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公開番号2025091030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023205986
出願日2023-12-06
発明の名称フィルム貼り装置及びフィルム貼り方法
出願人東罐興業株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類B65B 51/10 20060101AFI20250611BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器部のフランジへの樹脂フィルムの巻き込みを良好に実施することができるフィルム貼り装置及びフィルム貼り方法を提供する。
【解決手段】フィルム貼り装置1は、凹部521と、載置面522と、段差部523と、第1真空流路524と、を有する下型52と、フランジB2を押えるフランジ押え511と、フランジ押え511の外周側に設けられた型枠512と、フランジ押え511と型枠512との間に形成された第1圧空流路513と、を有する上型51と、を備え、フランジB2及び段差面523aがそれぞれフランジ押え511及び512により押えられた状態において、樹脂フィルムC、フランジB2の外縁部B22及び下型52によって形成された密閉空間Sの空気を、第1真空流路524を介して吸引するとともに、第1圧空流路513からの圧縮空気を、樹脂フィルムCの上方に加える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂フィルムを、繊維材料からなる容器部に貼り付けるフィルム貼り装置であって、
前記容器部の収容部が収容される凹部と、前記凹部の外周側に形成され前記容器部のフランジが載置される載置面と、前記載置面の外周側に形成された段差部と、一端が前記段差部に開口する第1真空流路と、を有する下型と、
前記フランジを前記樹脂フィルムを介して押えるフランジ押えと、前記フランジ押えの外周側に設けられ前記段差部を前記樹脂フィルムを介して押える型枠と、前記フランジ押えと前記型枠との間に形成された第1圧空流路と、を有する上型と、を備え、
前記段差部は、前記載置面よりも低い位置に設けられ、前記型枠と共に前記樹脂フィルムを挟持する段差面を有し、
前記フランジ及び前記段差面がそれぞれ前記フランジ押え及び前記型枠により押えられた状態において、前記フランジ押えと前記型枠との間に位置する前記樹脂フィルム、前記フランジの前記載置面から外周側に突出する外縁部及び前記下型によって形成された密閉空間の気体を、前記密閉空間と連通する前記第1真空流路を介して吸引するとともに、前記第1圧空流路からの圧縮空気を、前記フランジ押えと前記型枠との間に位置する前記樹脂フィルムの上方に加える、
フィルム貼り装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記第1真空流路は、一端が前記段差面に開口し、
前記外縁部は、平面視において、前記第1真空流路の一端を覆っている、
請求項1に記載のフィルム貼り装置。
【請求項3】
前記樹脂フィルムを搬送路の上流側から前記搬送路の下流側へ搬送する搬送部と、
前記上型の上流側に設けられ前記樹脂フィルムを加熱する加熱部と、
をさらに備え、
前記加熱部は、前記樹脂フィルムの上方に設けられている、
請求項1に記載のフィルム貼り装置。
【請求項4】
前記樹脂フィルムの下方に位置するように前記下型の上流側に設けられた受け枠をさらに備え、
前記受け枠は、上下移動可能に設けられている、
請求項3に記載のフィルム貼り装置。
【請求項5】
前記上型は、前記フランジ押えの内周側に位置する第2圧空流路をさらに有し、
前記第1圧空流路からの圧縮空気を、前記フランジ押えと前記型枠との間に位置する前記樹脂フィルムの上方に加えるとともに、前記第2圧空流路からの圧縮空気を、前記フランジ押えの内周側に位置する前記樹脂フィルムの上方に加える、
請求項1に記載のフィルム貼り装置。
【請求項6】
前記下型は、一端が前記凹部に開口する第2真空流路をさらに有し、
前記密閉空間の気体を、前記第1真空流路を介して吸引するとともに、前記樹脂フィルムと前記収容部との間に位置する気体を、前記第2真空流路を介して吸引する、
請求項1に記載のフィルム貼り装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載のフィルム貼り装置により実施されるフィルム貼り方法であって、
前記フランジを前記フランジ押えにより押えるとともに前記段差面を前記型枠により押える工程と、
前記密閉空間の気体を前記第1真空流路を介して吸引するとともに前記第1圧空流路からの圧縮空気を、前記フランジ押えと前記型枠との間に位置する前記樹脂フィルムの上方に加える工程と、を含む、
フィルム貼り方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルム貼り装置及びフィルム貼り方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、樹脂フィルムを容器部に貼り付けるフィルム貼り装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-240536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のフィルム貼り装置では、真空流路は、フランジが載置される載置面に開口しているため、樹脂フィルムが上手く巻き込まれずフランジの下面外縁部を確実に被覆できないという問題があった。
【0005】
本発明は、この問題点に着目してなされたものであり、容器部のフランジへの樹脂フィルムの巻き込みを良好に実施することができるフィルム貼り装置及びフィルム貼り方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、樹脂フィルムを、繊維材料からなる容器部に貼り付けるフィルム貼り装置であって、前記容器部の収容部が収容される凹部と、前記凹部の外周側に形成され前記容器部のフランジが載置される載置面と、前記載置面の外周側に形成された段差部と、一端が前記段差部に開口する第1真空流路と、を有する下型と、前記フランジを前記樹脂フィルムを介して押えるフランジ押えと、前記フランジ押えの外周側に設けられ前記段差部を前記樹脂フィルムを介して押える型枠と、前記フランジ押えと前記型枠との間に形成された第1圧空流路と、を有する上型と、を備え、前記段差部は、前記載置面よりも低い位置に設けられ、前記型枠と共に前記樹脂フィルムを挟持する段差面を有し、前記フランジ及び前記段差面がそれぞれ前記フランジ押え及び前記型枠により押えられた状態において、前記フランジ押えと前記型枠との間に位置する前記樹脂フィルム、前記フランジの前記載置面から外周側に突出する外縁部及び前記下型によって形成された密閉空間の気体を、前記密閉空間と連通する前記第1真空流路を介して吸引するとともに、前記第1圧空流路からの圧縮空気を、前記フランジ押えと前記型枠との間に位置する前記樹脂フィルムの上方に加えるフィルム貼り装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
この態様によれば、容器部のフランジへの樹脂フィルムの巻き込みを良好に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る容器を示す概略説明図である。
図2は、容器を構成する容器部を示す斜視図である。
図3は、本実施形態に係るフィルム貼り装置の構成を示す概略平面図である。
図4は、フィルム貼り装置を構成するヒータ、冷却枠及び成形部を示す概略側面図である。
図5は、フィルム貼り方法の工程1におけるヒータ、冷却枠及び成形部の状態を示す概略側面図である。
図6は、フィルム貼り方法の工程2におけるヒータ、冷却枠及び成形部の状態を示す概略側面図である。
図7は、フィルム貼り方法の工程3におけるヒータ、冷却枠及び成形部の状態を示す概略側面図である。
図8は、フィルム貼り方法の工程4におけるヒータ、冷却枠及び成形部の状態を示す概略側面図である。
図9は、図8における部分Mを拡大した拡大断面図である。
図10は、フィルム貼り方法の工程5における成形部の一部(図7における部分Mと対応する)の状態を拡大した拡大断面図である。
図11は、フィルム貼り方法の工程6におけるフィルム貼り装置の受けガイド及び刃部の状態を示す概略断面図である。
図12は、第1真空流路の第1変形例を示す断面図である。
図13は、第1真空流路の第2変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態(以下、本実施形態ともいう)について説明する。本明細書においては、全体を通じて、同一の要素には同一の符号を付する。
【0010】
[容器]
図1及び図2を参照しながら本実施形態に係る容器Aについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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