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公開番号2025092231
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207981
出願日2023-12-08
発明の名称窓用フィルム及び窓材
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類E06B 3/70 20060101AFI20250612BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 屋内から屋外を見たときの視認性を維持しながら、屋外から屋内を見たときの視認性を低下させることができる窓用フィルムを提供する。
【解決手段】 粘着部と、基材と、光を反射する反射部と、をこの順に有する窓用フィルムであって、前記反射部は、前記基材表面に設けられた複数の凸部を有し、前記複数の凸部は、略半球状であることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
粘着部と、基材と、光を反射する反射部と、をこの順に有する窓用フィルムであって、
前記反射部は、前記基材表面に設けられた複数の凸部を有し、
前記複数の凸部は、略半球状であることを特徴とする窓用フィルム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記複数の凸部は、1.0μm以上30μm以下の直径を有することを特徴とする請求項1に記載の窓用フィルム。
【請求項3】
前記複数の凸部の端部と前記基材の表面とのなす角が45°以上90°以下であることを特徴とする請求項1に記載の窓用フィルム。
【請求項4】
前記基材の可視光透過率が80%以上であることを特徴とする請求項1に記載の窓用フィルム。
【請求項5】
前記複数の凸部の可視光透過率が80%以上であることを特徴とする請求項1に記載の窓用フィルム。
【請求項6】
前記複数の凸部と接する被覆層をさらに有し、
前記被覆層の、前記複数の凸部と接する側の反対側の面は平滑であることを特徴とする請求項1に記載の窓用フィルム。
【請求項7】
前記被覆層の可視光透過率が80%以上であることを特徴とする請求項6に記載の窓用フィルム。
【請求項8】
前記複数の凸部の屈折率は1.70以上であり、前記被覆層の屈折率が1.35以下であることを特徴とする請求項6に記載の窓用フィルム。
【請求項9】
前記粘着部の可視光透過率が80%以上であることを特徴とする請求項1に記載の窓用フィルム。
【請求項10】
基材と、光を反射する反射部と、を有する窓材であって、
前記反射部は、前記基材の表面に設けられた複数の凸部を有し、
前記複数の凸部は、略半球状であることを特徴とする窓材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
窓用フィルム及び窓材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
建築物の窓に、屋外から屋内が見えないように目隠しとして反射フィルムを貼る場合がある。一方、光を過剰に反射する反射フィルムを窓に貼ると、屋内から屋外の風景を見ることができなくなる。そこで、適度な割合で光を反射するハーフミラーとして機能するフィルムが用いられている。ハーフミラーフィルムは、入射する光の一部を反射し一部を透過するため、一方からは鏡のように見え、もう一方からはフィルムの反対側の風景を見ることができる。
【0003】
特許文献1は、プラスチックフィルムに蒸着等で金属薄膜が形成されたハーフミラーフィルムを開示している。非特許文献1には、透明な基板の一方の面に透明樹脂で外径が数μmから数十μmであるドーム状の構造を形成する技術が開示されている。非特許文献1には、ドーム状の構造が設けられた側からは基板が透明に見え、反対側から見る場合には基板に特定の色がついて見える記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-203090号公報
Kaixuan Li et al.“Facile full-color printing with a single transparent ink”,Science Advances,the American Association for the Advancement of Science,2021 September,vol 7,Issue 39.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1に記載のハーフミラーフィルムは、金属薄膜によって入射光の一部を反射するため、入射光の波長によっては、屋内からの視認性が低下する場合がある。また、非特許文献1は窓ガラスに同様の機能を付与するための技術を開示していない。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、屋内から屋外を見たときの視認性を維持しながら、屋外から屋内を見たときの視認性を低下させることができる窓用フィルムを提供することを目的の一つとする。また、本発明は、屋内から屋外を見たときの視認性を維持しながら、屋外から屋内を見たときの視認性を低下させることができる窓材を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的は以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明によれば、粘着部と、基材と、光を反射する反射部と、をこの順に有する窓用フィルムであって、反射部は、基材表面に設けられた複数の凸部を有し、複数の凸部は、略半球状であることを特徴とする窓用フィルムが提供される。
【0008】
また、本発明によれば、基材と、光を反射する反射部と、を有する窓材であって、反射部は、基材の表面に設けられた複数の凸部を有し、複数の凸部は、略半球状であることを特徴とする窓材が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、屋内から屋外を見たときの視認性を維持しながら、屋外から屋内を見たときの視認性を低下させることができる窓用フィルムを提供することができる。また、本発明によれば、屋内から屋外を見たときの視認性を維持しながら、屋外から屋内を見たときの視認性を低下させることができる窓材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る窓用フィルムを示す断面模式図及び拡大図である。
第1実施形態に係る窓用フィルムをZ方向から見た模式図である。
第2実施形態に係る窓用フィルムを示す断面模式図である。
第3実施形態に係る合わせ窓ガラスを示す断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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