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公開番号2025087238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201752
出願日2023-11-29
発明の名称半導体装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H10D 1/20 20250101AFI20250603BHJP()
要約【課題】本開示は、絶縁型の信号伝達素子を有する半導体装置において、チップサイズの増加およびプロセスコストの上昇を抑制することを目的とする。
【解決手段】半導体装置1010は、平面視において、グランドを基準電位とする低電位領域1と、フローティング電位を基準電位とする高電位領域2と、低電位領域1と高電位領域2との間に設けられて両者を分離する高耐圧分離領域3とに区分される。半導体装置1010は、高耐圧分離領域3における素子構造21上に設けられた信号伝達素子を備える。信号伝達素子は、高耐圧分離領域3の低電位領域1側に設けられ、低電位領域1に接続された1次コイル18と、高耐圧分離領域3の高電位領域2側に設けられ、高電位領域2に接続された2次コイル19と、を備える。1次コイル18と2次コイル19とは、P型基板4の主面に平行な方向の磁界によって互いに磁気結合する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
半導体基板と、
前記半導体基板上に形成された素子構造と、を備える半導体装置であって、
前記半導体装置は、平面視において、
グランドを基準電位とする低電位領域と、
フローティング電位を基準電位とする高電位領域と、
前記低電位領域と前記高電位領域との間に設けられて両者を分離する高耐圧分離領域とに区分され、
前記半導体装置は、前記高耐圧分離領域における前記素子構造上に設けられた信号伝達素子を備え、
前記信号伝達素子は、
前記高耐圧分離領域の前記低電位領域側に設けられ、前記低電位領域に接続された1次側素子と、
前記高耐圧分離領域の前記高電位領域側に設けられ、前記高電位領域に接続された2次側素子と、を備え、
前記1次側素子と前記2次側素子とは、前記半導体基板の主面に平行な方向の磁界または電界によって互いに磁気結合または容量結合する、
半導体装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記1次側素子は、前記半導体基板の主面に平行な方向にコイル軸を有する横型コイルである1次コイルであり、
前記2次側素子は、前記半導体基板の主面に平行な方向にコイル軸を有する横型コイルである2次コイルであり、
前記1次コイルと前記2次コイルとは、前記半導体基板の主面に平行な方向の磁界によって互いに磁気結合する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
Nを4以上の自然数として、前記素子構造上に形成されたN層のメタル配線を備え、
前記横型コイルは、第2層と第N層の前記メタル配線で構成され、
1つの前記横型コイルを構成する第2層と第N層の前記メタル配線は、第3層から第(N-1)層の前記メタル配線により縦方向に接続される、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
Nを4以上の自然数として、前記素子構造上に形成されたN層のメタル配線を備え、
前記横型コイルは、第2層と第N層の前記メタル配線で構成され、
第3層から第(N-1)層の前記メタル配線は、磁性体からなり、前記横型コイルのコイル芯を構成する、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記素子構造上に形成された2層のメタル配線を備え、
前記横型コイルは、第1層と第2層の前記メタル配線で構成される、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項6】
Nを3以上の自然数として、前記素子構造上に形成されたN層のメタル配線を備え、
前記横型コイルは、第1層と第N層の前記メタル配線で構成され、
1つの前記横型コイルを構成する第2層と第N層の前記メタル配線は、第2層から第(N-1)層の前記メタル配線により縦方向に接続される、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項7】
Nを3以上の自然数として、前記素子構造上に形成されたN層のメタル配線を備え、
前記横型コイルは、第1層と第N層の前記メタル配線で構成され、
第2層から第(N-1)層の前記メタル配線は、磁性体からなり、前記横型コイルのコイル芯を構成する、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記1次コイルおよび前記2次コイルは、互いのコイル軸が平行となるように配置される、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記1次側素子は、前記半導体基板の厚み方向に平行な第1面を有する1次平板電極であり、
前記2次側素子は、前記半導体基板の厚み方向に平行で前記第1面に対向する第2面を有する2次平板電極であり、
前記1次平板電極と前記2次平板電極とは、前記第1面と前記第2面との間の、前記半導体基板の主面に平行な方向の電界によって互いに容量結合する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1面と前記第2面とは、平面視において蛇行して櫛歯状に噛みあわされている、
請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、HVIC(High Voltage IC)の構成において、高電圧で駆動されるトランジスタに代えて、磁気結合素子により、絶縁およびレベルシフトを伴う信号伝達機能を実現する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6843799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、絶縁型の信号伝達素子(特許文献1においては磁気結合素子)がHVICの1チップ上に集積される。しかし、信号伝達素子はサイズが大きく、無効領域となるため、チップサイズが大きくなるという問題があった。また、高耐圧化のためには配線間層間膜を厚くする必要があり、プロセスコストが上昇するという問題があった。
【0005】
本開示は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、絶縁型の信号伝達素子を有する半導体装置において、チップサイズの増加およびプロセスコストの上昇を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の半導体装置は、半導体基板と、半導体基板上に形成された素子構造と、を備える半導体装置であって、半導体装置は、平面視において、グランドを基準電位とする低電位領域と、フローティング電位を基準電位とする高電位領域と、低電位領域と高電位領域との間に設けられて両者を分離する高耐圧分離領域とに区分され、半導体装置は、高耐圧分離領域における素子構造上に設けられた信号伝達素子を備え、信号伝達素子は、高耐圧分離領域の低電位領域側に設けられ、低電位領域に接続された1次側素子と、高耐圧分離領域の高電位領域側に設けられ、高電位領域に接続された2次側素子と、を備え、1次側素子と2次側素子とは、半導体基板の主面に平行な方向の磁界または電界によって互いに磁気結合または容量結合する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の半導体装置は、無効領域である高耐圧分離領域に信号伝達素子を備えるため、信号伝達素子を設けることによる追加の無効領域の増加が生じずチップサイズの増加を抑制することができる。また、信号伝達素子と素子構造との縦方向の電位差が小さいため、配線間層間膜厚の薄膜化が可能となり、プロセスコストが低減する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る半導体装置の上面図である。
図1のA-A´線に沿った実施の形態1に係る半導体装置の断面図である。
実施の形態1の第1変形例に係る半導体装置の上面図である。
図1のA-A´線に沿った実施の形態1の第1変形例に係る半導体装置の断面図である。
実施の形態1の第2変形例に係る半導体装置の上面図である。
図5のA-A´線に沿った半導体装置の断面図である。
実施の形態1の第3変形例に係る半導体装置の上面図である。
図7のA-A´線に沿った半導体装置の断面図である。
実施の形態1の第4変形例に係る半導体装置の上面図である。
図9のA-A´線に沿った半導体装置の断面図である。
実施の形態1の第5変形例に係る半導体装置の上面図である。
図11のA-A´線に沿った半導体装置の断面図である。
実施の形態2に係る半導体装置の上面図である。
実施の形態2の第1変形例に係る半導体装置の上面図である。
実施の形態3に係る半導体装置の上面図である。
図15のA-A´線に沿った半導体装置の断面図である。
実施の形態4に係る半導体装置の上面図である。
実施の形態4の第1変形例に係る半導体装置の上面図である。
実施の形態5に係る半導体装置の上面図である。
実施の形態6に係る半導体装置の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の説明において、N型およびP型は半導体の導電型を表す。N+型は、N型よりもN型不純物濃度が高いことを表す。
【0010】
<A.実施の形態1>
<A-1.構成>
図1は、実施の形態1に係る半導体装置1010の上面図である。図2は、図1のA-A´線に沿った半導体装置1010の断面図である。以下、これらの図を用いて半導体装置1010の構成を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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