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公開番号
2025094939
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2024218319
出願日
2024-12-13
発明の名称
組成物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D21H
21/16 20060101AFI20250618BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】基材に撥液性を付与することができる新規な組成物の提供。
【解決手段】疎水性化合物(A1)及び前記疎水性化合物(A1)とは異なる疎水性化合物(A2)からなる疎水性化合物(A)を含む組成物であって、前記疎水性化合物(A)のショアA硬度[PEAK]が、前記疎水性化合物(A1)のショアA硬度[PEAK]に対して、10以上100以下小さい、組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
疎水性化合物(A1)及び前記疎水性化合物(A1)とは異なる疎水性化合物(A2)からなる疎水性化合物(A)を含む組成物であって、
前記疎水性化合物(A)のショアA硬度[PEAK]が、前記疎水性化合物(A1)のショアA硬度[PEAK]に対して、10以上100以下小さい、組成物。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
水分散組成物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
撥剤である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記疎水性化合物(A1)のヘキサデカン接触角が30°以上である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項5】
前記疎水性化合物(A)のショアA硬度[PEAK]が、4.0以上70以下である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項6】
前記疎水性化合物(A1)及び前記疎水性化合物(A2)が、それぞれ独立して、炭素数6以上40以下の炭化水素基を有する化合物である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項7】
前記疎水性化合物(A1)及び前記疎水性化合物(A2)が、それぞれ独立して、アミン修飾体、ポリオール修飾体、ポリカルボン酸修飾体、及びその他の液状又は固形油からなる群から選択される化合物である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項8】
前記疎水性化合物(A1)がアミド構造を有し、
前記疎水性化合物(A2)がアミド構造を有しない、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項9】
前記疎水性化合物(A1)が、アミン修飾体、ポリオール修飾体、ポリカルボン酸修飾体、パラフィンワックス、及びマイクロクリスタリンワックスからなる群から選択される化合物であり;
前記アミン修飾体が、
アミン骨格、及び
下記式:
-Y
N
-Z
N
n
[式中、
Y
N
は、Y
N1
及びY
N2
からなる群から選択される一以上から構成される1+n価の基であり、
Y
N1
は、直接結合、-O-、-C(=O)-、-C(=NR’)-、-C(=S)-、-S-、-S(=O)
2
-、-NR’-、-C(OR’)R’-、-C(OR’)(-)
2
、及び-N(-)
2
(式中、R’は、各出現において独立して、水素原子又は炭素数1~30の炭化水素基である。)からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Y
N2
は、置換基を有してもよい2~4価の炭素数1~40の脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい2~4価の炭化水素芳香環、及び置換基を有してもよい2~4価のヘテロ環からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Z
N
は、置換基を有してもよい一価の炭素数1以上40以下の炭化水素基又は一価のポリシロキサン基であり、
nは、1以上3以下の整数である。]
で表される基を一以上有し、
少なくとも一の-Y
N
-Z
N
n
が、前記アミン骨格の有する窒素原子に結合している、化合物であり;
前記ポリオール修飾体が、ポリオールの一以上のヒドロキシ基を下記式:
-Y
O
-Z
O
n
[式中、
Y
O
は、Y
O1
及びY
O2
からなる群から選択される一以上から構成される1+n価の基であり、
Y
O1
は、直接結合、-O-、-C(=O)-、-C(=NR’)-、-C(=S)-、-S-、-S(=O)
2
-、-NR’-、-C(OR’)R’-、-C(OR’)(-)
2
、及び-N(-)
2
(式中、R’は、各出現において独立して、水素原子又は炭素数1~30の炭化水素基である。)からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Y
O2
は、置換基を有してもよい2~4価の炭素数1~40の脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい2~4価の炭化水素芳香環、及び置換基を有してもよい2~4価のヘテロ環からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Z
O
は、置換基を有してもよい一価の炭素数1以上40以下の炭化水素基又は一価のポリシロキサン基であり、
nは、1以上3以下の整数である。]
で表される基により置換した化合物であり;
前記ポリカルボン酸修飾体が、ポリカルボン酸の一以上のカルボキシル基のヒドロキシ基を下記式:
-Y
C
-Z
C
n
【請求項10】
前記疎水性化合物(A2)が炭素数3以上の炭化水素基を有し、
