TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025093342
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023208924
出願日
2023-12-12
発明の名称
ドレントラップ
出願人
株式会社フクハラ
代理人
個人
主分類
F16T
1/00 20060101AFI20250617BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】電磁弁による自動排出式のドレン排出装置において、ドレンの排出部の径が大きく、ストレーナが不要であるドレントラップを提供する。
【解決手段】圧縮空気圧回路内のドレン水を排出するドレン排出装置において、ドレン流入口を持つドレン滞留部10と、ドレン排出部30と、から成り、ドレン排出部30は、ドレン排出口31と、ドレン排出口31に端部が圧接可能なプッシュロッドと、プッシュロッドにピストンロッドが接続されたエアシリンダ40と、空気取り入れ口21からの空気をエアシリンダ40へ送る電磁弁60と、から成り、エアシリンダ40は、プッシュロッドを軸方向に移動可能であり、ドレンを滞留させる際、プッシュロッドの端部がドレン排出口31に圧接するように、プッシュロッドを移動させ、ドレンを排出する際、プッシュロッドの端部がドレン排出口31から離隔するように、プッシュロッドを移動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮空気圧回路内のドレン水を排出するドレン排出装置において、
ドレン流入口を持つドレン滞留部と、ドレン排出部と、ドレン滞留部の空気を取入れる空気取り入れ口と、から成り、
該ドレン排出部は、ドレン排出口と、ドレン排出口に端部が圧接可能なプッシュロッドと、該プッシュロッドにピストンロッドが接続されたエアシリンダと、該空気取り入れ口からの空気を該エアシリンダへ送る電磁弁と、該電磁弁を制御する制御部と、から成り、
該エアシリンダは、該プッシュロッドを軸方向に移動可能であり、
該制御部は、ドレンを該ドレン滞留部に滞留させる際、該プッシュロッドの端部が該ドレン排出口に圧接するように、該プッシュロッドを移動させると共に、該ドレン滞留部からドレンを排出する際、該プッシュロッドの端部がドレン排出口から離隔するように、該プッシュロッドを移動させることを特徴とするドレントラップ。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
水位センサを備え、
該水位センサは、水位の上限を検知する上限センサと、水位の下限を検知する下限センサと、から成り、
前記制御部は、ドレンの水位が上限センサの高さ以上となった際、ドレンを排出する指示を前記電磁弁に送ると共に、ドレンの水位が該下位センサの高さ未満となった際、ドレンを滞留する指示を前記電磁弁に送ることを特徴とする請求項1に記載のドレントラップ。
【請求項3】
前記電磁弁は3ポートであり、
前記エアシリンダは、単動式であり、前記プッシュロッドの端部が前記ドレン排出口から離れる方向に付勢されるばねを持つことを特徴とする請求項1に記載のドレントラップ。
【請求項4】
前記電磁弁は4ポートであり、
前記エアシリンダは復動式であることを特徴とする請求項1に記載のドレントラップ。
【請求項5】
前記ドレン滞留部の空気を排出する排気口と、空気排出用電磁弁と、を持ち、
該空気排出用電磁弁を開放し、前記ドレン滞留部内の空気を、前記ドレン排出口に接続したドレン排出管内に排出することを特徴とする請求項1に記載のドレントラップ。
【請求項6】
前記ピストンロッド及び前記プッシュロッドの一部は、前記エアシリンダ内に水分が流入することを防止する水分流入防止ガイドで覆われ、
該水分流入防止ガイドと、前記ピストンロッド及び前記プッシュロッドとの間には、グリス溜りがあり、
前記ドレン滞留部内の空気を該グリス溜りに流入するためのエア流入チューブが設けられ、
該エア流入チューブは、該水分流入防止ガイドから上方に、上限センサよりも上まで伸びていることを特徴とする請求項2に記載のドレントラップ。
【請求項7】
前記制御部は、前記電磁弁に対して、一定時間ごとに、ドレンを排出する指示とドレンを滞留する指示とを行い、前記ドレン滞留部内の圧力を下げることを特徴とする請求項1に記載のドレントラップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドレントラップに関し、詳しくは、ストレーナ不要なドレントラップの技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、圧縮空気回路で発生するドレンを排出する装置としてドレントラップが用いられている。
ドレントラップからのドレンの排出量、排出タイミングを制御する方法として、電磁弁を用いる方法がある。
しかしながら、一般的な電磁弁は、制御する弁の大きさが限られ、オリフィスの径が4mm程度までの大きさに制限されてしまう場合が多い。径が小さいと、細かな異物で詰まりやすいし、詰まりを防止するためには、ドレントラップの上流にストレーナ等の異物を除く器具を配置する必要があった。
