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公開番号
2025091715
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207136
出願日
2023-12-07
発明の名称
電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、エラーコード応答方法、及びプログラム
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
弁理士法人インテクト国際特許事務所
,
個人
主分類
G06K
19/073 20060101AFI20250612BHJP(計算;計数)
要約
【課題】エラーの発生原因の特定を容易にすることが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、エラーコード応答方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】ICチップ1は、外部からの所定のコマンドにAPDU応じた処理においてエラーが発生した場合に、当該エラーに対応するエラーコードをメモリに保存し、当該所定のコマンドAPDUに対するステータスワードSW1SW2の応答後に外部からの読み出しコマンドAPDUに応じて、当該エラーコードをメモリから読み出し、当該エラーコードを応答する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
外部からの所定のコマンドに応じた処理においてエラーが発生した場合に、コマンド種別が異なる複数のコマンド間で共通に用いられ且つ当該エラーの概要を示すステータスワードを応答する電子情報記憶媒体において、
前記エラーが発生した場合に、どのような処理においてどのようなエラーが発生したかを示すエラーコードをメモリに保存する保存手段と、
前記コマンドに対する前記ステータスワードの応答後に外部からの読み出しコマンドに応じて、前記エラーコードを前記メモリから読み出し、当該エラーコードを応答する応答手段と、
を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記電子情報記憶媒体は、どのような処理においてどのようなエラーが発生したかを示すエラーコードと当該エラーを回避するためのコマンドのコマンド識別情報との対応関係を規定する対応関係情報を予め記憶しており、
前記保存手段は、前記エラーが発生した場合に、前記対応関係情報を参照して、前記エラーコードに対応付けられた前記コマンド識別情報を特定し、当該エラーコードと当該特定されたコマンド識別情報とを対応付けてメモリに保存し、
前記応答手段は、前記読み出しコマンドに応じて、前記エラーコード及び前記コマンド識別情報を前記メモリから読み出し、当該エラーコード及び当該コマンド識別情報を応答することを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項3】
前記保存手段は、前記ステータスワードの応答後に前記エラーコードをメモリに保存することを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項4】
前記保存手段は、前記ステータスワードの応答後に前記エラーコード及び前記コマンド識別情報をメモリに保存することを特徴とする請求項2に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項5】
外部からの所定のコマンドに応じた処理においてエラーが発生した場合に、コマンド種別が異なる複数のコマンド間で共通に用いられ且つ当該エラーの概要を示すステータスワードを応答するICチップにおいて、
前記エラーが発生した場合に、どのような処理においてどのようなエラーが発生したかを示すエラーコードをメモリに保存する保存手段と、
前記コマンドに対する前記ステータスワードの応答後に外部からの読み出しコマンドに応じて、前記エラーコードを前記メモリから読み出し、当該エラーコードを応答する応答手段と、
を備えることを特徴とするICチップ。
【請求項6】
外部からの所定のコマンドに応じた処理においてエラーが発生した場合に、コマンド種別が異なる複数のコマンド間で共通に用いられ且つ当該エラーの概要を示すステータスワードを応答するICカードにおいて、
前記エラーが発生した場合に、どのような処理においてどのようなエラーが発生したかを示すエラーコードをメモリに保存する保存手段と、
前記コマンドに対する前記ステータスワードの応答後に外部からの読み出しコマンドに応じて、前記エラーコードを前記メモリから読み出し、当該エラーコードを応答する応答手段と、
を備えることを特徴とするICカード。
【請求項7】
外部からの所定のコマンドに応じた処理においてエラーが発生した場合に、コマンド種別が異なる複数のコマンド間で共通に用いられ且つ当該エラーの概要を示すステータスワードを応答する電子情報記憶媒体により実行されるエラーコード応答方法であって、
前記エラーが発生した場合に、どのような処理においてどのようなエラーが発生したかを示すエラーコードをメモリに保存するステップと、
前記コマンドに対する前記ステータスワードの応答後に外部からの読み出しコマンドに応じて、前記エラーコードを前記メモリから読み出し、当該エラーコードを応答するステップと、
を含むことを特徴とするエラーコード応答方法。
【請求項8】
外部からの所定のコマンドに応じた処理においてエラーが発生した場合に、コマンド種別が異なる複数のコマンド間で共通に用いられ且つ当該エラーの概要を示すステータスワードを応答する電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータを、
