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公開番号
2025096272
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2025033166,2023211568
出願日
2025-03-03,2023-12-14
発明の名称
給油システム、情報処理装置、給油制御方法及び給油制御プログラム
出願人
コスモ石油マーケティング株式会社
,
株式会社タツノ
,
株式会社ELEMENTS
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
B67D
7/32 20100101AFI20250619BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約
【課題】給油シーンに応じた処理を実行可能な給油システムを提供する。
【解決手段】給油機と、情報処理装置と、を有する給油システムであって、前記情報処理装置は、前記給油機からの通知に基づき、給油ノズルの状態及び給油の状態を判定し、給油者の給油行為が、給油開始前の第1区間、給油中の第2区間、給油終了後の第3区間のうちのいずれの1区間に含まれるかに応じた判定ロジックに基づいて、または、いずれの連続する2区間に含まれるかに応じた判定ロジックに基づいて、給油不許可であると判定された場合、前記給油機による給油を禁止または停止する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
給油機と、
情報処理装置と、を有する給油システムであって、
前記情報処理装置は、
前記給油機からの通知に基づき、給油ノズルの状態及び給油の状態を判定し、
給油者の給油行為が、給油開始前の第1区間、給油中の第2区間、給油終了後の第3区間のうちのいずれの1区間に含まれるかに応じた判定ロジックに基づいて、または、いずれの連続する2区間に含まれるかに応じた判定ロジックに基づいて、給油不許可であると判定された場合、前記給油機による給油を禁止または停止する、給油システム。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記給油機からの通知に基づき、給油ノズルの状態及び給油の状態を判定する状態判定部を更に有し、
前記状態判定部により、給油ノズルがノズル掛けから取り外されたと判定された場合に、前記第1区間が開始したと判定し、
前記第1区間に応じた判定ロジックに基づいて、給油許可であると判定され、前記状態判定部により、給油が開始されたと判定された場合に、前記第2区間に移行したと判定し、
前記状態判定部により、所定時間、給油がなされていないと判定された場合に、前記第3区間に移行したと判定し、前記状態判定部により、給油ノズルがノズル掛けに戻されたと判定された場合に、前記第3区間が終了したと判定する、
請求項1に記載の給油システム。
【請求項3】
前記給油機を含む領域を撮影するカメラを更に有し、
給油種がガソリンまたは軽油の場合、前記判定ロジックは、
前記カメラにより撮影された画像データに対して認識処理が行われ、
車両が認識されたとする認識結果、
給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者が認識されたとする認識結果、
給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者が認識されたとする認識結果、
が出力された場合、当該認識結果に基づいて、給油許否を判定する、請求項1に記載の給油システム。
【請求項4】
前記第1区間に応じた第1判定ロジックは、前記認識結果が、
許可条件を一定時間充足した場合、給油許可と判定し、
所定の不許可条件を一定時間充足した場合、給油不許可と判定し、その後、許可条件を一定時間充足した場合には、給油許可と判定し、
他の不許可条件を一定時間充足した場合、給油不許可と判定し、
前記第2区間に応じた第2判定ロジックは、前記認識結果が、
不許可条件を一定時間充足した場合、警告を出力し、
警告を出力した後も不許可条件を一定時間充足した場合に、給油不許可と判定し、
警告を出力した後に許可条件を一定時間充足した場合には、給油許可と判定し、
前記第3区間に応じた第3判定ロジックは、前記認識結果が、
許可条件を一定時間充足した場合、給油許可と判定し、
不許可条件を一定時間充足した場合、給油不許可と判定し、その後、許可条件を一定時間充足した場合には、給油許可と判定する、
請求項3に記載の給油システム。
【請求項5】
前記判定ロジックは、更に、
前記カメラにより撮影された画像データに対して認識処理が行われ、所定の容器が認識されたとする認識結果が出力された場合に、給油不許可と判定する処理を含む、請求項3に記載の給油システム。
【請求項6】
サーマルセンサを更に有し、
前記判定ロジックは、更に、
前記サーマルセンサにより測定された温度が、所定の閾値以上であるか否かを判定し、所定の閾値以上であると判定した場合に、給油不許可と判定する、請求項1に記載の給油システム。
【請求項7】
前記カメラにより撮影された画像データの一部である第1領域において、車両が認識されたとする認識結果が出力され、
前記カメラにより撮影された画像データの一部であって、第1領域とは異なる第2領域において、給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者が認識されたとする認識結果が出力される、
請求項3に記載の給油システム。
【請求項8】
サーマルセンサを更に有し、
前記判定ロジックは、
前記第1領域を含まない領域において、前記サーマルセンサにより測定された温度が所定の閾値以上であるか否かを判定する、請求項7に記載の給油システム。
【請求項9】
給油種が灯油の場合、前記判定ロジックは、
前記カメラにより撮影された画像データに対して認識処理が行われ、
所定の容器が認識されたとする認識結果、
給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者が認識されたとする認識結果、
給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者が認識されたとする認識結果、
が出力された場合、当該認識結果に基づいて、給油許否を判定する、請求項3に記載の給油システム。
【請求項10】
前記第1区間に応じた第1判定ロジックは、前記認識結果が、
許可条件を一定時間充足した場合、給油許可と判定し、
所定の不許可条件を一定時間充足した場合、給油不許可と判定し、その後、許可条件を一定時間充足した場合には、給油許可と判定し、
他の不許可条件を一定時間充足した場合、給油不許可と判定し、
前記第2区間に応じた第2判定ロジックは、前記認識結果が、
不許可条件を一定時間充足した場合、警告を出力し、
警告を出力した後も不許可条件を一定時間充足した場合に、給油不許可と判定し、
警告を出力した後に許可条件を一定時間充足した場合には、給油許可と判定し、
前記第3区間に応じた第3判定ロジックは、前記認識結果が、
許可条件を一定時間充足した場合、給油許可と判定し、
