レバーが軸線を中心として回動操作されたときに、回転体が回転して開口が注出流路に連通してもよい。この場合、飲料サーバーの前に立った注出者から見て、前後方向に操作レバーを回動操作することによって飲料の注出を行うことができる。
【0010】
(3)上記(1)において、回転体が球状または筒状を呈していてもよく、操作レバーは、鉛直方向に延びる軸線を中心として回動操作が可能とされていてもよい。操作レバーが軸線を中心として回動操作されたときに、回転体が回転して開口が流路に連通してもよい。この場合、飲料サーバーの前に立った注出者から見て、左右方向に操作レバーを回動操作することによって飲料の注出を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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