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公開番号
2025091592
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023206908
出願日
2023-12-07
発明の名称
複合構造体及びその製造方法
出願人
株式会社神戸製鋼所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
6/14 20060101AFI20250612BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 離型を容易化できる複合構造体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 複合構造体100が、底板1と、底板1の辺縁から立設する一対の第1側板3とを備えるとともに、金属で成形された外板材10及び内板材20と、発泡材料で成形された発泡体30とを備える。外板材10は、外底板部11、第1外側板部13、外表面10a、及び外対向面10bを有する。内板材20は、内底板部21、第1内側板部23、内表面20a、及び内対向面20bを有する。発泡体30は、外対向面10bと内対向面20bとの間に充填されている。外板材10が、外表面10aに設けられた外凹凸部16を有する。内板材20が、内表面20aに設けられた内凹凸部26を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
底板と、前記底板の辺縁から立設する一対の側板とを備える複合構造体であって、
前記底板を構成する外底板部、前記一対の側板を構成する外側板部、前記外底板部及び前記外側板部の外表面、及びその反対側の外対向面を有し、金属で成形された外板材と、
前記底板を構成する内底板部、前記一対の側板を構成する内側板部、前記内底板部及び前記内側板部の内表面、及びその反対側の内対向面を有し、金属で成形された内板材と、
発泡材料で成形され、前記外対向面と前記内対向面との間に充填された発泡体と、
を備え、
前記外板材が、前記外表面に設けられた外凹凸部を有し、前記内板材が、前記内表面に設けられた内凹凸部を有する、
複合構造体。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記外凹凸部が、前記外対向面に設けられ、前記内凹凸部が、前記内対向面に設けられ、
前記発泡体が、前記外凹凸部及び前記内凹凸部に係合されている、
請求項1に記載の複合構造体。
【請求項3】
前記外凹凸部及び前記内凹凸部が、複数の凹部又は複数の凸部を配列することによって形成される、
請求項2に記載の複合構造体。
【請求項4】
前記底板の辺縁から立設する一対の第2側板を更に備え、
前記一対の側板と前記一対の第2側板とが、箱体の周板を構成する、
請求項1から3のいずれかに記載の複合構造体。
【請求項5】
底板と、前記底板の辺縁から立設する一対の側板とを備える複合構造体の製造方法であって、
前記底板を構成する外底板部、前記一対の側板を構成する外側板部、前記外底板部及び前記外側板部の外表面、及びその反対側の外対向面を有する外板材を金属で成形する工程と、
前記底板を構成する内底板部、前記一対の側板を構成する内側板部、前記内底板部及び前記内側板部の内表面、及びその反対側の内対向面を有する内板材を金属で成形する工程と、
金型凹部を有する第1金型と、金型凸部を有する第2金型とを含む金型が、前記金型凸部が前記金型凹部から後退した型開き状態にあるときに、前記外板材を前記金型凹部に内嵌し、前記内板材を前記金型凸部に外嵌する工程と、
前記金型を前記金型凸部が前記金型凹部に進入した型閉め状態にする工程と、
前記外対向面と前記内対向面との間に形成されたキャビティに発泡材料を充填する工程と、
前記発泡材料を加熱し、前記外板材と前記内板材との間に発泡体を成形する工程と、
前記金型を前記型開き状態にし、前記複合構造体を前記金型から取り出す工程と、
を備え、
前記外板材を成形する工程において、前記外表面に外凹凸部が設けられ、前記内板材を成形する工程において、前記内表面に内凹凸部が設けられる、
複合構造体の製造方法。
【請求項6】
前記外凹凸部が前記外対向面に設けられ、前記内凹凸部が前記内対向面に設けられ、
前記発泡材料を加熱する工程において、前記発泡体が、前記外凹凸部及び前記内凹凸部に進入して係合される、
請求項5に記載の複合構造体の製造方法。
【請求項7】
前記外凹凸部及び前記内凹凸部が、前記外表面及び前記内表面のうち、前記金型との摺動面に設けられる、
請求項5又は6に記載の複合構造体の製造方法。
【請求項8】
前記外板材を成形する工程が、前記外底板部及び前記外側板部を展開状態で有した平板状のブランクを形成する工程と、前記外側板部が前記外底板部から立設するように、前記ブランクに曲げ加工を施す工程と、を含み、
前記外凹凸部が、前記曲げ加工を施す工程の前に、前記ブランクに設けられる、
請求項5又は6に記載の複合構造体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合構造体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、金属板及び発泡材料の複合材で成形されたエアコン用キャビネットを開示している。製造には、凸状のコアと凹状の上型とからなる金型が使用される。金属板は、ピンによりキャビティ内で浮かせた状態で、金型にセットされる。発泡ビーズが、キャビティ内に金属板の両面側で注入され、スチーム加熱される。その後、上型がコアから分離され、製品が成形型から取り出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公平8-1378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スチーム加熱によりビーズは膨張する。これにより、発泡材料と金型との接触抵抗が大きくなるため、離型が困難である。
【0005】
上記のキャビネットは、金属板の両面側に発泡材料を設けた3層構造の箱体である。金属板と発泡材料とが逆の場合、すなわち、構造体が、発泡材料の両面側に金属板を設けた3層構造で構成される場合においても、ビーズの膨張により、同様の問題が生じるものと考えられる。しかも、接触抵抗はより大きくなるものと考えられる。
【0006】
本発明は、離型を容易化できる複合構造体及びその製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、底板と、前記底板の辺縁から立設する一対の側板とを備える複合構造体であって、前記底板を構成する外底板部、前記一対の側板を構成する外側板部、前記外底板部及び前記外側板部の外表面、及びその反対側の外対向面を有し、金属で成形された外板材と、前記底板を構成する内底板部、前記一対の側板を構成する内側板部、前記内底板部及び前記内側板部の内表面、及びその反対側の内対向面を有し、金属で成形された内板材と、発泡材料で成形され、前記外対向面と前記内対向面との間に充填された発泡体と、を備え、前記外板材が、前記外表面に設けられた外凹凸部を有し、前記内板材が、前記内表面に設けられた内凹凸部を有する、複合構造体を提供する。
【0008】
上記構成によれば、複合構造体が、例えばチャネル型又は箱型のように、少なくとも底板及び一対の側板を有する。また、複合構造体は、発泡材料の両面側に金属板を設けた3層構造で構成され、例えば成型によって製造され得る。
【0009】
複合構造体が成型によって製造される場合、外板材の外表面と、内板材の内表面とは、金型の表面と接触し得る。この外表面に外凹凸部が設けられている。微視的には、外表面は、凸状部分において金型の表面と接触する一方、凹状部分において金型の表面から離隔する。発泡材料を金型内で膨張させても、この凹状部分の離隔状態が維持され得る。外表面の金型の表面との接触面積が小さくなるため、接触抵抗もその分小さくなる。内表面に設けられた内凹凸部も、これと同様に作用する。したがって、離型が容易化される。
【0010】
前記外凹凸部が、前記外対向面に設けられ、前記内凹凸部が、前記内対向面に設けられ、前記発泡体が、前記外凹凸部及び前記内凹凸部に係合されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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