TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025084589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198604
出願日2023-11-22
発明の名称電磁ピンセット
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類B25B 9/02 20060101AFI20250527BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】ハンドリングミスを防ぎつつ操作性の良い電磁ピンセットを得る。
【解決手段】根元部が互いに連結された2枚の板材が互いに対向した挟持型のピンセット1の先端部に電磁石2が設けられている。圧力センサ3がピンセット1を握る部分に設けられている。制御部5は、圧力センサ3が測定した圧力が第1の閾値を超えると電磁石2をONにし、圧力が第1の閾値を下回ると電磁石2をOFFにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
根元部が互いに連結された2枚の板材が互いに対向した挟持型のピンセットと、
前記ピンセットの先端部に設けられた電磁石と、
前記ピンセットを握る部分に設けられた圧力センサと、
前記圧力センサが測定した圧力が第1の閾値を超えると前記電磁石をONにし、前記圧力が前記第1の閾値を下回ると前記電磁石をOFFにする制御部とを備えることを特徴とする電磁ピンセット。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記圧力センサは、前記ピンセットの2枚の板材の少なくとも一方の外側の面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電磁ピンセット。
【請求項3】
前記電磁石は前記ピンセットの先端部の内部に埋め込まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁ピンセット。
【請求項4】
前記電磁石は前記ピンセットの2つの先端部の両方に設けられ、
前記ピンセットの2つの先端部にそれぞれ設けられた前記電磁石はON時に互いに引き寄せ合うことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁ピンセット。
【請求項5】
前記ピンセットに設けられた発光素子を更に備え、
前記圧力センサが測定した圧力が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値を超えると、前記制御部は前記発光素子を発光させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁ピンセット。
【請求項6】
前記制御部は、前記電磁石をONからOFFに切り替える前に前記電磁石に交流電流を流すことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁ピンセット。
【請求項7】
前記圧力センサが測定した圧力が前記第1の閾値よりも大きい第3の閾値を超えると、前記制御部は前記電磁石に直流電流を流し、
前記圧力センサが測定した圧力が前記第1の閾値と前記第3の閾値との間の場合に前記制御部は前記電磁石に交流電流を流すことを特徴とする請求項6に記載の電磁ピンセット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電磁ピンセットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
2枚の板材で対象物を挟持する挟持型のピンセットが用いられている。しかし、従来のピンセットは先端が滑りやすく、対象物の落下などのハンドリングミスが発生しやすかった。ピンセットの先端をゴムにすると、対象物に異物が付着するという問題がある。一方、挟持型のピンセットではなく、1つの端子の先端に電磁石を設けた電磁ピンセットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭53-110600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
単純に挟持型のピンセットの先端部に電磁石を設けただけだと、使用者が通常のピンセットの動作とは別に電磁石のON/OFFの切り替え動作も行わなければならず、操作性が悪いという問題があった。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的はハンドリングミスを防ぎつつ操作性の良い電磁ピンセットを得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る電磁ピンセットは、根元部が互いに連結された2枚の板材が互いに対向した挟持型のピンセットと、前記ピンセットの先端部に設けられた電磁石と、前記ピンセットを握る部分に設けられた圧力センサと、前記圧力センサが測定した圧力が第1の閾値を超えると前記電磁石をONにし、前記圧力が前記第1の閾値を下回ると前記電磁石をOFFにする制御部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示では、ピンセットの先端部に電磁石が設けられている。電磁石が磁力により対象物を吸着するため、ピンセットの使用時におけるハンドリングミスを防ぐことができる。また、ピンセットを握る部分に圧力センサが設けられ、圧力センサが測定した圧力が第1の閾値を超えると電磁石をONにし、圧力が第1の閾値を下回ると電磁石をOFFにする。これにより、使用者が通常のピンセットの動作を行うことで使用者が意識せず自動的に電磁石がON/OFFされるため、操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る電磁ピンセットを示す図である。
図1の破線で囲んだピンセットの先端部を拡大した断面図である。
電磁石を示す図である。
実施の形態1に係る電磁ピンセットの動作を示す図である。
実施の形態2に係る電磁ピンセットの動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態に係る電磁ピンセットについて図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電磁ピンセットを示す図である。挟持型のピンセット1は、根元部が互いに連結された2枚の板材が互いに対向したものである。ピンセット1の材質は、セラミック、ステンレスなどの磁化しない物質である。使用者がピンセット1の先端部と根元部の間に存在する部分を外側から握って力を加えると、ピンセット1の2つ先端部が近づいて対象物を挟持する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三菱電機株式会社
冷蔵庫
5日前
三菱電機株式会社
送風機
1か月前
三菱電機株式会社
冷蔵庫
23日前
三菱電機株式会社
吸音体
19日前
三菱電機株式会社
梱包装置
2日前
三菱電機株式会社
放電装置
1か月前
三菱電機株式会社
照明器具
1か月前
三菱電機株式会社
電子機器
1か月前
三菱電機株式会社
照明器具
26日前
三菱電機株式会社
送風装置
17日前
三菱電機株式会社
照明装置
10日前
三菱電機株式会社
電子機器
6日前
三菱電機株式会社
照明装置
6日前
三菱電機株式会社
発光装置
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
25日前
三菱電機株式会社
半導体装置
20日前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
9日前
三菱電機株式会社
遠心送風機
19日前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
三菱電機株式会社
飛しょう体
19日前
三菱電機株式会社
半導体装置
26日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
20日前
三菱電機株式会社
電気掃除機
20日前
三菱電機株式会社
半導体装置
26日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
1か月前
三菱電機株式会社
光通信装置
1か月前
三菱電機株式会社
電力変換装置
3日前
三菱電機株式会社
給湯システム
27日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
27日前
三菱電機株式会社
制御システム
5日前
三菱電機株式会社
照明システム
25日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
13日前
三菱電機株式会社
空調システム
1か月前
三菱電機株式会社
照明システム
10日前
三菱電機株式会社
給湯システム
3日前
続きを見る