前記エラーが発生した場合に、どのような処理においてどのようなエラーが発生したかを示すエラーコードをメモリに保存する保存手段と、
前記コマンドに対する前記ステータスワードの応答後に外部からの読み出しコマンドに応じて、前記エラーコードを前記メモリから読み出し、当該エラーコードを応答する応答手段として機能させることを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部端末からのコマンドに応じてコマンド処理を実行し、当該コマンド処理を実行可能なIC(Integrated Circuit)チップ等の技術分野に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、情報資産への脅威が増大しており機微な情報を扱う場合はセキュリティ対策を実施することを求められるようになっている。このようなセキュリティ対策には、暗号演算を実施可能なICチップからなるセキュアエレメントが利用されることが増えている。セキュアエレメントとそれを利用するシステムとの間との通信は、国際標準規格であるISO/IEC 7816-4で規定されているコマンドAPDU(Application Protocol Data Unit)、及びレスポンスAPDUを使用して実施されることが多い。ISO/IEC 7816-4では、セキュアエレメントで利用される一般的な機能のコマンドAPDUとレスポンスAPDUが定義されており、ISO/IEC 7816-4に則って作成されたセキュアエレメントでは共通のコマンドとして製造者等に依存せず利用可能である。
【0003】
また、ISO/IEC 7816-4には、セキュアエレメント内でエラーが発生した場合に、当該エラーの概要を示すステータスワードを含むレスポンスが外部端末へ返信されることが規定されている。このため、外部端末側では、セキュアエレメントからのステータスワードに従ってエラーに対する対応を図ることができる。関連技術として、特許文献1には、実行されたコマンドの種別を示す種別コードとレスポンスに対応する実行結果コードを含むコマンド履歴を格納することで事前に定められた内容のコマンド履歴の数が最大許容数を超えると、通常のユースケースから外れた使い方をされたと判定するICカードが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-69184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ISO/IEC 7816-4によれば、エラーの概要を示すステータスワードは、大まかなくくりでしか用意されておらず、コマンド種別が異なる複数のコマンドAPDU間で共通に用いられるため、セキュアエレメントを利用するシステム開発者またはシステム利用者は、かかるステータスワードから、エラーの発生原因を厳密に特定できない(換言すると、どのような処理の実行においてどのようなエラーが発生したかを特定できない)という問題がある。そのため、システム開発者またはシステム利用者は発生したエラーの回避方法を推察することが困難である。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題などに鑑みてなされたものであり、エラーの発生原因の特定を容易にすることが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、エラーコード応答方法、及びプログラムを提供することを課題の一例とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、外部からの所定のコマンドに応じた処理においてエラーが発生した場合に、コマンド種別が異なる複数のコマンド間で共通に用いられ且つ当該エラーの概要を示すステータスワードを応答する電子情報記憶媒体において、前記エラーが発生した場合に、どのような処理においてどのようなエラーが発生したかを示すエラーコードをメモリに保存する保存手段と、前記コマンドに対する前記ステータスワードの応答後に外部からの読み出しコマンドに応じて、前記エラーコードを前記メモリから読み出し、当該エラーコードを応答する応答手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、前記電子情報記憶媒体は、どのような処理においてどのようなエラーが発生したかを示すエラーコードと当該エラーを回避するためのコマンドのコマンド識別情報との対応関係を規定する対応関係情報を予め記憶しており、前記保存手段は、前記エラーが発生した場合に、前記対応関係情報を参照して、前記エラーコードに対応付けられた前記コマンド識別情報を特定し、当該エラーコードと当該特定されたコマンド識別情報とを対応付けてメモリに保存し、前記応答手段は、前記読み出しコマンドに応じて、前記エラーコード及び前記コマンド識別情報を前記メモリから読み出し、当該エラーコード及び当該コマンド識別情報を応答することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、前記保存手段は、前記ステータスワードの応答後に前記エラーコードをメモリに保存することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の電子情報記憶媒体において、前記保存手段は、前記ステータスワードの応答後に前記エラーコード及び前記コマンド識別情報をメモリに保存することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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