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公開番号2025092232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207982
出願日2023-12-08
発明の名称OCTデータ処理装置、OCTデータ処理装置の制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 3/10 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】視野計で取得したデータとOCT撮影装置で取得したデータとの位置合わせを効率的に行う。
【解決手段】視野計測データを取得するシステムと接続可能なOCTデータ処理装置であって、
前記OCTデータ処理装置が、
前記システムに入力可能な第1のデータを出力する出力手段を有し、
前記第1のデータが、
被検眼の3次元OCTデータもしくは3次元OCTモーションコントラストデータに基づく2次元正面データと、前記2次元正面データに基づく画像上の複数の特定の部位の位置を示す情報である第1の情報と、を含むことを特徴とするOCTデータ処理装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
視野計測データを取得するシステムと接続可能なＯＣＴデータ処理装置であって、
前記ＯＣＴデータ処理装置が、
前記システムに入力可能な第１のデータを出力する出力手段を有し、
前記第１のデータが、
被検眼の３次元ＯＣＴデータもしくは３次元ＯＣＴモーションコントラストデータに基づく２次元正面データと、前記２次元正面データに基づく画像上の複数の特定の部位の位置を示す情報である第１の情報と、を含むことを特徴とするＯＣＴデータ処理装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記第１の情報が、前記２次元正面データに基づく画像上の前記複数の特定の部位に対応するピクセルの位置情報であることを特徴とする請求項１に記載のＯＣＴデータ処理装置。
【請求項３】
前記２次元正面データに基づく画像が、画像ファイルである２次元正面データもしくは前記２次元正面データから生成される画像であることを特徴とする請求項１に記載のＯＣＴデータ処理装置。
【請求項４】
前記２次元正面データに基づく画像が、前記３次元ＯＣＴデータに基づいて生成されるＯＣＴＥｎＦａｃｅ画像、前記３次元ＯＣＴデータに基づいて生成される解析マップ画像、前記３次元ＯＣＴモーションコントラストデータに基づいて生成されるＯＣＴＡ画像、前記３次元ＯＣＴモーションコントラストデータに基づく血管密度マップ画像、のうち少なくとも１つであることを特徴とする請求項１に記載のＯＣＴデータ処理装置。
【請求項５】
前記３次元ＯＣＴデータに基づいて生成される解析マップ画像が、層厚マップ画像もしくは正常眼データベースとの層厚の比較マップ画像であることを特徴とする請求項４に記載のＯＣＴデータ処理装置。
【請求項６】
前記第１のデータが、さらに、前記第１の情報とは異なる第２の情報を含むことを特徴とする請求項１に記載のＯＣＴデータ処理装置。
【請求項７】
前記第２の情報が、前記２次元正面データに基づく画像の解像度に関する情報、前記ＯＣＴデータ処理装置が取得した画像に基づく眼底上のサイズに関する情報、前記２次元正面データに基づく画像の種類に関する情報、前記２次元正面データに基づく画像を生成した範囲に関する情報、前記被検眼を特定する情報、撮影日時、撮影モードのうち少なくとも１つ以上を含む情報であることを特徴とする請求項６に記載のＯＣＴデータ処理装置。
【請求項８】
前記第２の情報が前記被検眼の眼底正面画像を含むことを特徴とする請求項６に記載のＯＣＴデータ処理装置。
【請求項９】
前記第２の情報が、前記被検眼の眼底正面画像上の前記複数の特定の部位の位置を示す情報である第３の情報を含むことを特徴とする請求項８に記載のＯＣＴデータ処理装置。
【請求項１０】
前記出力手段が、前記視野計測データを取得するシステムに前記第１のデータを送信することを特徴とする請求項１に記載のＯＣＴデータ処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書の開示は、ＯＣＴデータ処理装置、ＯＣＴデータ処理装置の制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
眼科では緑内障などの眼疾患による視野欠損を視野計の検査によって計測する。一方で、光干渉断層計（ＯＣＴ：ＯｐｔｉｃａｌＣｏｈｅｒｅｎｃｅＴｏｍｏｇｒａｐｈｙ）を用いることで、網膜層厚の菲薄化の状態から、緑内障などの視野欠損の進行具合や視野欠損前の兆候を早期に検出できることが知られている。また、ＯＣＴによるモーションコントラスト画像によって得られるＡｎｇｉｏｇｒａｍ画像を用いることで、網膜層厚の変化よりも更に前の兆候が検出できると期待されている。
【０００３】
特許文献１では、ＯＣＴおよび視野計のそれぞれで取得した眼底正面画像を位置合わせ（レジストレーション）することで、ＯＣＴＥｎＦａｃｅ画像と視野マップ画像との位置合わせを行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－１５３８２５
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１では、ＯＣＴおよび視野計のそれぞれで取得した眼底正面画像を位置合わせするため、高度な画像処理が必要であり、取得したＯＣＴデータと視野計測データを効率的に位置合わせすることが困難である。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一実施態様に係るＯＣＴデータ処理装置は、
視野計測データを取得するシステムと接続可能なＯＣＴデータ処理装置であって、
前記ＯＣＴデータ処理装置が、
前記システムに入力可能な第１のデータを出力する出力手段を有し、
前記第１のデータが、
被検眼の３次元ＯＣＴデータもしくは３次元ＯＣＴモーションコントラストデータに基づく２次元正面データと、前記２次元正面データに基づく画像上の複数の特定の部位の位置を示す情報である第１の情報と、を含むＯＣＴデータ処理装置である。
【０００７】
また、別の本開示の一実施態様に係るＯＣＴデータ処理装置は、
視野計測データを取得するシステムと接続可能なＯＣＴデータ処理装置であって、
被検眼の３次元ＯＣＴデータもしくは３次元ＯＣＴモーションコントラストデータに基づく２次元正面データを取得する取得手段と、
前記システムから出力された第２のデータを入力する入力手段と、を有し、
前記第２のデータが、
前記視野計測データと、前記視野計測データに基づく画像上の複数の特定の部位のうちの少なくとも一方の位置を特定可能な情報である第４の情報と、を含むＯＣＴデータ処理装置である。
【０００８】
また、別の本開示の一実施態様に係るＯＣＴデータ処理装置の制御方法は、
視野計測データを取得するシステムと接続可能なＯＣＴデータ処理装置の制御方法であって、
前記システムに入力可能な第１のデータを前記ＯＣＴデータ処理装置が出力する工程を有し、
前記第１のデータが、
被検眼の３次元ＯＣＴデータもしくは３次元ＯＣＴモーションコントラストデータに基づく２次元正面データと、前記２次元正面データに基づく画像上の複数の特定の部位の位置を示す情報である第１の情報と、を含むＯＣＴデータ処理装置の制御方法である。
【０００９】
また、別の本開示の一実施態様に係るＯＣＴデータ処理装置の制御方法は、
視野計測データを取得するシステムと接続可能なＯＣＴデータ処理装置の制御方法であって、
被検眼の３次元ＯＣＴデータもしくは３次元ＯＣＴモーションコントラストデータに基づく２次元正面データを取得する工程と、
前記システムから出力された第２のデータを入力する工程と、を有し、
前記第２のデータが、
前記視野計測データと、前記視野計測データに基づく画像上の複数の特定の部位の位置を特定可能な情報である第４の情報と、を含むＯＣＴデータ処理装置の制御方法である。
【発明の効果】
【００１０】
本明細書の開示によれば、視野計で取得したデータとＯＣＴ撮影装置で取得したデータとを効率的に位置合わせすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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