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公開番号
2025091920
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207475
出願日
2023-12-08
発明の名称
ゲート駆動装置
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02M
1/08 20060101AFI20250612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】駆動するトランジスタに合わせて回路素子の定数を調整できるゲート駆動装置を提供する。
【解決手段】本開示に係るゲート駆動装置は、第1の電圧の第1のノードと、第1の電圧よりも低い第2の電圧の第2のノードとの間に直列に接続され、接続ノードがゲート駆動装置の出力ノードとなる相補的に動作する第1および第2のトランジスタと、第1のノードと、第1の電圧よりも低く、第2の電圧よりも高い第3の電圧の第3のノードとの間に直列に接続され、接続ノードが、外部に設けた第1のコンデンサの一方電極に接続される容量ノードに接続される第1のチャージトランジスタおよび第1の負バイアストランジスタと、各トランジスタを制御するロジック回路と、を有したゲートドライバ回路と、第1のコンデンサと、その他方電極と第2のノードにアノードが接続され、第3のノードにカソードが接続された第1のダイオードとを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トランジスタのゲートを駆動するゲート駆動装置であって、
第1の電圧が与えられる第1のノードと、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が与えられる第2のノードとの間に直列に接続され、接続ノードが前記ゲート駆動装置の出力ノードとなる、相補的に動作する第1導電型の第1のトランジスタおよび第2導電型の第2のトランジスタと、
前記第1のノードと、前記第1の電圧よりも低く、前記第2の電圧よりも高い第3の電圧が与えられる第3のノードとの間に直列に接続され、接続ノードが外部に設けた第1のコンデンサの一方電極に接続される容量ノードに接続される第1のチャージトランジスタおよび第1の負バイアストランジスタと、
前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第1のチャージトランジスタおよび前記第1の負バイアストランジスタを制御するロジック回路と、を有したゲートドライバ回路と、
前記第1のコンデンサと、
前記第1のコンデンサの他方電極と前記第2のノードにアノードが接続され、前記第3のノードにカソードが接続された第1のダイオードとを備えた、ゲート駆動装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
トランジスタのゲートを駆動するゲート駆動装置であって、
第1の電圧が与えられる第1のノードと、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が与えられる第2のノードとの間に直列に接続され、接続ノードが前記ゲート駆動装置の出力ノードとなる、相補的に動作する第1導電型の第1のトランジスタおよび第2導電型の第2のトランジスタと、
前記第1のノードと、前記第1の電圧よりも低く、前記第2の電圧よりも高い第3の電圧が与えられる第3のノードとの間に直列に接続され、接続ノードが外部に設けた第1のコンデンサの一方電極に接続される容量ノードに接続される第1のチャージトランジスタおよび第1の負バイアストランジスタと、
前記第2のノードと前記第3のノードとの間に接続されたダイオード代替トランジスタと、
前記ダイオード代替トランジスタのゲートを駆動する駆動トランジスタと、
前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第1のチャージトランジスタ、前記第1の負バイアストランジスタおよび前記駆動トランジスタを制御するロジック回路と、を有したゲートドライバ回路と、
前記第1のコンデンサと、を備えた、ゲート駆動装置。
【請求項3】
前記ゲートドライバ回路は、
前記出力ノードの電圧をモニタし、
前記ロジック回路は、
前記出力ノードの前記電圧が、前記第2の電圧から増加して閾値電圧に達した場合に、前記第1のチャージトランジスタをオンし、前記第1の負バイアストランジスタをオフして前記第1のコンデンサを充電する充電制御を行い、
前記出力ノードの前記電圧が、前記第1の電圧から低下して前記閾値電圧に達した場合に、前記第1のチャージトランジスタをオフし、前記第1の負バイアストランジスタをオンして前記第1のトランジスタに負バイアスを印加する負バイアス印加制御を行う、請求項1または請求項2記載のゲート駆動装置。
【請求項4】
前記ゲートドライバ回路は、
前記容量ノードの電圧をモニタし、
前記ロジック回路は、
前記容量ノードの前記電圧が、閾値電圧に達した時点で前記第1のチャージトランジスタをオフし、前記充電制御を終了する、請求項3記載のゲート駆動装置。
【請求項5】
前記第1導電型はP型であり、
前記第2導電型はN型であり
前記第1のチャージトランジスタはN型の第1のMOSトランジスタであり、
前記第1の電圧よりも低いゲート電圧を前記ゲートドライバ回路で生成し、前記第1のMOSトランジスタのゲートに供給する、請求項3記載のゲート駆動装置。
【請求項6】
前記ゲートドライバ回路は、
前記第1のノードと前記容量ノードとの間に接続された第2のチャージトランジスタをさらに有し、
前記第2のチャージトランジスタはN型の第2のMOSトランジスタであり、
前記ロジック回路は、
前記第1の電圧を供給する電源の立ち上げ時において、前記第1の電圧が前記第3の電圧から閾値電圧に到達するまでは、前記第2のMOSトランジスタをオン状態に保ち、前記閾値電圧に到達した後は、前記第2のMOSトランジスタをオフするように前記第2のMOSトランジスタを制御する、請求項5記載のゲート駆動装置。
【請求項7】
前記ゲートドライバ回路は、
前記第1のノードと前記第3のノードとの間に直列に接続された第3のチャージトランジスタおよび第2の負バイアストランジスタと、
前記第3のノードと前記第2のノードとの間に直列に接続された第2のダイオードおよび第3のダイオードと、
前記第3のチャージトランジスタと前記第2の負バイアストランジスタの接続ノードと、前記第2のダイオードと前記第3のダイオードの接続ノードとの間に接続された第2のコンデンサと、をさらに有し、
前記ゲートドライバ回路は、
前記出力ノードの電圧をモニタし、
前記ロジック回路は、
前記出力ノードの前記電圧が、前記第2の電圧から増加して閾値電圧に達した場合に、前記第1のチャージトランジスタをオンし、前記第1の負バイアストランジスタをオフして前記第1のコンデンサを充電する充電制御を行い、
