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公開番号
2025023681
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023128023
出願日
2023-08-04
発明の名称
包装用紙
出願人
三菱製紙株式会社
代理人
主分類
D21H
19/40 20060101AFI20250207BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】本発明の目的は、グラビア印刷に対する印刷適性において印刷仕上がり感が従来以上であり、及びミスドットが従来よりも改善した包装用紙を提供することである。
【解決手段】課題は、クラフトパルプを含有するクラフト紙と、前記クラフト紙の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有し、前記塗工層においてクラフト紙を基準として最外に位置する最外塗工層がカオリン、中空型白色有機顔料、バインダー及びアセチレングリコール系界面活性剤を少なくとも含有する包装用紙によって解決される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
クラフトパルプを含有するクラフト紙と、前記クラフト紙の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有し、前記塗工層においてクラフト紙を基準として最外に位置する最外塗工層がカオリン、中空型白色有機顔料、バインダー及びアセチレングリコール系界面活性剤を少なくとも含有する包装用紙。
続きを表示(約 51 文字)
【請求項2】
前記最外塗工層が、更に高級脂肪酸塩を含有する請求項1に記載の包装用紙。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラフト紙の少なくとも片面に対して塗工層を有する、グラビア印刷に対する印刷適性を有する包装用紙に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
市場に存在する包装用紙の一種にクラフト紙がある。クラフト紙は、クラフト法により製造されたクラフトパルプを原料にした紙である。クラフト紙には、通常色が茶色である未晒クラフト紙とクラフトパルプが晒工程を経た晒クラフト紙とがある。さらに、クラフト紙には、片面をプレスして艶を出した片艶クラフト紙がある。クラフト紙において、例えば、印刷適性を向上した晒クラフト紙が公知である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-100623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
包装シート、包装袋及び包装容器並びに手提げ袋などの包装材料分野において脱プラスチック化が叫ばれるようになり、結果、ポリプロピレンなどの樹脂を使用した包装材料を、紙を使用した包装材料、すなわち包装用紙に置き換える取り組みがある。
包装用紙は、従来、紙の強度の観点からクラフト紙が選ばれる。一方、従来、クラフト紙に多色印刷することは稀である。この理由は、紙の強度の観点から選ばれる従来のクラフト紙が印刷適性に課題を有するからである。包装材料への印刷は、通常グラビア印刷であるところ、クラフト紙は、グラビア印刷に対する印刷適性で2種の課題を有する。前記課題の一つは、ポリプロピレンなどの樹脂を使用した包装材料に比べて、クラフト紙が、色濃度、色の彩度及び色の鮮やかさなどの観点で印刷仕上がり感について低下することである。印刷仕上がり感の低下は、ポリプロピレンなどの樹脂を使用した包装材料を、クラフト紙に置き換える際の障壁となる。前記課題の残る一つは、色の階調をインキのドットパターンで形成するグラビア印刷で特有に発生するミスドット(網点の欠落)である。ミスドットは、印刷画像の欠損につながる。
【0005】
本発明の目的は、クラフト紙を基材とする包装用紙であって、グラビア印刷に対する印刷適性で上記2つの課題、すなわち、印刷仕上がり感が従来以上であり、及びミスドットが従来よりも改善した包装用紙を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは鋭意研究を行った結果、本発明に係る包装用紙を発明するに至った。本発明の目的は以下により達成される。
【0007】
[1]クラフトパルプを含有するクラフト紙と、前記クラフト紙の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有し、前記塗工層においてクラフト紙を基準として最外に位置する最外塗工層がカオリン、中空型白色有機顔料、バインダー及びアセチレングリコール系界面活性剤を少なくとも含有する包装用紙。
【0008】
いくつかの実施態様において、本発明に係る包装用紙は以下である。
[2]前記最外塗工層が、高級脂肪酸塩を更に含有する上記[1]に記載の包装用紙。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、クラフト紙を基材とする包装用紙であって、グラビア印刷に対する印刷適性で印刷仕上がり感が従来以上であり、及びミスドットが従来よりも改善した包装用紙を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の包装用紙は、クラフトパルプを含有するクラフト紙と、前記クラフト紙の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有する。前記塗工層において、クラフト紙を基準として最外に位置する層を最外塗工層という。前記塗工層が1層の場合は、当該層が最外塗工層となる。
上記塗工層が2層以上の場合、クラフト紙と最外塗工層との間に位置する塗工層は、本発明の効果を阻害しない限りにおいて特に限定しない。クラフト紙と最外塗工層との間に位置する塗工層は、例えば、塗工紙分野で従来公知の白色顔料及びバインダーを含有する塗工層などを挙げることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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