TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025092045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207680
出願日2023-12-08
発明の名称検出装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類C12M 1/34 20060101AFI20250612BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】被検出体の検出精度が向上する検出装置を提供すること。
【解決手段】検出装置は、導光板と、複数の光拡散構造体と、光学センサと、光源と、を備える。複数の光拡散構造体は、第1構造体、第2構造体、第3構造体および第4構造体を含む。第1構造体の第1中心と第2構造体の第2中心とを結ぶ第1辺と、第1中心と第3構造体の第3中心とを結ぶ第2辺と、第2中心と第3中心とを結ぶ第3辺とによって、第1辺を底辺とし且つ第2辺および第3辺を等辺とする第1の二等辺三角形が形成され、第4構造体の第4中心と第2中心とを結ぶ第4辺と、第4中心と第3中心とを結ぶ第5辺と、第3辺とによって、第5辺を底辺とし且つ第3辺および第4辺を等辺とする第2の二等辺三角形が形成される。第1の二等辺三角形と第2の二等辺三角形とによって、第1中心、第2中心、第3中心および第4中心を頂点とする平行四辺形が形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
透光性を有する導光板と、
前記導光板における第1方向の一方側の面に設けられる複数の光拡散構造体と、
前記導光板に対して前記第1方向の一方側に重なって配置され且つ面状に配置された複数の光検出素子を含む光学センサと、
前記導光板に対して前記第1方向に交差する第2方向に隣接して配置され且つ前記導光板の側面に光を照射する光源と、を備え、
前記第1方向から見た場合に、
前記複数の光拡散構造体は、第1構造体と、前記第1構造体に隣接する第2構造体と、前記第1構造体および前記第2構造体に隣接する第3構造体と、前記第2構造体および前記第3構造体に隣接する第4構造体と、を含み、前記第2構造体と前記第3構造体とを通る直線に対して、前記第1構造体は、前記第4構造体の反対側に位置し、
前記第1構造体の第1中心と前記第2構造体の第2中心とを結ぶ第1辺と、前記第1中心と前記第3構造体の第3中心とを結ぶ第2辺と、前記第2中心と前記第3中心とを結ぶ第3辺とによって、前記第1辺を底辺とし且つ前記第2辺および前記第3辺を等辺とする第1の二等辺三角形が形成され、
前記第4構造体の第4中心と前記第2中心とを結ぶ第4辺と、前記第4中心と前記第3中心とを結ぶ第5辺と、前記第3辺とによって、前記第5辺を底辺とし且つ前記第3辺および前記第4辺を等辺とする第2の二等辺三角形が形成され、
前記第1の二等辺三角形と前記第2の二等辺三角形とによって、前記第1中心、前記第2中心、前記第3中心および前記第4中心を頂点とする平行四辺形が形成され、
前記平行四辺形において、前記第1辺と前記第5辺とが平行であり且つ前記第2辺と前記第4辺とが平行であり、
前記平行四辺形の4つの内角は、全て、鈍角または鋭角である、
検出装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記平行四辺形における前記4つの内角は、内角θ1、前記内角θ1の対角である内角θ2、内角θ3、および、前記内角θ3の対角である内角θ4であり、
前記内角θ1は、前記第1辺と前記第2辺とのなす角度であり、
前記内角θ2は、前記第4辺と前記第5辺とのなす角度であり、
前記内角θ3は、前記第1辺と前記第4辺とのなす角度であり、
前記内角θ4は、前記第2辺と前記第5辺とのなす角度であり、
前記内角θ1および前記内角θ2は、それぞれ、arctan(2)であり、
前記内角θ3および前記内角θ4は、それぞれ、2arctan(0.5)とarctan(2)との和である、
請求項1に記載の検出装置。
【請求項3】
前記導光板と前記光学センサとの間に光フィルタが設けられる、
請求項1に記載の検出装置。
【請求項4】
前記導光板に対して前記第1方向の他方側に重なって配置され且つ被検出体を設置する被検出体設置部を備える、
請求項3に記載の検出装置。
【請求項5】
前記光学センサは、複数のフォトダイオードを有する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、検出装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フォトダイオード(光検出素子)を有する光学センサと、光学センサの撮像面の上側に載置された培養容器と、培養容器の上側に配置された点光源と、を含むバイオセンサが開示されている。培養容器には、培地および複数の被検出体(微生物)が収容される。特許文献1のバイオセンサでは、点光源から照射された光は、培養容器内の培地および複数の被検出体(微生物)を透過してフォトダイオードに入射される。しかし、特許文献1のバイオセンサでは、培養容器内の培地の透光性が低い場合に、被検出体を検出することが困難となる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6830593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
被検出体の検出精度がより高い検出装置が求められている。
【0005】
