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公開番号2025093358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023208949
出願日2023-12-12
発明の名称寝コリ改善剤及び睡眠促進剤
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 36/18 20060101AFI20250617BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本開示の目的は、寝コリの改善に有効な内服薬を提供することを目的とする。
【解決手段】治肩背拘急方及び/又はそのエキスを含む、寝コリ改善剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
治肩背拘急方及び／又はそのエキスを含む、寝コリ改善剤。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
首及び／又は肩の寝コリの改善のために使用される、請求項１に記載の寝コリ改善剤。
【請求項３】
治肩背拘急方及び／又はそのエキスを含む、睡眠促進剤。
【請求項４】
入眠までの時間の短縮及び／又は就寝中の中途覚醒回数の低減のために使用される、請求項３に記載の睡眠促進剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示の一実施形態は、寝コリ改善剤に関する。また、本開示の他の実施形態は、睡眠改善剤に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
寝コリとは、起床時に首、肩、背中又は腰に凝りや疼痛を感じる状態である。寝コリの改善には、就寝前のストレッチ、日中に受けるストレスの軽減、食生活の改善、睡眠時の姿勢の適正化等が有効であると考えられている。しかしながら、これらの対策を施しても、寝コリを改善できないこともあり、寝コリの改善に有効な内服薬の開発が望まれている。
【０００３】
従来、日中に生じるコリを改善できる内服薬としては、血行促進剤や消炎鎮痛剤等が知られているが（例えば、特許文献１及び２参照）、日中に生じるコリを改善できる内服薬が、寝コリに有効であることは知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２３－１９１４８号公報
国際公開第２０２０／１１６３８１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本開示の一実施形態では、寝コリの改善に有効な内服薬を提供することである。また、本開示の他の一実施形態では、睡眠促進に有効な内服薬を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、治肩背拘急方及びそのエキスを服用することにより寝コリを効果的に改善できることを見出した。更に、本発明者は、治肩背拘急方及びそのエキスを服用することにより、入眠までの時間の短縮、及び就寝中の中途覚醒回数の低減が図られ、睡眠を促進できることを見出した。本開示は、これらの知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【０００７】
即ち、本開示の一実施形態では、治肩背拘急方及びそのエキスの寝コリの改善用途に関し、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1-1. 治肩背拘急方及び／又はそのエキスを含む、寝コリ改善剤。
項1-2. 首及び／又は肩の寝コリの改善のために使用される、項1-1.に記載の寝コリ改善剤。
項1-3. 治肩背拘急方及び／又はそのエキスの有効量を、寝コリの改善が求められる者に投与する、寝コリの改善方法。
項1-4. 治肩背拘急方及び／又はそのエキスの、寝コリ改善剤の製造のための使用。
項1-5. 寝コリを改善するための処置に使用される、治肩背拘急方及び／又はそのエキス。
【０００８】
また、本開示の他の一実施形態では、治肩背拘急方及びそのエキスの睡眠促進用途に関し、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項2-1. 治肩背拘急方及び／又はそのエキスを含む、睡眠促進剤。
項2-2. 入眠までの時間の短縮及び／又は就寝中の中途覚醒回数の低減のために使用される、項1-1.に記載の睡眠促進剤。
項2-3. 治肩背拘急方及び／又はそのエキスの有効量を、睡眠促進が求められる者に投与する、睡眠促進方法。
項2-4. 治肩背拘急方及び／又はそのエキスの、睡眠促進剤の製造のための使用。
項2-5. 睡眠を促進するための処置に使用される、治肩背拘急方及び／又はそのエキス。
【発明の効果】
【０００９】
本開示の一実施形態によれば、寝コリを効果的に改善できる内服薬が提供される。また、本開示の他の一実施形態によれば、入眠までの時間の短縮、及び／又は就寝中の中途覚醒回数の低減を図ることにより睡眠を促進できる内服薬が提供される。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
治肩背拘急方エキス製剤の服用開始前、服用３日後、及び５日後の起床時の凝り症状のスコアを示す図である。
治肩背拘急方エキス製剤の服用開始前、服用３日後、及び５日後の起床時の疼痛症状のスコアを示す図である。
治肩背拘急方エキス製剤の服用５日後に、起床時と日中のコリ及び疼痛の改善効果を比較した結果を示す図である。
治肩背拘急方エキス製剤の服用開始前、服用３日後、及び５日後の入眠までの時間、及び就寝中の中途覚醒の回数を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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