不許可条件を一定時間充足した場合、給油不許可と判定し、その後、許可条件を一定時間充足した場合には、給油許可と判定する、
請求項9に記載の給油システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、給油システム、情報処理装置、給油制御方法及び給油制御プログラムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
サービスステーション向けの給油システムとして、給油者である顧客の給油行為を監視し、AI等を活用することで給油許否を判定する給油システムの開発が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-83377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、サービスステーションにおける給油シーンは様々であり、給油システムの開発にあたっては、給油シーンに応じて、給油許否の判定方法や判定結果の出力方法等を変更する構成とすることが望まれる。
【0005】
一つの側面では、給油シーンに応じた処理を実行可能な給油システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様によれば、給油システムは、
給油機と、
情報処理装置と、を有する給油システムであって、
前記情報処理装置は、
前記給油機からの通知に基づき、給油ノズルの状態及び給油の状態を判定し、
給油者の給油行為が、給油開始前の第1区間、給油中の第2区間、給油終了後の第3区間のうちのいずれの1区間に含まれるかに応じた判定ロジックに基づいて、または、いずれの連続する2区間に含まれるかに応じた判定ロジックに基づいて、給油不許可であると判定された場合、前記給油機による給油を禁止または停止する。
【発明の効果】
【0007】
給油シーンに応じた処理を実行可能な給油システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る給油システムを構築するための学習の流れを示す図である。
サービスステーションにおける給油シーンの一例を示す第1の図である。
サービスステーションにおける給油シーンの一例を示す第2の図である。
第1学習用データを生成するまでの処理の概要を示す図である。
第2学習用データを生成するまでの処理の概要を示す図である。
学習装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
学習装置の機能構成の一例を示す図である。
第1学習用データの具体例を示す図である。
第2学習用データの具体例を示す図である。
学習処理の流れを示すフローチャートの一例である。
情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置の区間判定部の機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置の区間判定部による処理の具体例を示す図である。
情報処理装置の画像認識部の機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置の画像認識部による処理の具体例を示す第1の図である。
情報処理装置の画像認識部による処理の具体例を示す第2の図である。
情報処理装置の第1給油監視部の機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置の第2給油監視部の機能構成の一例を示す図である。
第1給油監視部の第1判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第1判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第3のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第4のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第3判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第3判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第1給油監視部のポリタンク判定部を用いた処理、及び、火気判定部を用いた処理の流れを示すフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第1判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第1判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第3のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第4のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第3判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第3判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の火気判定部を用いた処理の流れを示すフローチャートの一例である。
情報処理装置の出力制御部の機能構成の一例を示す図である。
出力情報の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る給油システムによる給油制御処理の流れを示すフローチャートの一例である。
情報処理装置の機能構成の他の一例を示す図である。
情報処理装置の第1給油監視部の機能構成の他の一例を示す図である。
情報処理装置の第2給油監視部の機能構成の他の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
【0010】
[第1の実施形態]
<学習の流れ>
はじめに、第1の実施形態に係る給油システムを構築するための学習の流れについて説明する。図1は、第1の実施形態に係る給油システムを構築するための学習の流れを示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る給油システムを構築するにあたっては、複数のサービスステーション(例えば、サービスステーション110、111、・・・)において収集された画像データを用いる。また、1つのサービスステーションにおいて、異なる給油種を給油可能な場合には、それぞれの給油種について収集された画像データを用いる。なお、ここでいう異なる給油種とは、ガソリン、軽油等のように車両用の燃料油(以下では、「第1給油種」の燃料油と称す)と、灯油等のように車両以外を用途とする燃料油(以下、「第2給油種」の燃料油と称す)とを指すものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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