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公開番号2025090156
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205210
出願日2023-12-05
発明の名称送風装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人加藤国際特許事務所
主分類F04B 39/00 20060101AFI20250610BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】騒音の低減化を図りながら、送風性能の低下を抑制することができる送風装置を提供する。
【解決手段】送風装置1では、吸入孔34が形成されている遠心送風機3が筐体2の内部に設けられている。吸入孔34は、吸音部材4に設定された基準方向へ給気口21から離れた位置に位置している。吸音部材4の吸音露出面40には、吸音上端部40aが断面異形区間Sにおいて形成されている。吸音上端部40aの少なくとも一部は、吸入孔34に対向している。断面異形区間Sでは、基準方向に直交する平面における吸音部材4の断面において、吸音上端部40aの位置における吸音部材4の厚さが、吸音上端部40aから外れた位置における吸音部材4の厚さよりも厚くなっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
給気口及び排気口が形成された筐体と、
前記筐体の内部に設けられており、吸入孔が形成されている遠心送風機と、
前記筐体の内面に設けられている吸音部材と
を備え、
前記遠心送風機は、前記給気口から前記吸入孔を通って前記排気口へ流れる気流を発生し、
前記筐体の内部には、前記給気口から前記吸入孔へ前記気流を導く筐体内風路が形成されており、
前記吸音部材には、前記筐体の内面に沿った基準方向と、前記基準方向における特定の区間である断面異形区間とが設定されており、
前記吸入孔は、前記給気口から前記基準方向へ離れた位置に位置しており、
前記吸音部材には、前記筐体内風路に露出する吸音露出面が形成されており、
前記吸音露出面には、吸音上端部が前記断面異形区間において形成されており、
前記吸音上端部の少なくとも一部は、前記吸入孔に対向しており、
前記断面異形区間では、前記基準方向に直交する平面における前記吸音部材の断面において、前記吸音上端部の位置における前記吸音部材の厚さが、前記吸音上端部から外れた位置における前記吸音部材の厚さよりも厚くなっている送風装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記断面異形区間は、前記基準方向における前記吸音部材の全体にわたって設定されている請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
前記吸音部材は、突起形成面が前記筐体内風路に向けて形成された吸音土台部と、前記断面異形区間において前記突起形成面から前記筐体内風路に向けて突出している吸音突起部とを有しており、
前記基準方向に直交する平面における前記吸音突起部の断面形状は、矩形状であり、
前記吸音突起部における前記筐体内風路に向いた端面が前記吸音上端部となっており、
前記吸入孔は、前記遠心送風機の吸入孔形成面に形成されており、
前記吸音土台部の厚さをA、前記吸音突起部の厚さをB、前記吸入孔形成面と前記吸音上端部との間の距離をCとすると、(A+B)/(A+B+C)が0.44となっており、A/(A+B)が0.20~0.60の範囲内の値となっている請求項2に記載の送風装置。
【請求項4】
前記吸音部材は、突起形成面が前記筐体内風路に向けて形成された吸音土台部と、前記断面異形区間において前記突起形成面から前記筐体内風路に向けて突出している吸音突起部とを有しており、
前記基準方向に直交する平面における前記吸音突起部の断面形状は、三角形状であり、
前記吸音突起部における前記筐体内風路に向いた稜線が前記吸音上端部となっている請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
【請求項5】
前記吸音部材は、突起形成面が前記筐体内風路に向けて形成された吸音土台部と、前記断面異形区間において前記突起形成面から前記筐体内風路に向けて突出している吸音突起部とを有しており、
前記吸音突起部の形状は、頂点を前記筐体内風路に向けて配置された錐体状であり、
前記吸音露出面には、前記頂点を含んだ前記吸音上端部が形成されている請求項1又は請求項2に記載の送風装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、送風装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、遠心送風機を組み込んだ箱体の内面に吸音部材を設けることにより、騒音の低減化を図るようにした送風装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-50199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示された従来の送風装置では、吸音部材におけるどの位置でも吸音部材の厚さが一定である。このため、送風装置の騒音の低減化をさらに図るために吸音部材の厚さを厚くすると、遠心送風機によって生じる気流の風路が狭くなってしまう。これにより、送風装置の送風性能が低下してしまう。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するものであり、騒音の低減化を図りながら、送風性能の低下を抑制することができる送風装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る送風装置は、給気口及び排気口が形成された筐体と、筐体の内部に設けられており、吸入孔が形成されている遠心送風機と、筐体の内面に設けられている吸音部材とを備え、遠心送風機は、給気口から吸入孔を通って排気口へ流れる気流を発生し、筐体の内部には、給気口から吸入孔へ気流を導く筐体内風路が形成されており、吸音部材には、筐体の内面に沿った基準方向と、基準方向における特定の区間である断面異形区間とが設定されており、吸入孔は、給気口から基準方向へ離れた位置に位置しており、吸音部材には、筐体内風路に露出する吸音露出面が形成されており、吸音露出面には、断面異形区間に位置する吸音上端部が形成されており、吸音上端部の少なくとも一部は、吸入孔に対向しており、断面異形区間では、基準方向に直交する平面における吸音部材の断面において、吸音上端部の位置における吸音部材の厚さが、吸音上端部から外れた位置における吸音部材の厚さよりも厚くなっている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、騒音の低減化を図りながら、送風性能の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る送風装置を示す斜視図である。
図1の送風装置を示す模式的な構成図である。
図2のIII-III線に沿った断面図である。
比較例1、比較例2、実施例3、実施例4及び実施例5のそれぞれによる送風装置の静圧及び騒音の測定結果を示す表である。
送風装置の静圧を比較例1と実施例4とで比較したグラフである。
送風装置の給気側騒音及び側面騒音のそれぞれの比騒音を比較例1と実施例4とで比較したグラフである。
実施の形態2に係る送風装置を示す断面図である。
実施の形態3に係る送風装置を示す模式的な構成図である。
図8のIX-IX線に沿った断面図である。
図8のX-X線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の対象を実施するための形態について添付の図を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本開示の対象は、以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、又は実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る送風装置を示す斜視図である。図2は、図1の送風装置を示す模式的な構成図である。図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。図において、送風装置1は、不図示の複数の吊り棒によって室内の天井から吊り下げられている。これにより、送風装置1は、室内空間に露出している。送風装置1は、筐体2と、遠心送風機3と、吸音部材4とを有している。
(【0011】以降は省略されています)

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