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公開番号
2025093046
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208527
出願日
2023-12-11
発明の名称
エンジン
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F01N
13/14 20100101AFI20250616BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】触媒ケースを備えたマニバータをしっかりと遮熱できる技術を開示する。
【解決手段】マニバータ25は、触媒ケース26と継手27と出口管28とで構成されている。遮熱装置は、触媒ケース26及び継手27を覆う上下のメインインシュレータ42,43と、出口管28を覆う内外のサブインシュレータ63,64とで構成されている。エンジンは、触媒ケース26の入り口側端部に向けて送風する冷却ファンを備えており、第1メインインシュレータ42の入り口側端板42aに導風口(フロント切り欠き)44が開口している。インシュレータ42,43,63,64で囲われた空間にフロント切り欠き44を介して冷却ファンから冷却風が送られて、触媒ケース26や出口管28を冷却できる。冷却ファンによる冷却であるため、走行風による冷却を期待できない車体のリアコンパートメントに配置されるエンジンでも、マニバータ25を的確に冷却できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
機関本体を構成するシリンダヘッドの排気側面に上流端が固定されて下流端に排気管が接続される排気系部材と、前記排気系部材に向けて冷却風を送る冷却ファンと、前記排気系部材の囲う遮熱装置と、を備えており、
前記冷却ファンは、前記機関本体の排気側面に沿った方向から冷却風を送るように配置されている一方、
前記遮熱装置は、前記排気系部材の少なくとも一部を挟むように配置された複数のインシュレータを備えており、前記複数のインシュレータで囲われた空間は、前記冷却ファンの側に導風口が開口して、前記冷却ファンと反対側には出口が開口している、
エンジン。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記排気系部材は、前記シリンダヘッドに固定された継手又は排気マニホールドと触媒を内蔵した触媒ケースとこれに接続された出口管とが一体にユニット化されたマニバータであり、
前記遮熱装置は、前記マニバータの継手又は排気マニホールドと触媒ケースとを囲う複数のメインインシュレータと、前記排気マニホールドの出口管を囲う複数のサブインシュレータとで構成されており、隣り合った前記サブインシュレータの間、及び、前記メインインシュレータとサブインシュレータとの間に通風隙間を設けている、
請求項1に記載したエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、排気系部材の遮熱構造に特徴を有するエンジンに関し、自動車用エンジンを好適な対象にしている。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ガソリンエンジンのようなエンジンでは、排気マニホールドや触媒ケースのような排気系部材が高温になることから、遮熱のために排気系部材をインシュレータで囲うことが行われている。或いは、排気ガス浄化用の触媒は活性化のためにある程度の高温が必要であることから、インシュレータを保温部材として機能させることも行われている。
【0003】
その例として特許文献1には、自動車の前部のエンジンルームに横置き後ろ排気姿勢で配置される縦型エンジンに関し、排気マニホールドに触媒ケース(直キャタリスト)が接続された一群の部材を上下のインシュレータで囲い、上部のインシュレータに走行風取り込み口を開口させることが開示されている。
【0004】
この特許文献1では、インシュレータは、基本的には触媒の温度低下を防止する保温部材として機能しており、自動車の走行によって触媒ケースの温度が必要以上に高くなった場合は、走行風を取り込んで排気マニホールドや触媒ケースを冷却している。そして、隣り合ったインシュレータの間には、走行風を排出するための隙間を設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-165123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のエンジンは、車体の前部に設けたエンジンルーム(エンジンコンパートメント)に横置き後ろ排気の姿勢で配置されており、自動車がある程度の速度で走行している場合は、エンジンの後ろに回り込んで床下に抜ける走行風の一部がインシュレータに設けた走行風取り込み口に入り込むことは可能と云えるが、自動車が停止している場合や渋滞時のノロノロ運転のように低速で走行している場合は、走行風を排気マニホールドや触媒ケースに当てることはできない。
【0007】
従って、夏場のような高温環境下での運転において走行風を取り込めない場合は、インシュレータで囲われた内部が過剰昇温してしまうことが懸念される。すなわち、インシュレータが逆効果になってしまう事態の発生が懸念される。
【0008】
また、車体の後部にエンジンルームを設けて、ここにエンジンを配置することが有り得るが、この場合は走行風をエンジンルームに取り込めないため、排気マニホールドや触媒ケースの温度をインシュレータによって管理することは非常に困難になる。
【0009】
本願発明は、このような現状を改善した技術を開示せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明はエンジンを対象にしており、このエンジンは、
「機関本体を構成するシリンダヘッドの排気側面に上流端が固定されて下流端に排気管が接続される排気系部材と、前記排気系部材に向けて冷却風を送る冷却ファンと、前記排気系部材の囲う遮熱装置と、を備えている」
という基本構成であり、この基本構成において、
「前記冷却ファンは、前記機関本体の排気側面に沿った方向から冷却風を送るように配置されている一方、
前記遮熱装置は、前記排気系部材の少なくとも一部を挟むように配置された複数のインシュレータを備えており、前記複数のインシュレータで囲われた空間は、前記冷却ファンの側に導風口が開口して、前記冷却ファンと反対側には出口が開口している」
という構成になっている。
(【0011】以降は省略されています)
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