前記出力ノードの前記電圧が、前記第1の電圧から低下して前記閾値電圧に達した場合に、前記第1のチャージトランジスタをオフし、前記第1の負バイアストランジスタをオンして前記第1のトランジスタに負バイアスを印加する負バイアス印加制御を行うと同時に、前記第3のチャージトランジスタをオフし、前記第2の負バイアストランジスタのオン、オフを繰り返す制御を行って、前記第2のコンデンサの充放電を繰り返す、請求項2記載のゲート駆動装置。
【請求項8】
前記ゲートドライバ回路は、
発振回路を有し、
前記発振回路の周波数に応じて、前記第2の負バイアストランジスタのゲートにオン信号、オフ信号を繰り返して与える、請求項7記載のゲート駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は半導体スイッチング装置を駆動するゲート駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のゲート駆動装置としては、例えば、特許文献1に開示されるゲート駆動回路が挙げられる。特許文献1の図1では、主スイッチング素子のソースまたはエミッタを基準電位とし、正および負の電圧パルスを生成するゲート駆動回路において、主スイッチング素子のソースまたはエミッタに接続される制御電源と、コンデンサと、制御電源によりコンデンサを充電する充電手段とを有し、コンデンサに蓄えられた電荷を用いて主スイッチング素子のゲート容量を充電または放電する構成が開示されている。
【0003】
特許文献1のゲート駆動回路では、主スイッチング素子がオン期間中に、コンデンサを充電し、主スイッチング素子をオフする際に、コンデンサから主スイッチング素子のゲートに負バイアスを印加するので、負バイアス用の電源を用いることなく高速なターンオフ動作を可能にし、スイッチング損失を低減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-200891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示の技術では、負バイアス印加に必要なコンデンサおよび充電手段を構成するスイッチング手段として機能するダイオードがゲート駆動回路に内蔵されているので、主スイッチング素子に合わせてコンデンサおよびダイオードの定数を調整することが困難という問題があった。
【0006】
本開示は上記のような問題を解決するためになされたものであり、駆動するトランジスタに合わせて回路素子の定数を調整できるゲート駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係るゲート駆動装置は、トランジスタのゲートを駆動するゲート駆動装置であって、第1の電圧が与えられる第1のノードと、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧が与えられる第2のノードとの間に直列に接続され、接続ノードが前記ゲート駆動装置の出力ノードとなる、相補的に動作する第1導電型の第1のトランジスタおよび第2導電型の第2のトランジスタと、前記第1のノードと、前記第1の電圧よりも低く、前記第2の電圧よりも高い第3の電圧が与えられる第3のノードとの間に直列に接続され、接続ノードが外部に設けた第1のコンデンサの一方電極に接続される容量ノードに接続される第1のチャージトランジスタおよび第1の負バイアストランジスタと、前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第1のチャージトランジスタおよび前記第1の負バイアストランジスタを制御するロジック回路と、を有したゲートドライバ回路と、前記第1のコンデンサと、前記第1のコンデンサの他方電極と前記第2のノードにアノードが接続され、前記第3のノードにカソードが接続された第1のダイオードとを備えている。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係るゲート駆動装置によれば、駆動するトランジスタに合わせて、回路素子の定数を調整でき、トランジスタに印加する負バイアスを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示に係る実施の形態1のゲート駆動装置の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態1のゲート駆動装置の制御シーケンスを示す図である。
本開示に係る実施の形態2のゲート駆動装置の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態2のゲート駆動装置の制御シーケンスを示す図である。
本開示に係る実施の形態3のゲート駆動装置の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態3のゲート駆動装置の制御シーケンスを示す図である。
本開示に係る実施の形態4のゲート駆動装置の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態4のゲート駆動装置の制御シーケンスを示す図である。
本開示に係る実施の形態5のゲート駆動装置の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態5のゲート駆動装置の制御シーケンスを示す図である。
本開示に係る実施の形態6のゲート駆動装置の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態6のゲート駆動装置の制御シーケンスを示す図である。
本開示に係る実施の形態7のゲート駆動装置の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態7のゲート駆動装置の制御シーケンスを示す図である。
本開示に係る実施の形態7の変形例1の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態7の変形例1の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態7の変形例1の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態7の変形例2の構成を示す回路図である。
本開示に係る実施の形態7の変形例2の構成を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施の形態1>
図1は本開示に係る実施の形態1のゲート駆動装置100の構成を示す回路図である。図1に示すようにゲート駆動装置100は、パワーデバイスであるNチャネル型(以下「N型」)の高耐圧のMOSトランジスタT1を駆動する。ゲート駆動装置100は、集積回路(IC)として構成されたゲートドライバIC101と、ゲートドライバIC101の外部に設けられた、パワーデバイスのターンオフ速度の調整用のダイオードD1およびコンデンサC1を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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