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公開番号2025093505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209195
出願日2023-12-12
発明の名称配送ルート計画方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06Q 50/40 20240101AFI20250617BHJP(計算;計数)
要約【課題】電動車両における発熱による負荷を低減し、好適な配送ルートで電動車両が配送することができる配送ルート計画方法を提供する。
【解決手段】配送ルート計画方法は、電動車両10の積載量および配送ルートにおける標高に基づき、電動車両10に搭載された当該電動車両10の駆動に用いる電気設備(バッテリ11,INV13a,MG13b)の発熱量を推定するステップ(S6,S14,S20)と、推定された発熱量に基づき算出される温度が予め定められた負荷率制限温度未満となるように配送ルートを決定するステップ(S11,S17,S23,S26,S30,S32等)とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
電動車両を利用した荷物の配送の配送ルートを計画する配送ルート計画方法であって、
前記電動車両の積載量および前記配送ルートにおける標高に基づき、前記電動車両に搭載された当該電動車両の駆動に用いる電気設備の発熱量を推定するステップと、
推定された前記発熱量に基づき算出される指標値が予め定められた基準値未満となるように前記配送ルートを決定するステップとを備える、配送ルート計画方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、配送ルート計画方法に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
国際公開第２０２０／０９０２５２号（特許文献１）には、荷物を配送する電動車両の車両情報および電動車両に搭載された二次電池のＳＯＣ（State Of Charge）に基づき電量車両の走行可能距離を算出し、荷物の配達先情報および走行可能距離を用いて荷物の配送計画を生成する配送計画生成方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０２０／０９０２５２号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような電動車両を用いて配送計画を立てる際、たとえば、配送ルート上に勾配の大きい坂道が続くような場合、電動車両の駆動に用いるバッテリ等の電気設備の発熱による熱負荷が高くなる虞がある。このように熱による負荷率が上昇すると、熱負荷を低減するために電動車両の駆動力を低下させる制御が行われ、その結果、配送ルートを走行しきれないケースも生じ得る。
【０００５】
しかしながら、特許文献１に開示された配送計画生成方法には、上述のような電動車両における発熱による負荷を考慮した配送ルートの計画方法については検討されていない。
【０００６】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、電動車両における発熱による負荷を低減し、好適な配送ルートで電動車両が配送することができる配送ルート計画方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の配送ルート計画方法は、電動車両を利用した荷物の配送の配送ルートを計画する方法である。配送ルート計画方法は、電動車両の積載量および配送ルートにおける標高に基づき、電動車両に搭載された当該電動車両の駆動に用いる電気設備の発熱量を推定するステップと、推定された発熱量に基づき算出される指標値が予め定められた基準値未満となるように配送ルートを決定するステップとを備える。このような構成によれば、電動車両の積載量および配送ルートにおける標高に基づき推定される電気設備の発熱量を用いて、電気設備の発熱による負荷の影響が小さい配送ルートを決定することができる。これにより、電動車両における発熱による負荷を低減し、好適な配送ルートで電動車両が配送することができる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、電動車両における発熱による負荷を低減し、好適な配送ルートで電動車両が配送することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
配送ルート計画システムの全体構成を概略的に示す図である。
配送ルートの計画方法の概略を説明するための図である。
配送ルート計画システムが実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
（【００１１】以降は省略されています）

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