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公開番号2025093514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209213
出願日2023-12-12
発明の名称熱板溶着装置と熱板溶着方法
出願人小林工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 65/20 20060101AFI20250617BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】加熱時の輻射熱の放出を遮断して、熱溶着に要する消費電力の低減を図ることが可能な熱板溶着装置と熱板溶着方法を提供すること。
【解決手段】被加熱対象物を加熱する熱板と、上記熱板において上記加熱対象物を加熱する部位以外を覆うように設置され輻射熱を上記加熱板側に反射させる反射体と、を具備したものである。又、被加熱対象物を熱板による加熱して溶着する熱板溶着方法おいて、上記熱板の上記加熱対象物を加熱する部位以外から放出される輻射熱を遮断するようにしたものである。それによって、熱板からの輻射熱を遮断して、熱板溶着に要する消費電力の低減を図ることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被加熱対象物を加熱する熱板と、
上記熱板において上記被加熱対象物を加熱する部位以外を覆うように設置され輻射熱を上記加熱板側に反射させる反射体と、
を具備したことを特徴とする熱板溶着装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1記載の熱板溶着装置において、
上記反射体には光沢面があり該光沢面を上記熱板側に向けて設置されていることを特徴とする熱板溶着装置。
【請求項3】
請求項1記載の熱板溶着装置において、
上記反射体の上記熱板側の面は鏡面加工が施されていることを特徴とする熱板溶着装置。
【請求項4】
請求項1記載の熱板溶着装置において、
上記反射体と上記熱板との間には隙間が設けられていることを特徴とする熱板溶着装置。
【請求項5】
請求項1記載の熱板溶着装置において、
上記反射体の外側に断熱材が設けられていることを特徴とする熱板溶着装置。
【請求項6】
被加熱対象物を熱板による加熱して溶着する熱板溶着方法おいて、
上記熱板の上記加熱対象物を加熱する部位以外から放出される輻射熱を遮断するようにしたことを特徴とする熱板溶着方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱板溶着装置と熱板溶着方法に係り、特に、熱板からの輻射熱を遮断して、熱板溶着に要する消費電力の低減を図ることができるように工夫したものに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来の熱板溶着装置の構成を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。この特許文献1に記載された熱可塑性樹脂複合部材の製造方法と製造装置は概略次のような構成になっている。まず、熱可塑性樹脂複合材WD、WEがあり、これら熱可塑性樹脂複合材WDと熱可塑性樹脂複合材WEの間に熱板4Aを配置する。上記熱板4Aによって熱可塑性樹脂複合材WDと熱可塑性樹脂複合材WEを加熱し、次いで、熱板4Aを退避させて熱可塑性樹脂複合材WDと熱可塑性樹脂複合材WEを密着させて溶着する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-100836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の構成によると次のような問題があった。すなわち、熱板から加熱に寄与しない大量の熱が輻射熱として外部に放出されてしまい、その結果、熱溶着に要する消費電力が増大してしまうという問題があった。
【0005】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、加熱時の輻射熱の放出を遮断して、熱溶着に要する消費電力の低減を図ることが可能な熱板溶着装置と熱板溶着方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による熱板溶着装置は、被加熱対象物を加熱する熱板と、上記熱板において上記加熱対象物を加熱する部位以外を覆うように設置され輻射熱を上記加熱板側に反射させる反射体と、を具備したことを特徴とするである。
又、請求項2による熱板溶着装置は、請求項1記載の熱板溶着装置において、 上記反射体には光沢面があり該光沢面を上記熱板側に向けて設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による熱板溶着装置は、請求項1記載の熱板溶着装置において、 上記反射体の上記熱板側の面は鏡面加工が施されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による熱板溶着装置は、請求項1記載の熱板溶着装置において、 上記反射体と上記熱板との間には隙間が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項5による熱板溶着装置は、請求項1記載の熱板溶着装置において、 上記反射体の外側に断熱材が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6による熱板溶着方法は、被加熱対象物を熱板による加熱して溶着する熱板溶着方法おいて、上記熱板の上記加熱対象物を加熱する部位以外から放出される輻射熱を遮断するようにしたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
以上述べたように本願発明の請求項1による熱板溶着装置によると、被加熱対象物を加熱する熱板と、上記熱板において上記加熱対象物を加熱する部位以外を覆うように設置され輻射熱を上記加熱板側に反射させる反射体と、を具備した構成になっているので、熱板からの輻射熱を遮断して、熱板溶着に要する消費電力の低減を図ることができる。
又、請求項2による熱板溶着装置によると、請求項1記載の熱板溶着装置において、上記反射体には光沢面があり該光沢面を上記熱板側に向けて設置されているので、上記効果をより高めることができる。
又、請求項3による熱板溶着装置によると、請求項1記載の熱板溶着装置において、上記反射体の上記熱板側の面は鏡面加工が施されているので、上記効果をより高めることができる。
又、請求項4による熱板溶着装置によると、請求項1記載の熱板溶着装置において、上記反射体と上記熱板との間には隙間が設けられているので、断熱効果をも発揮することができる。
又、請求項5による熱板溶着装置によると、請求項1記載の熱板溶着装置において、上記反射体の外側に断熱材が設けられているので、断熱効果をも発揮することができる。
又、請求項6による熱板溶着方法によると、被加熱対象物を熱板による加熱して溶着する熱板溶着方法おいて、上記熱板の上記加熱対象物を加熱する部位以外から放出される輻射熱を遮断するようにしたものであり、熱板からの輻射熱を遮断して、熱板溶着に要する消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態を示す図で、熱板溶着装置の構成を示す斜視図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱板溶着装置の正面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱板溶着装置の構成を示す分解斜視図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱板溶着装置の分解正面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱溶着装置による熱溶着を工程順に示す図で、熱溶着開始前の状態を示す正面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱溶着装置による熱溶着を工程順に示す図で、熱板を上型と下型の間に出現させた状態を示す正面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱溶着装置による熱溶着を工程順に示す図で、上型と下型を熱板に当接するまで移動させた状態を示す正面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱溶着装置による熱溶着を工程順に示す図で、上型と下型を熱板から離間させるように移動させた状態を示す正面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱溶着装置による熱溶着を工程順に示す図で、熱板を上型と下型の間から退避させた状態を示す正面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱溶着装置による熱溶着を工程順に示す図で、上型と下型を相互に接近させて製品セット同士を当接させた状態を示す正面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱溶着装置による熱溶着を工程順に示す図で、上型と下型を相互に離間させ他状態を示す正面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、熱溶着装置による熱溶着を工程順に示す図で、下型から製品を取り出す様子を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1乃至図12を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。まず、図1乃至図4を参照して、本実施の形態による熱板1の構成を説明する。
上記熱板1は熱型3を備えていて、この熱型3の上下には上型ヒーターブロック5、下型ヒーターブロック7が設置されている。上記上型ヒーターブロック5にはカートリッジヒーター9が内装されていて、上記下型ヒーターブロック7にもカートリッジヒーター11が内装されている。
【0010】
上記上型ヒーターブロック5の上面には製品セット部13が設けられている。上記下型ヒーターブロック7の下面にも製品セット部15が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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