前記疎水性化合物(A2)の融点が40℃以下であり、請求項1又は2に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は組成物、特に基材に撥液性を付与できる組成物に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は嵩高性やサイズ性等の紙質向上と作業性を改善できる粉末状抄紙用組成物を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-60921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は疎水性化合物を複数組み合わせて用いることについて記載も示唆もしていない。また、特許文献1は基材への撥液性の付与について検討されていない。
【0005】
本開示は、基材に撥液性を付与することができる新規な組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は以下の態様を含む:
[項1]
疎水性化合物(A1)及び前記疎水性化合物(A1)とは異なる疎水性化合物(A2)からなる疎水性化合物(A)を含む組成物であって、
前記疎水性化合物(A)のショアA硬度[PEAK]が、前記疎水性化合物(A1)のショアA硬度[PEAK]に対して、10以上100以下小さい、組成物。
[項2]
水分散組成物である、項1に記載の組成物。
[項3]
撥剤である、項1又は2に記載の組成物。
[項4]
前記疎水性化合物(A1)のヘキサデカン接触角が30°以上である、項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
[項5]
前記疎水性化合物(A)のショアA硬度[PEAK]が、4.0以上70以下である、項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
[項6]
前記疎水性化合物(A1)及び前記疎水性化合物(A2)が、それぞれ独立して、炭素数6以上40以下の炭化水素基を有する化合物である、項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
[項7]
前記疎水性化合物(A1)及び前記疎水性化合物(A2)が、それぞれ独立して、アミン修飾体、ポリオール修飾体、ポリカルボン酸修飾体、及びその他の液状又は固形油からなる群から選択される化合物である、項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
[項8]
前記疎水性化合物(A1)がアミド構造を有し、
前記疎水性化合物(A2)がアミド構造を有しない、項1~7のいずれか一項に記載の組成物。
[項9]
前記疎水性化合物(A1)が、アミン修飾体、ポリオール修飾体、ポリカルボン酸修飾体、パラフィンワックス、及びマイクロクリスタリンワックスからなる群から選択される化合物であり;
前記アミン修飾体が、
アミン骨格、及び
下記式:
-Y
N
-Z
N
n
[式中、
Y
N
は、Y
N1
及びY
N2
からなる群から選択される一以上から構成される1+n価の基であり、
Y
N1
は、直接結合、-O-、-C(=O)-、-C(=NR’)-、-C(=S)-、-S-、-S(=O)
2
-、-NR’-、-C(OR’)R’-、-C(OR’)(-)
2
、及び-N(-)
2
(式中、R’は、各出現において独立して、水素原子又は炭素数1~30の炭化水素基である。)からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Y
N2
は、置換基を有してもよい2~4価の炭素数1~40の脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい2~4価の炭化水素芳香環、及び置換基を有してもよい2~4価のヘテロ環からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Z
N
は、置換基を有してもよい一価の炭素数1以上40以下の炭化水素基又は一価のポリシロキサン基であり、
nは、1以上3以下の整数である。]
で表される基を一以上有し、
少なくとも一の-Y
N
-Z
N
n
が、前記アミン骨格の有する窒素原子に結合している、化合物であり;
前記ポリオール修飾体が、ポリオールの一以上のヒドロキシ基を下記式:
-Y
O
-Z
O
n
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、基材に撥液性を良好に付与することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<用語の定義>
本明細書において用いられる場合、「n価の基」とは、n個の結合手を有する基、すなわちn個の結合を形成する基を意味する。また、「n価の有機基」とは、炭素を含有するn価の基を意味する。かかる有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖において、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ、ハロゲン等を有している基を意味する。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分枝鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、明示的に記載した場合、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0010】
本明細書において、「各出現において独立して」、「互いにそれぞれ独立して」、「それぞれ独立して」又はこれと同様の表現が明示的に記載されているか否かに関わらず、例外である旨の記載がある場合を除き、化学構造中に複数出現し得る用語(記号)が定義される場合、出現毎に独立して当該定義が適用される。
(【0011】以降は省略されています)
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