また、電磁弁のオリフィスの径を大きくしようとすると、電磁コイルが大きい大型の電磁弁を用いる必要があり、装置が大きくなってしまっていた。
そこで、電磁弁以外の方法でドレンの排出部の径を大きくする技術が求められていた。
【0003】
このような問題に対して、従来からも様々な技術が提案されている。例えば、ストレーナ等を設ける必要がないドレン排出弁接続構造(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、ドレン槽内のドレン排出口付近に排出口の内側をほぼ覆うようにスラッジ防護フェンスを設け、スラッジ防護フェンスは、平面がくの字状で高さはドレン排出口の上端高さよりも高い、多数の通孔を有する壁体と、固定のためのフランジ部とからなり、ドレン槽底部に堆積したスラッジ等の異物は手動ドレンバルブを開くことにより排出する技術である。
しかしながら、上記技術提案では、必要に応じて、手動的にバルブを開くことでドレンを排出しなければならず、上記問題点の解決には至っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-293306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、電磁弁による自動排出式のドレン排出装置において、ドレンの排出部の径が大きく、ストレーナが不要であるドレントラップを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、圧縮空気圧回路内のドレン水を排出するドレン排出装置において、ドレン流入口を持つドレン滞留部と、ドレン排出部と、ドレン滞留部の空気を取入れる空気取り入れ口と、から成り、該ドレン排出部は、ドレン排出口と、ドレン排出口に端部が圧接可能なプッシュロッドと、該プッシュロッドにピストンロッドが接続されたエアシリンダと、該空気取り入れ口からの空気を該エアシリンダへ送る電磁弁と、該電磁弁を制御する制御部と、から成り、該エアシリンダは、該プッシュロッドを軸方向に移動可能であり、該制御部は、ドレンを該ドレン滞留部に滞留させる際、該プッシュロッドの端部が該ドレン排出口に圧接するように、該プッシュロッドを移動させると共に、該ドレン滞留部からドレンを排出する際、該プッシュロッドの端部がドレン排出口から離隔するように、該プッシュロッドを移動させる手段を採る。
【0007】
また、本発明は、水位センサを備え、該水位センサは、水位の上限を検知する上限センサと、水位の下限を検知する下限センサと、から成り、前記制御部は、ドレンの水位が上限センサの高さ以上となった際、ドレンを排出する指示を前記電磁弁に送ると共に、ドレンの水位が該下位センサの高さ未満となった際、ドレンを滞留する指示を前記電磁弁に送る手段を採る。
【0008】
さらに、本発明は、前記電磁弁が3ポートであり、前記エアシリンダは、単動式であり、前記プッシュロッドの端部が前記ドレン排出口から離れる方向に付勢されるばねを持つ手段を採る。
【0009】
またさらに、本発明は、前記電磁弁が4ポートであり、前記エアシリンダは復動式である手段を採る。
【0010】
さらにまた、本発明は、前記ドレン滞留部の空気を排出する排気口と、空気排出用電磁弁と、を持ち、該空気排出用電磁弁を開放し、前記ドレン滞留部内の空気を、前記ドレン排出口に接続したドレン排出管内に排出する手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社フクハラ
ドレントラップ
4日前
株式会社フクハラ
CO2分離方法
18日前
個人
ホース保持具
2か月前
個人
トーションバー
2か月前
個人
差動歯車用歯形
2日前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社三協丸筒
枠体
3か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
4日前
カヤバ株式会社
ダンパ
4日前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
日東電工株式会社
断熱材
2か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
18日前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
日東精工株式会社
弾性鍔付きねじ
1か月前
太陽工業株式会社
金属板結合方法
2か月前
株式会社オンダ製作所
長尺体保護具
22日前
個人
機械式固定スタッドボルト装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
軸部材
10日前
前澤工業株式会社
弁箱
2日前
株式会社アイシン
シフト装置
25日前
株式会社テイエルブイ
圧力調整装置
2か月前
株式会社ブリヂストン
管継手
5日前
株式会社テイエルブイ
液体圧送装置
12日前
個人
ロープセット及びロープ
2か月前
川崎重工業株式会社
リリーフ弁
2か月前
株式会社オンダ製作所
バンド用ベース
1か月前
トヨタ自動車株式会社
固定方法
3か月前
ダイハツ工業株式会社
締結構造
11日前
未来工業株式会社
棒状体挟持具
3か月前
株式会社フジテクノ
流量制御弁
2か月前
続きを見る
他の特許を見る