本開示は、被検出体の検出精度が向上する検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様の検出装置は、透光性を有する導光板と、前記導光板における第1方向の一方側の面に設けられる複数の光拡散構造体と、前記導光板に対して前記第1方向の一方側に重なって配置され且つ面状に配置された複数の光検出素子を含む光学センサと、前記導光板に対して前記第1方向に交差する第2方向に隣接して配置され且つ前記導光板の側面に光を照射する光源と、を備え、前記第1方向から見た場合に、前記複数の光拡散構造体は、第1構造体と、前記第1構造体に隣接する第2構造体と、前記第1構造体および前記第2構造体に隣接する第3構造体と、前記第2構造体および前記第3構造体に隣接する第4構造体と、を含み、前記第2構造体と前記第3構造体とを通る直線に対して、前記第1構造体は、前記第4構造体の反対側に位置し、前記第1構造体の第1中心と前記第2構造体の第2中心とを結ぶ第1辺と、前記第1中心と前記第3構造体の第3中心とを結ぶ第2辺と、前記第2中心と前記第3中心とを結ぶ第3辺とによって、前記第1辺を底辺とし且つ前記第2辺および前記第3辺を等辺とする第1の二等辺三角形が形成され、前記第4構造体の第4中心と前記第2中心とを結ぶ第4辺と、前記第4中心と前記第3中心とを結ぶ第5辺と、前記第3辺とによって、前記第5辺を底辺とし且つ前記第3辺および前記第4辺を等辺とする第2の二等辺三角形が形成され、前記第1の二等辺三角形と前記第2の二等辺三角形とによって、前記第1中心、前記第2中心、前記第3中心および前記第4中心を頂点とする平行四辺形が形成され、前記平行四辺形において、前記第1辺と前記第5辺とが平行であり且つ前記第2辺と前記第4辺とが平行であり、前記平行四辺形の4つの内角は、全て、鈍角または鋭角である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る検出装置を模式的に示す側面図である。
図2は、実施形態に係る光拡散構造体の配置を示す模式図である。
図3は、実施形態に係る複数の光拡散構造体を結ぶ線分で形成される平行四辺形を示す模式図である。
図4は、実施形態に係る複数の光拡散構造体を結ぶ線分で形成される第1の二等辺三角形を示す模式図である。
図5Aは、実施形態に係る複数の光拡散構造体を結ぶ線分で形成される平行四辺形を拡大した模式図である。
図5Bは、図5Aに対して、距離L7、L8、L9を追記した模式図である。
図6は、図5Aに対する比較例を示す模式図であり、複数の光拡散構造体を結ぶ線分で形成される正方形を形成する図である。
図7Aは、光フィルタの一例であるコリメータおよび導光板の断面を拡大した模式図である。
図7Bは、光フィルタの一例であるルーバーおよび導光板の断面を拡大した模式図である。
図8は、実施形態に係る検出装置の構成例を示すブロック図である。
図9は、導光板内の光の伝播を模式的に示す側面図である。
図10は、実施形態に係る検出装置の検出動作例を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本開示が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、本開示の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本開示の範囲に含有されるものである。
【0009】
また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本開示と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0010】
そして、図面におけるXYZ座標は、Z方向(第1方向)が上下方向、X方向(第2方向)が左右方向、および、Y方向が前後方向である。X方向は、Y方向およびZ方向に交差(直交)し、Y方向は、X方向およびZ方向に交差(直交)し、Z方向は、X方向およびY方向に交差(直交)する。Z1側は第1方向の一方側、Z2側は第1方向の他方側である。X1側は第2方向の一方側、X2側は第2方向の他方側である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

合同酒精株式会社
麦汁の製造方法
2か月前
池田食研株式会社
RNAの合成方法
2か月前
東洋紡株式会社
細菌からの核酸抽出法
2か月前
杏林製薬株式会社
核酸検出用PCR溶液
15日前
東洋紡株式会社
ウイルスからの核酸抽出法
2か月前
サッポロビール株式会社
飲料
11日前
学校法人近畿大学
培養肉の製造方法
1か月前
熊本県
低褐変レタスとその作製方法
2か月前
JNC株式会社
アデノ随伴ウイルスの精製方法
1か月前
朝日酒造 株式会社
発泡性清酒の製造方法
2か月前
セージ セラピューティクス, インコーポレイテッド
C7、C12、およびC16置換神経刺激性ステロイドおよびそれらの使用方法
2か月前
株式会社東海ヒット
灌流培養ユニット
2日前
個人
ナノ微粒子の製造方法
11日前
大和ハウス工業株式会社
藻類培養システム
2か月前
日本特殊陶業株式会社
メタン発生抑制装置
1か月前
個人
超音波機能着きウィスキー熟成ボトル用のキャップ
26日前
ヤマト科学株式会社
インキュベータ
1か月前
株式会社アテクト
培養シート
1か月前
東洋紡株式会社
緩衝剤によるヘムタンパク質の安定化方法
26日前
住友化学株式会社
細胞チップ
2か月前
学校法人慈恵大学
培養皿用の定規
2か月前
ニプロ株式会社
コネクタ及びバッグ
1か月前
キヤノン株式会社
細胞剥離装置
2か月前
花王株式会社
肌タイプの分類方法
1か月前
学校法人藤田学園
アンチセンス核酸およびその利用
18日前
学校法人上智学院
核酸塩基検出剤
25日前
学校法人上智学院
生物の管理方法
2か月前
御木本製薬株式会社
ナガミルエキスの製造方法
2か月前
学校法人近畿大学
遺伝子組換えコクナーゼおよびその前駆体
1か月前
学校法人東京電機大学
酵母、及び食品用添加剤
3日前
国立大学法人東京科学大学
慢性腎臓病の検査方法
1か月前
住友ベークライト株式会社
細胞培養キット
2か月前
国立大学法人京都大学
もやもや病の発症を予測する方法
2か月前
関西電力株式会社
微細藻類培養システム及び微細藻類培養方法
1か月前
カルビー株式会社
睡眠の質を評価する方法
9日前
国立大学法人大阪大学
発光タンパク質
1か月前
続きを見る